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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
ICT実習Ⅱ 【(A)[心理]】/Information and Communication Technology Practice Ⅱ
授業コード
/Class Code
A005111004
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENi008
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
土4(後期)/SAT4(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
梯 健太郎/KAKEHASHI KENTARO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
梯 健太郎/KAKEHASHI KENTARO 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義・実習)
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、共通教育科目のリテラシー科目群、情報分野に属しています。
全学DPに掲げる、広い教養を身につけること、獲得した知識や技能をもって社会に貢献する力を身につけることを目的とします。

当講義では[第三者による一定の評価に基づく、自信を持って実務を遂行できる Word・Excel スキル]の習得を目指します。
実社会においてデータ・AIがどう利活用されているかを学び、実際のデータを Excel で集計、分析した結果を意思決定支援として役立てる方法を理解します。

知識面では、主にネットワークや情報モラルに関して、個人や家庭で必要とされるレベルから企業で必要とされるレベルにまで理解を深めていきます。
近年、企業にとってコンピューターの存在は必要不可欠のものとなっており、PC 操作については習得済みという前提で業務が組み立てられている場合も多く見受けられます。
また、何らかの業務に従事し始めた当初は、業務知識(業務遂行に必要な知識)の吸収に多くの時間を割く必要があり、PC 操作の学習・習得にまではなかなか手が回らないということもありがちな話です。
是非、当講義の目標レベルにまで到達し、学業においても社会生活においても、PC 操作に手を取られることなく、取り組むべき本質に集中できるようになっていただきたいと思います。
なお、この授業は、実務経験のある教員が担当しています。IT企業での業務を 約10 年、情報教育業務は 10 年経験していますので、実務経験を生かした実践的な観点から情報に関する知識・スキル等を解説します。
到 達 目 標
/Class Objectives
1. オデッセイ コミュニケーションズ主催の MOS 試験合格相当の力をつける
2. Word を利用し、複数ページで構成された文書を効率よく作成できる
3. Excel を利用し、件数の多い表の作成と集計、及び簡単な分析を行うことができる
4. 一般的なメディアについての知識を持ち、適切な方法でデータの受け渡しを行える
5. アカウントの安全な保持手段についての理解を深める。
6. 実社会においてデータ・AIがどう利活用されているかを理解する
7. 実データを使って分析し、意思決定支援として利用、処理することができる
授業のキーワード
/Keywords
ソフトウェア間の連携、知的財産、アカウント管理、データ分析、BI
授業の進め方
/Method of Instruction
実習を中心に講義を進めます。
テキストとして eラーニング教材「ななれ」 を利用します。
一部の回を除き、毎回、講義内で提示された課題を提出してもらいます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
本科目では、データ集計、分析を行うための基本的な力を身に着けます。

(1) 遅刻について
当講義は実習が中心となるため、遅刻者対応は授業を一時的に中断させるということを認識しておいてください。

(2) 欠席について
欠席した場合は、次の講義までに必ず講義内容を自習してください。
講義開始 20 分以降に入室した学生は欠席とみなします。遅刻 3 回で欠席 1 回とし、欠席回数が全講義回数の 3 分の 1 を超えた場合は評価不能とみなします。

(3) アカウントについて
手元に届いているユーザーID、パスワードが記載されたハガキを必ず持参してください。
情報処理実習室の PC を利用する際に、ログイン用のユーザーID、パスワードが必要です。
紛失した場合は、必ず申し出てください。アカウントの貸し借りは厳禁です。

(4) 講義に臨む姿勢について
各学生の PC 操作スキルには大きな開きがありますが、他人と比較することなく、自己のスキル向上に努めるようにしてください。

(5) 学習環境について
毎回、eラーニング教材 「ななれ」 の課題が出ますので、自宅で学習できる環境を整えることが望ましいです。

PC を所有していない人は購入することを推奨します。
なお、大学情報処理実習室の PC の OS は Windows であり、Windows を基本として説明を行います。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
講義内で実施する小テスト、および理解度確認問題は eラーニング教材「ななれ」の課題 から出題されます。
指示された範囲を学習しておいてください。
当講義では MOS 模擬試験を講義内で実施し、評価の対象とします。
MOS 対策としても、 eラーニング教材「ななれ」の全課題を提出済みにしておく必要があります。

