シラバス参照
| 科目一覧へ戻る | 2026/02/02 現在 |
|
開講科目名 /Class |
倫理学概論(資格)/Outline of Ethics |
|---|---|
|
授業コード /Class Code |
G000312001 |
|
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
|
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
|
開講所属 /Course |
資格用科目/ |
|
年度 /Year |
2026年度/Academic Year |
|
開講区分 /Semester |
通年/FULL-YEAR |
|
曜日・時限 /Day, Period |
土2(前期),土2(後期)/SAT2(SPR.),SAT2(AUT.) |
|
単位数 /Credits |
4.0 |
|
主担当教員 /Main Instructor |
野々村 梓/NONOMURA AZUSA |
|
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
|
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
|---|---|
| 野々村 梓/NONOMURA AZUSA | 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
|
授業の方法 /Class Format |
講義 |
|---|---|
|
授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、私たちの身近な倫理的な問題について、倫理学の観点から議論し、説得的な意見を述べることを目指します。 たとえば、差別はよくないことですね、どうしてよくないのでしょうか。困っている人がいるのに寝たふりをする、別に寝たふりをしてもいいんだけど、なにか後味が悪い。どうしてでしょうか。自分の好きなように生きていいはずなのに、なんでめんどうなのに他人のために親切にしてあげないといけないのか。そして、自分で決めたことだから、他人がとやかく言うことじゃないと思いながらも、自殺や臓器売買をよくないと感じてしまうのはなぜか・・ 授業ではこうした問題について「倫理的に考える」ことができること、そして倫理的に考えるためのツールとして、西洋の倫理学史の素養を身につけることを目的とします。倫理は「・・すべきだ」「・・すべきではない」という判断にかかわるので、ひとそれぞれ意見があるでしょという気もしますが、「倫理的に」考えるためには、やっぱり少しコツがいります。 前期では、倫理学の基礎編、理論編として、西洋倫理思想史をとおして、主要な倫理理論を学びます。後期では、応用編として、私たちの日常生活にかかわるような問題について、倫理的に考えてみようと思います。 なお、本講義は、総合リハビリテーション学部ディプロマ・ポリシー1、2、3、4に関連する。 |
|
到 達 目 標 /Class Objectives |
・功利主義、義務論、社会契約説、徳倫理について、その内容、および長所と短所を説明することができる。 ・生命倫理について、どういうことが問題になっているのかを理解し、それに基づいて、自分の意見を述べることができる。 ・社会的な問題、身近な問題について、倫理学の知識を利用しながら、「倫理的に」考え、自分の意見を論理的に述べることができる。 |
|
授業のキーワード /Keywords |
倫理学 功利主義 義務論 社会契約論 徳倫理 ケア 応用倫理学 生命倫理 |
|
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式で行います。毎回、感想、質問、コメントなどの提出をお願いします。 |
|
履修するにあたって /Instruction to Students |
高等学校の「倫理」の知識があると望ましいですが、なくてもぜんぜん大丈夫です。 |
|
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事後学習として、配布資料の内容を再確認してください。(目安として1時間) |
|
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の授業時に、出席カードの提出をお願いします。 |
|
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
講義内容の理解度と考察(40%)、レポート課題(60%) |
|
テキスト /Required Texts |
|
|
参考図書 /Reference Books |
| No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 第1回 | イントロダクション | 倫理学的に考えるとはどういうことなのか、そして、倫理学的によい判断とはどういうものかについて理解する。 | |
| 2 | 第2回 | 幸福と倫理:プラトンとアリストテレス(1) | 「真の幸福」について、プラトン、アリストテレスの考えを学ぶ。道徳的に正しいことと、幸福との関係について考える。 | |
