科目一覧へ戻る | 2025/05/07 現在 |
開講科目名 /Class |
ICT実習Ⅰ 【(K)[経済]】/Information and Communication Technology Practice Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
A005101040 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
GENi002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
土3(前期)/SAT3(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
沈 成輔/shim sonbo |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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沈 成輔/shim sonbo | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・実習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、共通教育科目のリテラシー科目群、情報分野に属しています。 全学 DP に掲げる、広い教養を身につけること、獲得した知識や技能をもって社会に貢献する力を身につけることを目的とします。 当講義では[学業に必要と考えられるレベルの PC 操作スキル]の習得を目指します。 知識面では OS やネットワーク、セキュリティ、情報モラルに関する基礎を、技能面ではタイピングに始まり、OS の基本操作、メールやブラウザの活用、基礎的なオフィスソフトの活用を学びます。 また、講義回によってはアクティブラーニングを導入して、学生自らが考え、実行する力を育みます。 20 世紀後半から始まった ICT(情報・通信に関連する技術一般の総称)の急激な発展は、我々の社会に劇的な変化をもたらしました。 技術的には今も変化のうねりの渦中にありますが、社会に十分に浸透し、活用されている技術は、(別の大きなブレークスルーの出現までは)今後も活用され続けると考えられます。 タブレットやスマートフォンなどの業務活用も広がっていますが、現時点では、PC を適切に操作できることは学業・社会生活に非常に有用な(もしくは必須の)技能です。 他講義から一定の習熟を期待される内容でもありますので、苦手意識を捨てて取り組んでいただきたいと思います。 なお、この授業は、実務経験のある教員が担当しています。IT企業での業務を 約12 年、情報教育業務は 10 年経験していますので、実務経験を生かした実践的な観点から情報に関する知識・スキル等を解説します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・日本語 75 文字/分以上のスピードでタッチタイピングができる ・Windows において基本的なファイル・フォルダー操作を行える ・基本的なショートカットキーを使用して Windows を操作できる ・Word を利用し、1 ページで完結する体裁の整った文書を作成できる ・Excel を利用し、表計算ソフトの特徴を活かした(比較的少ない件数の)表及びグラフを作成できる ・PowerPoint を利用し、聞き手を意識したプレゼン資料を作成できる ・メールに関する基本的なマナーを知り、大学のメールシステムを活用できる ・圧縮と解凍について理解し、ファイルやフォルダーを圧縮・暗号化して受け渡しできる ・インターネットのトラブル事例を知り、安全かつ価値的なネット活用を行える ・生成AIの概要と利用に関する注意を理解したうえで、生成AIの活用を行える |
授業のキーワード /Keywords |
Zoom、タッチタイピング、エクスプローラー操作、圧縮・解凍、電子メール、メールマナー、生成AI |
授業の進め方 /Method of Instruction |
実習を中心に講義を進めます。 テキストとして eラーニング教材「ななれ」を利用します。 一部の回を除き、毎回、講義内で提示された課題を提出してもらいます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
本科目では、データ集計、分析を行うための基本的な力を身に着けます。 (1) 遅刻について 当講義は実習が中心となるため、遅刻者対応は授業を一時的に中断させるということを認識しておいてください。講義開始直後に着席していない学生は遅刻とみなします。 (2) 欠席について 欠席した場合は、次の講義までに必ず講義内容を自習してください。 講義開始 20 分以降に入室した学生は欠席とみなします。遅刻 3 回で欠席 1 回とし、欠席回数が全講義回数の 3 分の 1 を超えた場合は評価不能とみなします。 (3) アカウントについて 手元に届いているユーザーID、パスワードが記載されたハガキを必ず持参してください。 情報処理実習室の PC を利用する際に、ログイン用のユーザーID、パスワードが必要です。 紛失した場合は、必ず申し出てください。アカウントの貸し借りは厳禁です。 (4) 講義に臨む姿勢について 各学生の年度当初の PC 操作スキルには大きな開きがありますが、他人と比較することなく、自己のスキル向上に努めるようにしてください。 (5) タイピングについて タイピングスピードの向上にはある程度の練習量が必要ですが、一度習得してしまえば、今後受講する様々な講義において課題やレポート作成の効率が上がります。 できるだけ早い段階で練習時間を確保し、目標に達成することを勧めます。 (6) 学習環境について eラーニング教材「ななれ」から試験問題も提出されますので、自宅で学習ができるような環境を整えることが望ましいです。 PC を所有していない人は購入することを推奨します。 なお、大学情報処理実習室の PC の OS は Windows であり、Windows を基本として説明を行います。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
