科目一覧へ戻る | 2025/02/14 現在 |
開講科目名 /Class |
博物館実習Ⅰ (資格)/Practice 1 in Museology |
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授業コード /Class Code |
G001781001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
資格用科目/ |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年/FULL-YEAR |
曜日・時限 /Day, Period |
土3(前期),土4(前期),土3(後期),土4(後期)/SAT3(SPR.),SAT4(SPR.),SAT3(AUT.),SAT4(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
川上 靖/KAWAKAMI YASUSHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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川上 靖/KAWAKAMI YASUSHI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
授業は対面による講義と実習で行います。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
博物館における学芸員の実務、具体的には資料の取り扱い、教育活動や展示の企画・実施などの実践的な技能を培うことを目的とします。 本科目は、博物館学芸員資格を取得するための必修科目です。 本科目では、全学(学部)DPに示す、専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につけることと、獲得した知識や技能を活用し、国内外において、価値観や意見の異なるさまざまな人と議論し、学びを深め、協働して、社会に役立てることができることを目指しています。 なお、講義者は博物館に25年間勤務した実務経験のある教員です。博物館現場の実態を踏まえながら、実践的な能力の育成をめざします。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 多様な資料の特性を捉え、資料の調査や梱包などができるようになる。 2. 学芸員の基礎的技術を習得し、相互協力のもと教育活動や展示を企画・実施することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
実習、調査研究、教育活動、展示 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
博物館の実務に関わる講義と実習を行います。館種の異なる博物館等から外部講師を招聘し、学習の幅を広めます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
本科目は3年次に修得しておかないと4年次の「博物館実習Ⅱ」を受講できません。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
1. これまでに履修した博物館概論、博物館資料論、博物館展示論、博物館教育論などを復習しておいてください。(1週あたり1~2時間程度) 2. 事後学習として講義内容の重要な点を整理してください。(1時間程度) 3. 外部講師が所属する博物館等のホームページを、各授業日までに閲覧しておいてください。(各1時間程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
1. 課題レポートを行います。レポートの書き方などは授業内で説明します。レポートの提出期限を守るようにしてください。 2. 外部講師の講義については、各講師からの指示に従ってください。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
外部講師の評価(30%)、レポート(30%)、実習(成果物、発表内容、態度)の評価(40%)の割合で総合的に評価します。規定出席回数に満たない者は評価対象外とします。 |
テキスト /Required Texts |
テキストは使用しません。その都度、資料等を配布します。 |
参考図書 /Reference Books |
全国大学博物館学講座協議会西日本部会編『博物館実習マニュアル』(芙蓉書房出版) ISBN: 978-4829503140 ※その他、授業の中で紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 博物館実習とは何か/博物館資料の取り扱い | 授業日:4月12日(土)3・4限 本講義のオリエンテーションと博物館実習の目的を学び、各分野(自然史、歴史、民俗、美術等)の資料の取り扱いの実習を行います。 |
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2 | 第2回 | 自然史標本収集の意義と価値 | 授業日:4月19日(土)3・4限 外部講師:高野温子(兵庫県立人と自然の博物館・兵庫県立大学) 自然史標本の収集活動、標本の研究や展示等への利用について学びます。 |
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3 | 第3回 | (調整中) | 授業日:5月31日(土)3・4限 外部講師:甲斐史子(姫路文学館) (調整中) |
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4 | 第4回 | 古美術品の保存、取り扱いと展示方法 | 授業日:6月14日(土)3・4限 外部講師:海原靖子(白鶴美術館) 古美術品の保存、取り扱いと展示方法について学びます。 |
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5 | 第5回 | 考古資料の文化財科学的な調査と保存方法 | 授業日:(調整中)3・4限 外部講師:中村大介(神戸市埋蔵文化財センター) 考古資料の文化財科学的な調査と保存方法について学びます。 |
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6 | 第6回 | 神戸の文化財と神戸市埋蔵文化財センターの役割 | 授業日:(調整中)3・4限 外部講師:阿部功(神戸市埋蔵文化財センター) 神戸の文化財と神戸市埋蔵文化財センターの役割について学びます。 |
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7 | 第7回 | 博物館資料のデジタル・アーカイブ/総合的有害生物管理(IPM)① | 授業日:6月21日(土)3・4限 博物館資料のデジタル・アーカイブ化の実習と、総合的有害生物管理の実習として、害虫モニタリング計画と粘着トラップの設置を実施します。 |
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8 | 第8回 | 総合的有害生物管理(IPM)②/ワークシート作成① | 授業日:6月28日(土)3・4限 粘着トラップを回収し、害虫の分析を行い、低温処理等について学びます。教育活動の実習として、展示ワークシート作成のため学外の博物館等を調査します(予定:明石市立文化博物館)。 |
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9 | 第9回 | ワークシート作成② | 授業日:9月20日(土)3・4限 展示ワークシート(クイズラリー)の企画と作成、ならびに発表と講評を行います。 |
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10 | 第10回 | 展示実習① | 授業日:9月27日(土)3・4限 展示の企画立案から展示レイアウトまで実習します。 |
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11 | 第11回 | 展示実習② | 授業日:10月4日(土)3・4限 展示する資料の収集、展示物の製作等を行います。展示物は解説パネルやキャプションのほか、動画映像、音声ガイドなども製作していく予定です。 |
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12 | 第12回 | 展示実習③ | #REF! | |
13 | 第13回 | 「博物館実習Ⅱ」実習報告会参加 | 授業日:10月11日(土)3・4限 展示物の製作、および展示準備を行います。 |
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14 | 第14回 | 展示実習④ | 授業日:11月29日(土)3・4限 有瀬図書館(予定)を会場に、資料の搬入から展示作業まで行い、企画展示を開催します。 |
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15 | 第15回 | 博物館実習のまとめ | 授業日:12月20日(土)3・4限 企画展示の撤収作業を行い、博物館実習を振り返り、総まとめを行います。 |