基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	日本語Ｈ/日本語Ⅵ【待遇表現】／Japanese H
授業コード ／Class Code	A004752502
ナンバリングコード ／Numbering Code	GENh008
開講キャンパス ／Campus	ﾎﾟｰﾄｱｲﾗﾝﾄﾞ
開講所属 ／Course	共通教育科目／
年度 ／Year	2024年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期／AUTUMN
曜日・時限 ／Day, Period	金3(後期)／FRI3(AUT.)
単位数 ／Credits	1.0
主担当教員 ／Main Instructor	金澤　協子／KANAZAWA KYOKO
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
金澤　協子／KANAZAWA KYOKO	共通教育センター

授業の方法 ／Class Format	対面授業：講義・演習
授業の目的 ／Class Purpose	日本で生活するには、避けて通れない待遇表現（敬語・謙譲語など）の文法を理解し、的確な使い方をするための練習を行なうことを通して、敬語を中心としたコミュニケーションができるようになることを目的とします。 この授業を履修することで、神戸学院大学の全学ディプロマ・ポリシーに掲げられている以下のことが出来るようになります。 ①幅広い知識を活用して、さまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くこと ②自分の意見を口頭や文章によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションを取ること ③獲得した知識や技術を活用して、国内外において、価値観や意見の異なる多様な人と議論し、学びを深め、協同し、社会に役立てること　 また、履修生が少ない場合には、 各自が不得意な分野を解消させることを助けるため、それぞれの学生に対して不得意分野を個別に指導することもあります。 この科目の担当者は、学部・大学院ともに、日本語教育を専門として修学・研究しており、卒業・修了後も外国人日本語学習者への教育を行なってきました。特に、交換留学生への教育には、30年の教授経験を有しています。 そして、日本語教育関係の学会の理事として、会を運営する実務にも対応しています。 それから、地域の日本語教育の裾野を拡げる任務も遂行しています。 また、日本語教師養成講座の開講・運営にも携わっており、実務経験のある教員として、日本語学習に不具合が生じた場合、多角的で具体的なアドバイスを行なうことが出来ます。
到　達　目　標 ／Class Objectives	この授業を受けると、次のようなことが、出来るようになります。 ①実際の生活において、待遇表現が適切に使えるようになる。 ②丁寧さのレベルを学び、使い分けが出来るようになる。
授業のキーワード ／Keywords	待遇表現・敬語・対人関係
授業の進め方 ／Method of Instruction	まず、第一回目の授業で、日本語能力のレベルチェックを行ないます。 また、テキストに沿って、待遇表現の種類、それぞれの形の作り方を学びます。 そして、テキストの問題を解き、テキストを元に、実際に敬語を使って話す練習します。
履修するにあたって ／Instruction to Students	授業には、必ず、辞書・筆記用具(黒・赤・青などのペン)・ノートを準備して挑んで下さい。
授業時間外に必要な学修内容・時間 ／Required Work and Hours outside of the Class	各授業時間中に練習した敬語表現について、自宅で復習し、できるだけ日常生活の中で使ってみることで、確実な実力に繋がるはずです。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	毎回、学んだ待遇表現を課外で練習し、実際に使えるかどうか次回の授業中に口頭で確認を行なうことで、課題遂行とします。 また、授業中に、課題遂行の成果を確認します。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	成績は、総合的に、判断します。 授業参加度・態度意欲（各課題についての確認を含む）：50％ 待遇表現が使用された文章の全体的なまとめ作業 ：50％　 それぞれに対する評価基準は、到達目標に従います。
テキスト ／Required Texts	小川誉子美・前田直子著（2003） 『日本語文法演習　敬語を中心とした対人関係の表現-待遇表現-』　スリーエーネットワーク ISBNコード：978-4-88319-272-4 税込み金額：1,430円
参考図書 ／Reference Books	レベルチェックした後に、クラス内で、指示します。 受講者の要望に応じた参考図書を紹介します。

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	オリエンテーション	・履修生　自己紹介 ・日本語レベルチェック ・ガイダンス
2	第2回	日本の歴史Ⅰ	日本の歴史について、整理をする。
3	第3回	日本の歴史Ⅱ	日本の歴史について、整理をする。
4	第4回	待遇表現の意味	・待遇表現とは.敬語の機能・種類・原則について学ぶ
5	第５回	待遇表現が用いられる場面Ⅰ	敬語表現①動詞：られる、お~になる、お~する、特別な形　について学ぶ
6	第6回	待遇表現が用いられる場面Ⅱ	敬語表現②あらたまった表現　丁重語、させていただく、ございます　について学ぶ
7	第7回	待遇表現が用いられる場面Ⅲ	・敬語表現③あらたまった形　について学ぶ
8	第8回	～てもらう、～てくれる	・授受表現　　形と使い方、用法について学ぶ
9	第9回	日本語の文体	・丁寧体と普通体の使い分け　　書き言葉、話し言葉について学ぶ
10	第10回	様々な待遇表現Ⅰ	１．依頼・誘いと承諾の仕方について学ぶ
11	第11回	様々な待遇表現Ⅱ	２．助言・忠告の仕方について学ぶ
12	第12回	様々な待遇表現Ⅲ	３．主張・意見の述べ方について学ぶ
13	第13回	様々な待遇表現Ⅳ	４．許可申し出の仕方について学ぶ
14	第14回	様々な待遇表現Ⅴ	５．感謝・おわびの仕方について学ぶ
15	第15回	総まとめ	授業の総復習として、待遇表現が用いられた文章を読み、学習成果を確認する。