| 3 | 第3回 | 幸福と倫理:プラトンとアリストテレス(2) | 「真の幸福」について、プラトン、アリストテレスの考えを学ぶ。道徳的に正しいことと、幸福との関係について考える。 | |
| 4 | 第4回 | 幸福と倫理:ストア派 | ストア派の幸福についての考えを学ぶ。道徳的に正しいことと、幸福との関係について考える。 | |
| 5 | 第5回 | 社会契約説:ホッブズ、ロック | ホッブズ、ロックの社会契約説について学ぶ。 | |
| 6 | 第6回 | 社会契約説:ヒューム、ルソー | ヒューム、ルソーの社会契約説について学ぶ。 | |
| 7 | 第7回 | 義務論(1) | カントのテキストを読みながら、義務論とはどのような倫理理論なのかを学ぶ。 | |
| 8 | 第8回 | 義務論(2) | 義務論に対する批判(特に「義務の衝突の問題」)を検討してみる。完全義務/不完全義務、作為/不作為の区別について理解する。 | |
| 9 | 第9回 | 功利主義(1) | ベンサム、ミルのテキストを読みながら、古典的功利主義とはどのような倫理理論なのかを学ぶ。量的功利主義/質的功利主義の区別、他者危害原則について理解する。 | |
| 10 | 第10回 | 功利主義(2) | 功利主義に対する批判を検討してみる。行為功利主義/規則功利主義の区別について理解する。 | |
| 11 | 第11回 | 義務論と功利主義 | 義務論と功利主義それぞれの現代的な議論状況の紹介。 | |
| 12 | 第12回 | 正義論(1) | ロールズの「公正としての正義」について学ぶ。正義にかなった社会とはどういうものかについて考えてみる。ロールズの正義論に対する批判を検討してみる。 | |
| 13 | 第13回 | 正義論(2) | ロールズ以後の正義論の展開(特にセン、ヌスバウムによる議論)について学ぶ。 | |
| 14 | 第14回 | 責任という原理(1) | 徳倫理について学ぶ。現代の徳倫理についての論文を読んでみる。正義論と対比させながら、ケアの倫理について学ぶ。 | |
| 15 | 第15回 | 責任という原理(2) | 他者に対する「責任」という観点から、倫理を考える。現代フランスの哲学者、レヴィナスのテキストを読んでみる。 | |
| 16 | 第16回 | 倫理学の基礎(復習) | 倫理的に考えるとはどういうことかについて検討する。倫理的な問題については人それぞれでよいのかどうかについて考えてみる。 | |
| 17 | 第17回 | 死刑制度(1) | 死刑制度について、その制度の概要を学び、その制度がよいのか、わるいのかを倫理的に検討してみる。 | |
| 18 | 第18回 | 死刑制度(2) | 死刑制度について、その制度の概要を学び、その制度がよいのか、わるいのかを倫理的に検討してみる。 | |
| 19 | 第19回 | 嘘をつくことはわるいことか(1) | 嘘をつくことはわるいことであるが、他方で「嘘も方便」という言いかたもある。嘘をつくことはよいのか、わるいのかについて考えてみる。 | |
| 20 | 第20回 | 嘘をつくことはわるいことか(2) | 嘘をつくことはわるいことであるが、他方で「嘘も方便」という言いかたもある。嘘をつくことはよいのか、わるいのかについて考えてみる。 | |
| 21 | 第21回 | 安楽死の問題(1) |
終末期の治療方針としての安楽死の問題を学び、倫理的に考えてみる。 | |
| 22 | 第22回 | 安楽死の問題(2) | 終末期の治療方針としての安楽死の問題を学び、倫理的に考えてみる。 | |
| 23 | 第23回 | 喫煙の自由(1) | 「喫煙は個人の趣味なので、他人がとやかく言うべきではない」という意見を検討する。もし喫煙の自由を制限できるとしたら、どういう自由にもとづくのかを考えてみる。 |
|
| 24 | 第24回 | 喫煙の自由(2) | 「喫煙は個人の趣味なので、他人がとやかく言うべきではない」という意見を検討する。もし喫煙の自由を制限できるとしたら、どういう自由にもとづくのかを考えてみる。 | |
| 25 | 第25回 | 環境と倫理(1) | 環境倫理という分野の議論(特に「動物倫理」)を概観する。私たちは動物に対して、倫理的でなければならないのだろうか、そしてそれはなぜかを考えてみる。 | |
| 26 | 第26回 | 環境と倫理(2) | 環境倫理という分野の議論(特に「動物倫理」)を概観する。私たちは動物に対して、倫理的でなければならないのだろうか、そしてそれはなぜかを考えてみる。 | |
| 27 | 第27回 | 善いことをしないといけない(1) | 困っている人を助けること(=善いこと)は義務なのか、そうではないのかについて考えてみる。法的義務/倫理的義務の区別、善行の義務について理解する。 | |
| 28 | 第28回 | 善いことをしないといけない(2) | 困っている人を助けること(=善いこと)は義務なのか、そうではないのかについて考えてみる。どうして、見て見ぬふりをするといやな感じが残るのか、についても考えてみる。 | |
| 29 | 第29回 | 善いことをする動機(1) | なにか不純な動機からなされた行為は道徳的な価値がないのかについて考えてみる。動機と倫理的な価値(よい/わるい)の関係について学ぶ。 | |
| 30 | 第30回 | 善いことをする動機(2) | なにか不純な動機からなされた行為は道徳的な価値がないのかについて考えてみる。 |