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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
教育相談 (資格)/Educational Guidance
授業コード
/Class Code
G000972001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
資格用科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金1(前期)/FRI1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
田中 秀男/TANAKA HIDEO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
田中 秀男/TANAKA HIDEO 心理学部/Psychology
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
この科目では、全学部DP3 に示す、獲得した知識と体験と技能を活用して、自らが設定した課題や問題点を論理的な分析と考察を通して解決・解明へと導くことができる。また、全学DP5に示す、多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働出来ること、を目指します。
教育相談は、教職を目指すなかで、個々の児童生徒を理解し教育活動を行う上で重要名なスキルであり概念でもあります。本授業では、小学校から高校までの児童思春期の子どもたちの心理的発達プロセスとそのアセスメントに始まり、カウンセリングの基本的な技法、学校における連携や協働、児童虐待やいじめ、不登校、発達障害を持つ子どもへの対応といった学校現場における重要な課題への理解と具体的な対について学ぶともに、保護者への対応や教師自身のメンタルヘルスについても学んで生きます。
自身が教師になった時に起こり得る状況をイメージしながら、具体的な対応力をつけることを目標とします。
到 達 目 標
/Class Objectives
①教育現場で生起する子どもの問題について,その背景や要因,対処法について説明できるようになること。
②子どもの問題への具体的対応として,カウンセリング理論などの心理学理論が教育相談で有用になることを理解する。
授業のキーワード
/Keywords
①児童生徒の理解とアセスメント ②学校現場での心理的課題とその対応 ③保護者の理解と対応および教師自身のメンタルヘルス 
授業の進め方
/Method of Instruction
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
履修するにあたって
/Instruction to Students
ニュースや報道で「教育相談」に関係する時事ニュースに関心を持ちましょう。社会の風潮は即教育現場に反映しますし、教育現場での事件は社会的にも耳目を引きます。子ども達を社会全体で育てることを目指しつつ、学校では何ができるのかを考える視点が重要です。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
90分の予習。内容定着のための復習90分。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
理解を自ら評価するために、授業の中で小レポートを作成してもらいます。授業のなかで全体に向けてレポートについてコメントをフィードバックします。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
全授業の3分の2以上の出席をした場合に、単位認定・評価の対象とする。毎回のミニレポート40%、第15回目授業の確認テスト60%。公式の授業欠席届を提出した場合でも、少なくとも過半数の出席(15回授業の場合は8回)を求める。 確認テストは資料の持ち込み不可。 
テキスト
/Required Texts
藤田 哲也 監修、水野 治久 編著、本田 真大 編著、串崎 真志 編著   絶対役立つ教育相談論   ミネルヴァ書房   9784623081097
参考図書
/Reference Books
藤田 哲也 監修、串崎 真志 編著   絶対役立つ臨床心理学 カウンセラーを目指さないあなたにも  ミネルヴァ書房  9784623077953
・講義中に適宜紹介します
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 教育相談とは 本需要の導入として、教育相談と生徒指導の異同を概観する。
2 第2回 近年の学校教育現場の問題 〜理論と実際の双方向からの理解〜 教育相談の背景として必要な3つの理論を紹介する。
3 第3回 教育相談の基礎的スキル(1)  教育相談に必要な基礎知識を紹介する。
4 第4回 教育相談の基礎的スキル(2) 話の聴き方① 教育相談に必要な態度として、受容と共感を概観する。
5 第5回 教育相談の基礎的スキル(3) 話の聴き方② 教育相談に必要な質問のスキルを紹介する。
6 第6回 教育現場における児童生徒の問題(1)ASDとの関係から 発達障害の一つ、自閉スペクトラム症について概説し、教育相談の現場でどう生かすかを紹介する。
7 第7回 教育現場における児童生徒の問題(2)ADHDとの関係から 発達障害の一つ、注意欠如多動症について概説し、教育相談の現場でどう生かすかを紹介する。
8 第8回 教育現場における児童生徒の問題(3)SLDとの関係から 発達障害の一つ、限局性学習症について概説し、教育相談の現場でどう生かすかを紹介する。
9 第9回 教育現場における児童生徒の問題(4) 社会的養護の子どもたちとの関係について概観する。
10 第10回 ストレスマネジメント教育 ストレスへの対処力の醸成を学ぶ。
11 第11回 不登校・中途退学について 子どもたちの登校を支えるには、どのような支援法があるかを紹介する。
12 第12回 いじめについて いじめに関する適切な実態把握と予防・対応を紹介する。
13 第13回 キャリア教育 自分らしい生き方をつくり上げるための児童・生徒のキャリアに関する支援を紹介する
14 第14回 学校の危機管理 子どもの安全を守る予防と対応を概観する。
15 第15回 学力確認テストと総括 確認テストの実施と授業全体のまとめ 第14回目までの授業で学んだことを総括するテストを行う。

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