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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/05/27 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
博物館実習Ⅰ (資格)/Practice 1 in Museology
授業コード
/Class Code
G001781001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
資格用科目/
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年/FULL-YEAR
曜日・時限
/Day, Period
土3(前期),土4(前期),土3(後期),土4(後期)/SAT3(SPR.),SAT4(SPR.),SAT3(AUT.),SAT4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
川上 靖/KAWAKAMI YASUSHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
川上 靖/KAWAKAMI YASUSHI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
授業は対面による講義と実習で行います。
授業の目的
/Class Purpose
 博物館における学芸員の実務、具体的には資料の取り扱い、教育活動や展示の企画・実施などの実践的な技能を培うことを目的とします。
 本科目は、博物館学芸員資格を取得するための必修科目です。
 本科目では、全学(学部)DPに示す、専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につけることと、獲得した知識や技能を活用し、国内外において、価値観や意見の異なるさまざまな人と議論し、学びを深め、協働して、社会に役立てることができることを目指しています。
 なお、講義者は博物館に25年間勤務した実務経験のある教員です。博物館現場の実態を踏まえながら、実践的な能力の育成をめざします。
到 達 目 標
/Class Objectives
1. 多様な資料の特性を捉え、資料の調査や梱包などができる。
2. 学芸員の基礎的技術を習得し、相互協力のもと教育活動や展示を企画・実施することができる。
授業のキーワード
/Keywords
実習、調査研究、教育活動、展示
授業の進め方
/Method of Instruction
博物館の実務に関わる講義と実習を行います。館種の異なる博物館等から外部講師を招聘し、学習の幅を広めます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
 本科目は3年次に修得しておかないと4年次の「博物館実習Ⅱ」を受講できません。
 外部講師の講義は、各講師1日のみとなるので、特に注意してください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
1. これまでに履修した博物館概論、博物館資料論、博物館展示論、博物館教育論などを復習しておいてください。(1週あたり1~2時間程度)
2. 事後学習として講義内容の重要な点を整理してください。(1時間程度)
3. 外部講師が所属する博物館等のホームページを、各授業日までに閲覧しておいてください。(各1時間程度)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
1. ワークシートを提出してもらいます。書き方などは授業内で説明します。ワークシートについては、解説とコメントを授業内で行います。提出期限を守るようにしてください。
2. 外部講師の講義については、各講師からの指示に従ってください。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
 外部講師の評価(30%)、ワークシート(30%)、実習(成果物、発表内容、態度)の評価(40%)の割合で総合的に評価します。規定出席回数に満たない者は評価対象外とします。10分以上の遅刻2回は欠席1回とします。
 ワークシートはアイデア(企画力)・実用性の2項目、実習は積極性・アイデア(企画力)・正確性の3項目について数値化して評価します。
テキスト
/Required Texts
テキストは使用しません。その都度、資料等を配布します。
参考図書
/Reference Books
全国大学博物館学講座協議会西日本部会編『博物館実習マニュアル』(芙蓉書房出版) ISBN: 978-4829503140
※その他、授業の中で紹介します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 博物館実習とは何か/博物館資料のデジタル・アーカイブ 授業日:4月12日(土)3・4限
本講義のオリエンテーションと博物館実習の目的を学び、博物館資料のデジタル・アーカイブ化の実習を行います。
2 第2回 自然史標本収集の意義と価値 授業日:4月19日(土)3・4限
外部講師:高野温子(兵庫県立人と自然の博物館・兵庫県立大学)
自然史標本の収集活動、標本の研究や展示等への利用について学びます。
3 第3回 神戸の文化財と神戸市埋蔵文化財センターの役割 授業日:5月24日(土)3・4限
外部講師:阿部功(神戸市埋蔵文化財センター)
神戸の文化財と神戸市埋蔵文化財センターの役割について学びます。
4 第4回 文学館とは何か―その特性と可能性 授業日:5月31日(土)3・4限
外部講師:甲斐史子(姫路文学館)
文学館の現状を把握し、その課題と可能性について考えるとともに、書籍や原稿、書簡等の文学資料の整理や分析、著作権処理等の実務について学びます。
5 第5回 考古資料の文化財科学的な調査と保存方法 授業日:6月7日(土)3・4限
外部講師:中村大介(神戸市埋蔵文化財センター)
考古資料の文化財科学的な調査と保存方法について学びます。
6 第6回 古美術品の保存、取り扱いと展示方法 授業日:6月21日(土)3・4限
外部講師:海原靖子(白鶴美術館)
古美術品の保存、取り扱いと展示方法について学びます。
7 第7回 ワークシートの作成① 授業日:6月28日(土)3・4限
展示ワークシート(クイズラリー)の作成のため博物館等を調査し、企画と作成を行います。
8 第8回 ワークシートの作成② 授業日:7月5日(土)3・4限
展示ワークシート(クイズラリー)の企画と作成、ならびに発表と講評を行います。
9 第9回 総合的有害生物管理(IPM)の実際 授業日:9月27日(土)3・4限
総合的有害生物管理の実習として、粘着トラップによる害虫モニタリングを実施します。
10 第10回 展示実習① 授業日:10月4日(土)3・4限
展示の企画立案から展示レイアウトまで実習します。
11 第11回 展示実習② 授業日:10月11日(土)3・4限
展示する資料の収集、展示物の製作等を行います。展示物は解説パネルやキャプションのほか、映像や音声なども製作していく予定です。
12 第12回 展示実習③ 授業日:10月18日(土)3・4限
展示物の製作、および展示準備を行います。
13 第13回 展示実習④ 授業日:10月25日(土)3・4限
展示物の製作、および展示準備を行います。
4年次生を対象に行われる「博物館実習Ⅱ」の実習報告会に参加し、次年度の準備を行います。
14 第14回 展示実習⑤ 授業日:11月8日(土)3・4限
有瀬図書館(予定)を会場に、資料の搬入から展示作業まで行い、企画展示を開催します。
15 第15回 博物館実習のまとめ 授業日:11月29日(土)3・4限
企画展示の撤収作業を行い、博物館実習を振り返り、総まとめを行います。
16 第16回 「博物館実習Ⅱ」実習報告会参加 授業日: ※別途、連絡します。
4年次生を対象に行われる「博物館実習Ⅱ」の実習報告会に参加し、次年度の準備を行います。
17 第17回 博物館見学会(学外研修) 授業日: ※別途、連絡します。
2班(分野)に分かれ、学外の博物館へ出向き、展示手法や来館者サービス等について学びます。

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