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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
日本語K【リーズ大学交換留学】/Japanese K
授業コード
/Class Code
A004802501
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENh011
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
水4(前期)/WED4(SPR.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
金澤 協子/KANAZAWA KYOKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
金澤 協子/KANAZAWA KYOKO 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業:講義・演習
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、母国での日本語初級文法を学習したことを受け、引き続き、日本語中級文法の学習を行ない、それを身に付けるのが目的です。
難度が高くなるので、初級での勉強方法とは、少し、異なった方法で進めます。
また、日本留学からの帰国後、無理なく、日本語学習が続けられるように準備することも、目的としています。
もちろん、神戸学院大学の交換留学生として、必要な知識や情報をも身に付けることも目的の一つです。
そして、日本語能力試験N3/N2レベルを受験する準備にも役立ちます。

この授業を履修することで、神戸学院大学の全学ディプロマ・ポリシーに掲げられている以下のことが出来るようになります。
①幅広い知識を活用して、さまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くこと
②自分の意見を口頭や文章によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションを取ること
③獲得した知識や技術を活用して、国内外において、価値観や意見の異なる多様な人と議論し、学びを深め、協同し、社会に役立てること 

この科目の担当者は、学部・大学院ともに、日本語教育を専門として修学・研究しており、卒業・修了後も外国人日本語学習者への教育を行なってきました。特に、交換留学生への教育には、30年の教授経験を有しています。
そして、日本語教育関係の学会の理事として、会を運営する実務にも対応しています。
それから、地域の日本語教育の裾野を拡げる任務も遂行しています。
また、日本語教師養成講座の開講・運営にも携わっており、実務経験のある教員として、日本語学習に不具合が生じた場合、多角的で具体的なアドバイスを行なうことが出来ます。
到 達 目 標
/Class Objectives
この授業を受けると、次のことが出来るようになります。

①態度・習慣として、日本語中級文法を勉強するために、学習スタイルを身に付けること。
②また、留学が終了し、帰国後も、引き続いて、本国での日本語学習が継続出来ること。
③知識・技能として、日本語を表現する場合、複数のバリエーションが扱えること。
④知識・技能として、相手や対象に応じて、適切に、日本語が使い分けられること。
⑤知識・技能として、日本語の漢字語彙を広く身に付けられ、使うことが出来ること。 
授業のキーワード
/Keywords
初級日本語文法整理
中級日本語
日本語能力試験N3/N2 
授業の進め方
/Method of Instruction
まず、第一回目の授業で、日本語能力のレベルチェックを行ないます。
初級日本語文法の整理は、教科書を利用します。
そして、初級日本語文法で、習得しておくべき文法も整理します。
それから、中級日本語文法で扱う教科書を使用して、授業を進めます。
また、日本語能力試験対策に関しては、練習問題などを利用します。

日々の授業では…。
①語彙の確認と適切な運用の提示
②文法項目の確認
③長文読解を実施後、内容把握
④事後整理としての確認作業…を行ないます。
また、毎回、小テストも実施します。  

授業内で、質疑応答の時間を取り、対応します。
また、より深く対応するに当たり、授業の中で、改めて、対応を指示します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
このクラスは、英国:リーズ大学からの交換留学生のためのクラスです。

授業に挑む前に、必ず、学習課の新出語彙を確認して来て下さい。
また、文法項目なども、事前に把握しておくと、より余裕を持って、授業に挑めます。
授業後は、語彙の把握に引き続き、関連語彙の整理も必要となるでしょう。 

授業には、必ず、辞書・筆記用具(黒・赤・青など)・ノートを持参して下さい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業で学習する課の新出語彙は、事前に、読み方や意味などを確認しておいて下さい。
新出語彙の確認には、課にもよりますが、1時間程度は、必要になると思います。

また、学習した文型を確認したり、語彙の整理などをしながら、新しい知識を確実に身に付けて下さい。
文型・表現を確認するチェックシートを利用して、定着を確認して下さい。
この作業にも、確実に、1時間程度は必要になると思います。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
初回授業で、レベルを判断してから、授業中に、指示をします。
提出を受けた課題については、速やかに確認し、返却します。

クラス授業以上に、質疑応答などの時間を充分に取り、丁寧に対応します。
課題の提出の期限や方法に関しては、また、改めて、授業の中で知らせます。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
成績は、以下のポイントから、総合的に判断します。
修了テスト30%
課題遂行30%
復習小テスト40%
それぞれに対する評価基準は、到達目標に従います。

・毎回、学習した語彙・文型を確認する復習小テストを実施します。
・定期試験期間ではなく、授業内で、中間・修了テストを実施します。
・授業期間内に、日本語能力試験等の出題形式を提示し、日本での受験形式にも慣れるようにします。

また、この授業は、対面で行ないます。
非登学の学生に対しては、個別に確認後、定期試験に代わる方法を実施する場合もあります。

テキスト
/Required Texts
使用テキストは、授業中にも、アナウンスします。

小柳昇他(2002)『ニューアプローチ中級日本語(基礎編)改訂版』
2700円+税金
ISBN-9784931615150
参考図書
/Reference Books
レベルチェックをした後に、クラスで紹介・指示します。
受講者の要望に応じた参考図書を紹介します。

No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション レベルチェックを行ないます。
2 第2回 練習問題①
第1課 色のイメージ
比較に関する表現の整理を行ないます。
各国・各文化による色のイメージの違いについて、ディスカッションします。
3 第3回 練習問題②
第3課 不便な駐車場
程度や変化に関する表現を整理します。
便利さと対価について、話し合います。
4 第4回 練習問題③
第5課 タイムカプセル
伝聞に関する表現を整理します。
未来への提言について考えます。
5 第5回 練習問題④
会話文型・表現①
書き言葉だけではなく、話し言葉についても、知識を深めます。
6 第6回 練習問題⑤
第7課 ギネスブックに挑戦
様子や推測に関する表現を整理します。
実際に、ギネスブックに挑戦してみます。
7 第7回 練習問題⑥
第9課 やる気
原因・理由に関する表現を整理します。
やる気を起こすために、何が必要かについてディスカッションします。
8 第8回 練習問題⑦
第11課 いろいろな選択

中間テスト
様態の表現を整理します。
また、様子・状態を表現する方法を深めます。

前半部分の文型・表現整理のために、中間テストを行ないます。
漢字語彙の拡充のためにも、中間テストを利用して、学習の機会として欲しいです。
9 第9回 練習問題⑧
第13課 子供の時の夢
程度・変化に関する表現について、より知識を深めます。
過去回想に関する表現も整理します。
10 第10回 練習問題⑨
第15課 絵はがき
~富士登山~
伝聞に関する表現について、より、知識を深めます。
お土産に関する内容に相応しいハガキの書き方について、話し合います。
11 第11回 練習問題⑩
第17課 トリックアート
様子や推量に関する表現について、知識を深めます。
トリックアートの実際についても、体験します。
12 第12回 練習問題⑪
第19課 素朴な疑問
原因・理由に関する表現について、知識を深めます。
考え方の違いについて、話し合います。
13 第13回 練習問題⑫
長文読解
学習した文型・表現を使って、長文読解を行ない、知識の裏打ちを行ないます。
実力を確認する良い機会として欲しいです。
14 第14回 練習問題⑬
実践練習
学習した文型・表現が、身に付いているか、知識の裏打ちがなされているか、実際の問題を使って、実力を確認する機会です。
15 第15回 まとめ 後半部分を中心に、文型・表現整理のために、修了テストを行ないます。
漢字語彙の拡充のためにも、テストを利用して、学習の機会として欲しいです。 

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