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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
教職実践演習(中・高教諭) (資格)/Final Seminar on Secondary Schools Teacher Preparation
授業コード
/Class Code
G001601002
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
資格用科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火2(後期)/TUE2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
中村 健史/NAKAMURA TAKESHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中村 健史/NAKAMURA TAKESHI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面、演習
授業の目的
/Class Purpose
この科目は教職課程の教科(国語)に関する科目です。この授業は各種の教職課程科目およびそのほかの活動を通じて、教職を目指す受講生が、身につけた資質能力を有機的に統合し、形成することができたかを確認するためのものです。受講生はこの科目の履修を通じて、将来教員となるうえで自分にとって何が課題であるか自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着をはかることが期待されます。
この科目は、全学ディプロマポリシーのうち3、5の獲得を目指して実施される。
授業の目的は以下の通りである。
 (1)教員としての使命感・責任感・教育的愛情に基づき、自己の職責を果たそうとする姿勢を身につける。
 (2)適切な社会性や対人関係能力に基づき、教員として生徒・同僚・保護者と良好な人間関係を築けるようになる。
 (3)個々の生徒の状況に応じて抱える問題を理解し、適切な指導を行えるようになる。
 (4)生徒とのあいだに信頼関係を築き、学級集団を把握して学級経営を行えるようになる。
 (5)学習指導の基本的事項を身につけ、生徒の反応や学習の定着状況に応じて必要な工夫を行える。
この科目は、実務経験(高等学校を中心とする国語科教員)のある教員が担当する。必要に応じて、教育現場での実例や知見にも触れつつ授業を進めてゆく。
到 達 目 標
/Class Objectives
(1)教員としての使命感・責任感・教育的愛情に基づき、自己の職責を果たそうとする姿勢が身についている。
(2)適切な社会性や対人関係能力に基づき、教員として生徒・同僚・保護者と良好な人間関係を築くことができるようになる。
(3)個々の生徒の状況に応じて抱える問題を理解し、適切な指導を行うことができるようになる。
(4)生徒とのあいだに信頼関係を築き、学級集団を把握して学級経営を行うことができるようになる。
(5)学習指導の基本的事項を身につけ、生徒の反応や学習の定着状況に応じて必要な工夫を行うことができるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
教職
授業の進め方
/Method of Instruction
講義形式、事例研究、発表と意見交換、模擬授業などを適宜織り交ぜながら授業を進めてゆきます。
なお授業の性質上、授業計画(進度、内容)が予定から多少変更される場合があります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
教育実習で使用した実習ノート、研究授業の指導案などを保管し、適宜持参できるようにしておいてください。
後期に教育実習を行う人は、第1回授業の際に申し出てください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
発表やグループワーク、ディスカッションなど、受講生が積極的に参加することで学習活動を深めてゆくことが想定されている授業ですので、毎回、あらかじめ指定された課題について下調べを行い、実践例や解決法を調査した上で、自分の意見をまとめる予習の時間が必要です。また、ふりかえりシートの作成のために復習の時間も取る必要があります。両者を合わせて、毎回3時間程度の授業時間外学習が必要です。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
発表やグループワーク、ディスカッションを行った回には、発表や討議の内容(自身のものを含む)について検討したふりかえりシートを作成し、提出するものとします。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
(イ)授業への参加度 70% 評価基準は「適切にグループワークやディスカッションをすすめることができたか」「到達目標にかかげた内容について一定の理解を持ち、それに基づいて具体的な事象を解決するための提案を行えたか」「適切な方法を用いてレファレンスを行い、みずから解決方法を探求できたか」「自律的に学ぶ意欲とそのための技法・知識を習得できたか」。
(ロ)ふりかえりシートの内容 30% 評価基準は到達目標の(1)~(5)。
テキスト
/Required Texts
(1)以下のうちどちらか一方(新たに購入する場合はジアース教育新社版を推奨する)
 『生徒指導提要 令和4年12月』(東洋館出版社)
 『生徒指導提要 令和4年12月改訂〈コンパクト版・関連法令付録〉』(ジアース教育新社)
(2)以下のうち自分の取得する免許の校種・教科に該当するものすべて
 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編』(学校図書)
 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 国語編』(学校図書)