・学習に要する時間目安
- eラーニング教材「ななれ」の学習:1~2 時間/週(個人差あり)
- 試験対策:2~3 時間/週(試験直前対策として)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
eラーニング教材「ななれ」の課題と、講義内に提出する課題があります。
各講義回で提出される講義内課題は、講義の目標を遂行する上での重要な内容です。やむなく講義を欠席した場合でも、レジュメを見てできるだけ提出するようにしてください。

eラーニング教材「ななれ」の課題のフィードバックは教材の自動添削機能によって行い、講義時間内に質疑応答の時間を設けます。
講義内に提出する課題のフィードバックは講義時間内に行い、講義時間外においても解説や動画を Web サイトで閲覧できるようにします。内容によっては模範解答を紹介します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
以下の割合で総合的に評価します。
- eラーニング教材「ななれ」の課題:25 点
- 講義内に実施する小テスト:20 点
- タイピング試験:10 点
- 理解度確認問題:25 点
- MOS 模擬試験:20 点

単位取得には、「ななれ」課題の提出と試験対策が必要です。
普段の取り組みが評点に反映されやすくなるよう、小テストや理解度確認問題は「ななれ」から抜粋して出題します。
各課題提出時、および試験時においてアカウント(ログイン ID、パスワード) の貸し借りが判明した場合、両者とも 0 点とみなします。
また、担当講師の許可なく、受講している教室以外の場所で受験した場合や、講義時間外に受験した場合も 0 点とみなします。
テキスト
/Required Texts
eラーニング教材「ななれ」2024 年度版

後期からの受講生は振込方法を案内しますので、初回登校日に教材費 2,000 円を持参してください。
未払いの場合は体験学習者用の画面となり、後期に必要な単元が学習できないので注意してください。
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンスと前期の復習 - 当講義の意義、進め方、注意事項、単位の評価基準などについて理解する。
- eラーニング教材 「ななれ」 の学習の流れについて理解する。
- 前期の内容(実技、知識問題)の復習をする。
2 第2回 - Office ソフトウェアの連携 - Office ソフトウェアの連携(特に Word 文書内に Excel の成果物を取り込む方法)について理解・実習する。
3 第3回 アカウントの管理 - 各種オンラインサービスを利用するために個人や企業が保持するアカウントの数は増加の一途を辿っている。それらの不適切な管理が招くリスクと安全な保持手段についての理解を深める。
4 第4回 Word・Excel の実技問題 - 学習済みの範囲から MOS レベルの実技問題を練習する。
5 第5回 ドキュメント情報の編集とファイル形式の変換 - 保存したファイルの情報の編集、保護、ファイル形式の変換について実習する。
6 第6回 Excel データのインポートと表・グラフの作成 - 区切り文字で区切られた異なるファイル形式のデータを Excel に取り込み、表やグラフを作成する方法について理解・実習する。
7 第7回 Word レポート作成講座 - 見出しと Word のスタイル機能を活用し、複数ページに渡る文書を作成するポイントを理解する。
8 第8回 Excel 関数集中講座 - Excel の関数に対する苦手意識解消を目的とし、身近な例から関数の概念と利用方法を理解する。
9 第9回 Excel グラフを使用したデータ集計 - Excel グラフに関する MOS 試験レベルの操作スキルを確認する。
- 各自が自己分析に基づいた試験対策を行う。
10 第10回 Excel 関数を使用した問題解決実習 - 特定のテーマ(問題)について、それらを手持ちのソフトウェア(道具)を利用して解決する実習を行う。
- [テーマの例] 簡易レジスター作成
11 第11回 Excel による最も簡単な意思決定支援 - 特定のテーマ(問題)について、それらを手持ちのソフトウェア(道具)を利用して解決する実習を行う。
- [テーマの例] 簡易レジスター作成
12 第12回 ピボットテーブルを使用したデータ分析 - 実務では、データの収集→蓄積→分析を経て意思決定を行うことが多々ある(この一連の考え方を BI と呼ぶ)。アンケートを通して最も簡単な BI の流れを俯瞰する。
- ピボットテーブル、ピボットグラフを使用したデータ分析の方法を考察する。
- アンケートの集計結果からデータの分析を行う。
13 第13回 後期理解度確認問題とタイピング試験 - 後期学習範囲の復習を行う。後期理解度確認問題で自身の ICT スキルを確認する。
- タイピング試験を実施する。
14 第14回 MOS 試験相当の模擬問題の練習 - MOS (模擬)試験に対応した練習問題の実習を行う。
15 第15回 後期範囲の復習・MOS 試験相当の模擬試験 - 後期学習範囲の復習を行う。検定試験形式で自身の ICT スキルを確認する。

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