講義内に実施する小テストと習熟度チェックは、それぞれ eラーニング教材「ななれ」から出題されますので、指示された範囲を学習しておいてください。 当講義ではタイピングスキルを重視しています。頭で考えなくても指が自然に動くようになるまで、そう多くの期間は必要ありません。できるだけ日を置かず集中的に練習し、早めに目標に到達してください。コツ等は講義内で説明します。 ・学習に要する時間目安 - eラーニング教材「ななれ」の学習:1~2 時間/週(個人差あり) - タイピングの練習:10 分/日(個人差あり) ※一定速度に達するまで |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
eラーニング教材「ななれ」の課題と、講義内に提出する課題があります。 「ななれ」の課題のフィードバックは教材の自動添削機能によって行い、講義時間内に質疑応答の時間を設けます。 講義内に提出する課題のフィードバックは講義時間内に行い、講義時間外においても解説や動画を Web サイトで閲覧できるようにします。内容によっては模範解答を紹介します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
以下の点数割合で総合的に評価します。 - テーマ別学習:15 点(15点×提出率) - eラーニング教材「ななれ」の課題:35 点(35点×提出率) - 講義内に実施する小テスト:15 点(15点×得点率) - タイピング試験:15 点(15点×得点率) - 習熟度チェック:20 点(20点×得点率) 単位取得には、「ななれ」課題の提出、タイピング練習、試験対策が必要です。 普段の取り組みが評点に反映されやすくなるよう、小テストと習熟度チェックは eラーニング教材「ななれ」から抜粋して出題します。 各課題提出時、および試験時においてアカウント(ログイン ID、パスワード) の貸し借りが判明した場合、両者とも 0 点とみなします。 また、担当講師の許可なく、受講している教室以外の場所で受験した場合や、講義時間外に受験した場合も 0 点とみなします。 |
テキスト /Required Texts |
eラーニング教材「ななれ」最新版 教材費 3,500 円の支払いは振込となります。 第 1 回の講義内で振込方法を案内します。 |
参考図書 /Reference Books |
平井 愛ほか『18歳からのトータルライフガイド: 未来への第一歩』三修社 2025年 2,310円 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンスとタイピング計測 | - 当講義の意義、進め方、注意事項、単位の評価基準などについて理解する。 - eラーニング教材「ななれ」の学習の流れ、課題の提出方法について理解する。 - タイピングスピードを測定し、今後の目標を設定する。 |
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2 | 第2回 | 基本的なウィンドウ操作とタッチタイピング | - タッチタイピングを習得するためのコツや練習方法について理解する。 | |
3 | 第3回 | 覚えておきたい Windows の機能とエクスプローラー操作の基礎 | - ショートカットキーや IME 辞書の活用など、Windows の提供する作業効率向上のための機能について実習する。 - 階層構造の概念を理解し、ファイル・フォルダーの基本操作を習得する。 |
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4 | 第4回 | 電子メールの活用 | - 電子メールの一般的な利用方法とマナー及び学内 Web メール環境の操作について実習する。 | |
5 | 第5回 | 共有フォルダーの活用と圧縮・解凍の操作 | - 圧縮ファイルの形式や特徴について理解を深め、Windows 標準機能や圧縮解凍アプリを用い、ファイルやフォルダーの圧縮・解凍について実習する。 | |
6 | 第6回 | Zoom の活用 | - Web 会議ツールの一般的な特徴を理解し、その操作に慣れる。 - この講義では Zoom を利用する。 |
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7 | 第7回 | Word 新規文書の作成と印刷実習(PDFファイルの作成) | - Word を利用して文書を新規作成し、ページ設定、名前を付けて保存する方法を理解する。 - 段落の理解を深め、画像を挿入する方法や、基本的な送付状の作成方法を学習する。 |
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8 | 第8回 | 効果的なプレゼン資料の作成(1) | - 聞き手が理解しやすいプレゼン資料のアウトラインを作成、実習する。 | |
9 | 第9回 | 効果的なプレゼン資料の作成(2) | - 効果的なプレゼン資料作成について実習し、発表中のスライドの切り替えやノートの利用について実践感覚を掴む。 | |
10 | 第10回 | 生成 AI の概要と利用に関する注意 | - 近年、飛躍的な進歩を遂げ、一般にも普及・利用されるようになった生成 AI の概要と、活用する際の注意点を学ぶ。 | |
11 | 第11回 | Excel グラフの作成 | - 自己のタイピング履歴の記録をグラフにして作成する。 - 目的に応じたグラフの種類を選択して作成する。 |
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12 | 第12回 | Word 表の作成 | - Word を利用した表の作成方法を理解する。 - 表の書式やプロパティの設定について理解する。 |
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13 | 第13回 | Excel を使用した問題解決実習 | - 特定のテーマ(問題)について、それらを手持ちのソフトウェア(道具)を利用して解決する実習を行う。 | |
14 | 第14回 | 前期学習内容の復習 | - エクスプローラーの操作やOffice基礎の操作など、前期学習範囲の復習を行う。 | |
15 | 第15回 | 習熟度チェック(前期末)とタイピング試験 | - 試験形式で自身の ICT スキルを確認する。 |