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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
社会科・地理歴史科教育法 (資格)/Methods of Teaching Social Studies,Geography,and History
授業コード
/Class Code
G001412003
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
資格用科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年/FULL-YEAR
曜日・時限
/Day, Period
火2(前期),火2(後期)/TUE2(SPR.),TUE2(AUT.)
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
中村 健治/NAKAMURA KENJI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中村 健治/NAKAMURA KENJI 人文学部/Humanities and Sciences
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義・演習・実習)
授業の目的
/Class Purpose
中学校社会科・高等学校地理歴史科の教師を目指すにあたって、学習指導を行う際に必要とされる知識や指導技術・指導方法を習得し、併せてその心構えの醸成を図る。学習指導要領を読解し、何をどのように教えなければならないかを総合的に理解し、学習指導案の作成や模擬授業実習、小グループによるグループワーク、教材(素材)研究実習などを通して、社会科・地理歴史科教員に求められる実践的な資質・能力を身につけることを目的とする。
 なお、この授業担当者は、神戸市立高等学校で地理歴史科公民科教諭・教頭・校長として、また、教育委員会事務局においては社会科・地理歴史科公民科の指導主事も経験した実務経験のある教員である。学校現場で社会科・地理歴史科の教員として、どのように考え、どのように授業に臨み、教員としてどのようにあるべきかを学校現場の実態を踏まえながら授業を行います。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.中学校社会科・高等学校地理歴史科の学習指導要領に示された目標及び主な内容並びに全体の構造を理解できる。(知識)
2.学習指導要領に示された学習内容の取扱い、指導上の留意点を理解できる。(知識)
3.授業計画や教材研究の方法を理解し、学習指導要領に基づいた適切な学習指導案を作成することができる。(知識・技能)
4.学習指導案に基づいて適切に模擬授業を行うことができる。(技能・態度)
5.学習評価の考え方・方法を理解できる。(知識・技能)
6.他者の授業を適切に評価できる。(技能・態度)
7.講義に積極的に参加し、協調的・建設的な議論ができる。(態度・習慣)
授業のキーワード
/Keywords
学習指導要領、学習指導案、主体的・対話的で深い学び、教材(素材)研究、学習評価、授業力、模擬授業
授業の進め方
/Method of Instruction
・受講生が近い将来教壇に立つことを前提に、受講者主体の実践的な授業を行う。
・担当者からの講義のみならず、少人数によるグループワーク(学習指導案検討・教材検討)等、受講者が主体的に参加できる授業形態を取り入れる。
・受講者全員が1回以上模擬授業を行い、授業者以外はその評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
・受講者数によっては、授業計画を変更する場合もある。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・受講生が将来教員になることを前提に授業を行います。1年間30回という長丁場の講義となりますし、内容的にもかなりハード・濃密になります。生半可な気持ちで受講するのではなく、「教員になる」という『強い意志と覚悟』を持って授業に臨んでください。
・授業に関係のない私語・スマホ操作・授業中の入退室は禁じます。
・受講者同士の討論・発表など、受講者主体の授業となるので、積極的な姿勢で臨んでください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
・前期の授業においては、リフレクションシート及び授業内容等に関する課題を課すことがあるため、その課題に取り組む時間が必要となる。
・後期の模擬授業への準備時間として、授業内容の教材研究・教材の準備・板書内容の構成・学習指導案の作成などで最低数時間を要する。また、前期終了後及び模擬授業終了後のレポート作成には授業時間外で3~4時間程度の学修が必要となる。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回の授業リフレクションシート(出席票を兼ねる 前期) 
課題プリント(記載内容を確認し、必要に応じて「manaba」からフィードバック) 
学習指導案(添削の上、「manaba」を通じてフィードバック) 
模擬授業評価表(模擬授業自己評価表 後期)〈模擬授業者にフィードバック)
授業総括レポート(前期) 
模擬授業総括レポート(後期) 
授業記録シート(前期)〈学生自身の振り返り、担当者の授業改善)
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・定期考査は実施しない。
・到達目標に照らしてどの程度達成できたかを以下の観点によって総合的に評価を行う。
 ①模擬授業への取組(学習指導案・教材研究・板書計画等)
 ②他者の模擬授業への積極的参加及び模擬授業評価表
 ③模擬授業総括レポート
 ④リフレクションシート及び課題プリントの内容
 ⑤前期授業総括課題レポート 
 ⑥グループワーク・意見発表など、授業への積極的参加姿勢
           (①~③:50% ④⑤:40% ⑥:10%)
テキスト
/Required Texts
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編(文部科学省発行)