 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編』(学校図書)
 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 外国語編 英語編』(学校図書)
(3)以下のうち自分の取得する免許の校種に該当するものすべて
 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編』(学校図書)
 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 特別活動編』(学校図書)
(4)中学校免許を取得する場合
 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別の教科道徳編』
参考図書
/Reference Books
※以下のうち自分の取得する校種の免許に該当するものはすべて購入することを強く推奨する
 『中学校学習指導要領解説(平成29年告示) 総合的な学習の時間編』(学校図書)
 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総合的な学習の時間編』(学校図書)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 教員としてはたらくためには(1) 学校で教員として働くには、教員としての使命感・責任感が必須であることを理解し、教育現場でどのような教員が求められているか、具体的事象を通して学びます。教職ポートフォリオを基に、グループディスカッション等を交えながら考えてゆきましょう。到達目標(1)(2)に該当。
2 第2回 教員としてはたらくためには(2) 学校で教員として働くには、教員としての教育的愛情が必須であることを理解し、教育現場でどのような教員が求められているか、具体的事象を通して学びます。教職ポートフォリオを基に、グループディスカッション等を交えながら考えてゆきましょう。到達目標(1)(2)に該当。
3 第3回 教員としてはたらくためには(3) 学校で教員として働くには、教員として社会性や対人関係能力が必須であることを理解し、教育現場でどのような教員が求められているか、具体的事象を通して学びます。教職ポートフォリオを基に、グループディスカッション等を交えながら考えてゆきましょう。到達目標(1)(2)に該当。
4 第4回 事例研究によって理解を深めよう(1) いじめや不登校について事例研究と意見交換を行い、個々の生徒、あるいは個別の状況に応じた対応を修得します。なお事例研究ではグループでの発表を行います。到達目標(3)に該当。
5 第5回 事例研究によって理解を深めよう(2) 特別支援教育について事例研究と意見交換を行い、個々の生徒、あるいは個別の状況に応じた対応を修得します。なお事例研究ではグループでの発表を行います。到達目標(3)に該当。
6 第6回 事例研究によって理解を深めよう(3) 学校における安全の確保について事例研究と意見交換を行い、個々の生徒、あるいは個別の状況に応じた対応を修得します。なお事例研究ではグループでの発表を行います。到達目標(3)に該当。
7 第7回 実習での経験を踏まえ授業づくりを深めよう(1) 教育実習における授業実践やそのほかの事例を参照し、相互に意見交換や模擬授業、グループディスカッション等をまじえつつ授業を進めてゆきます。この回ではもっぱら英語の授業を扱います。生徒の反応を生かし、学習の定着状況に応じて適切な授業を展開できるよう、授業作りの力を自律的に育んでゆくためには、何が必要か考えてみましょう。到達目標(5)に該当。
8 第8回 実習での経験を踏まえ授業づくりを深めよう(2) 教育実習における授業実践やそのほかの事例を参照し、相互に意見交換や模擬授業、グループディスカッション等をまじえつつ授業を進めてゆきます。この回ではもっぱら中学校国語の授業を扱います。生徒の反応を生かし、学習の定着状況に応じて適切な授業を展開できるよう、授業作りの力を自律的に育んでゆくためには、何が必要か考えてみましょう。到達目標(5)に該当。
9 第9回 実習での経験を踏まえ授業づくりを深めよう(3) 教育実習における授業実践やそのほかの事例を参照し、相互に意見交換や模擬授業、グループディスカッション等をまじえつつ授業を進めてゆきます。この回ではもっぱら高校国語の授業を扱います。生徒の反応を生かし、学習の定着状況に応じて適切な授業を展開できるよう、授業作りの力を自律的に育んでゆくためには、何が必要か考えてみましょう。到達目標(5)に該当。
10 第10回 教育実習での経験から学ぼう(1) 教育実習のなかで経験した内容を発表し、相互に意見交換、グループワーク、ディスカッションを行います。主に教員としての意欲・姿勢にかかわる問題を取り上げます。到達目標(1)(2)に該当。
11 第11回 教育実習での経験から学ぼう(2) 教育実習のなかで経験した内容を発表し、相互に意見交換、グループワーク、ディスカッションを行います。主に生徒指導にかかわる問題を取り上げます。到達目標(3)に該当。 
12 第12回 教育実習での経験から学ぼう(3) 教育実習のなかで経験した内容を発表し、相互に意見交換、グループワーク、ディスカッションを行います。主に学級経営にかかわる問題を取り上げます。到達目標(4)に該当。 
13 第13回 学級経営案を作ってみよう(1) 学級経営案作成の意義や具体的方法について学びましょう。学習を通じて、学級担任の役割や実務、ほかの教職員との協力のあり方を修得します。到達目標(4)に該当。
14 第14回 学級経営案を作ってみよう(2) ホームルーム経営案作成の意義や具体的方法について学びましょう。学習を通じて、学級担任の役割や実務、ほかの教職員との協力のあり方を修得します。到達目標(4)に該当。
15 第15回 まとめ 免許取得に向けた四年間の学修を各自振り返り、教員として自己の職責を果たしてゆくには、これからどのように学び続けてゆかなくてはならないか、目標やそれを実現するための手段について考察します。

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