高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 地理歴史編(文部科学省発行)
上記の2冊は必ず購入しておくこと。
前期授業では、学習指導要領の内容やポイント並びに各回の授業主題に応じた内容をまとめたプリント資料を使用して授業を進めるが、必要に応じて上記2冊を使用する。
参考図書
/Reference Books
・自分が中学校で使用した社会科の教科書・資料集・地図帳
・自分が高等学校で使用した地理・日本史・世界史の教科書・資料集・地図帳等
・新課程用中学校社会科教科書
・高等学校新課程教科書(歴史総合、地理総合等)
                 (学習指導案作成や模擬授業実施時に必要となる)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション ・担当教員自己紹介 ・受講生自己紹介 
・講義の狙いと概要説明 ・評価方法
2 第2回 中学校社会科学習指導要領の理解① 中学校社会科学習指導要領に示された、地理的分野・歴史的分野・(公民的分野)の目標及び主な内容並びに全体構造や内容の取扱いを理解する。
3 第3回 中学校社会科学習指導要領の理解② 中学校社会科学習指導要領に示された、地理的分野・歴史的分野・(公民的分野)の目標及び主な内容並びに全体構造や内容の取扱いを理解する。
4 第4回 高等学校学習指導要領地理歴史科の理解① 高等学校学習指導要領地理歴史科に示された各科目(地理総合・歴史総合・地理探求・日本史探求・世界史探求)の目標及び内容並びに全体構造や内容の取扱いを理解する。
5 第5回 高等学校学習指導要領地理歴史科の理解② 高等学校学習指導要領地理歴史科に示された各科目(地理総合・歴史総合・地理探求・日本史探求・世界史探求)の目標及び内容並びに全体構造や内容の取扱いを理解する。
6 第6回 学習指導案作成演習① 学習指導案に関する基本的な事項を把握し、その作成意義や作成上の留意点を理解する。
7 第7回 学習指導案作成演習② 中学校社会科学習指導要領及び高等学校学習指導要領地理歴史科の趣旨に基づき、学習指導案の構成を理解し、具体的な授業を想定した授業計画と学習指導案を作成する。
8 第8回 学習指導案作成演習③ 中学校社会科学習指導要領及び高等学校学習指導要領地理歴史科の趣旨に基づき、学習指導案の構成を理解し、具体的な授業を想定した授業計画と学習指導案を作成する。
9 第9回 学習指導案作成演習④ 中学校社会科学習指導要領及び高等学校学習指導要領地理歴史科の趣旨に基づき、学習指導案の構成を理解し、具体的な授業を想定した授業計画と学習指導案を作成する。
10 第10回 教材研究の意義と方法 様々な教材研究法について学び、綿密な教材研究の必要性・重要性を理解する。
11 第11回 教材(素材)研究の実践演習① 具体的な教材(史資料)をもとに、素材研究を行い、どのように授業に取り入れ、展開するかを個人・小グループで考え、発表する。
12 第12回 教材(素材)研究の実践演習② 具体的な教材(史資料)をもとに、素材研究を行い、どのように授業に取り入れ、展開するかを個人・小グループで考え、発表する。
13 第13回 授業の進め方について 教壇に立って授業を行う際、留意すべき点やその進め方について理解する。
14 第14回 模擬授業の実施に向けて 模擬授業についての概要(授業時間・進め方・評価)について理解する。
模擬授業の実施に向けての授業の割り振りを決定する。
授業を行うにあたっての心構えについて学ぶ。
15 第15回 前期のまとめ 前期に行った学習内容をまとめる。学習指導案の作成、教材研究、板書方法等について討議を行い、意見交換をする。
後期の模擬授業についての詳細を確認する。
16 第16回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
17 第17回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
18 第18回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
19 第19回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
20 第20回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
21 第21回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
22 第22回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
23 第23回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
24 第24回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
25 第25回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
26 第26回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
27 第27回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
28 第28回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
29 第29回 模擬授業演習① 受講者が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行い、他の受講者は生徒として参加し、その模擬授業について評価表を用いて評価を行うとともに、その授業について合評を行う。
30 第30回 1年間のまとめ 1年間の授業を通して、社会科・地理歴史科教員として授業を行う上で必要な知識・技能・心構え等について振り返り、受講者各自が今後の教職科目への取組や目指す教員像等について意見交換を行う。

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