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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
地域学演習A/地域学演習B(実業界人物伝を読む)/Seminar on Regional Studies A
授業コード
/Class Code
A004362501
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENv010
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水3(後期)/WED3(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
谷口 義子/TANIGUCHI YOSHIKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
谷口 義子/TANIGUCHI YOSHIKO 現代社会学部/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
演習
授業の目的
/Class Purpose
○この科目は全学DPに示す、「豊かな人間性や社会性を涵養するための教養を身につけ、幅広い知識を活用してさまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができるようになることとともに、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができる」ようになることを目指しており、共通教育科目の「リベラルアーツ科目群・地域学分野」に属している。
○授業のテーマは、大学が立地する神戸・阪神間の産業経済について学ぶことである。基本となるテキスト(実業家の自叙伝)を読んで理解し、その内容についてディスカッションして意見交換を行い、テキストから課題を発見・研究して知の探求手法を習得していく。
○身近な地域の経済発展史を題材とし、地域形成の歴史やその特性について学び、見識を深めていく。
到 達 目 標
/Class Objectives
○地域の地理や歴史について学び、都市形成について理解する(知識)
○図書資料を読んで理解し、要約し、要点を他者に伝えることができる。複数の図書資料や新聞記事、歴史史料などと関連づけて事実関係を取りまとめることができる(技能)
○ディスカッションを通じてコミュニケーション能力の向上を図り、他者の意見を理解・共有することで思考力を高める(態度・習慣)
○自発的・主体的に課題に取り組み、調査・研究のプレゼンテーションが実施できる(態度・習慣)
授業のキーワード
/Keywords
人物伝 小林一三 阪急電鉄 宝塚歌劇 阪急百貨店 郊外住宅 阪神間
授業の進め方
/Method of Instruction
○阪急電鉄および宝塚歌劇、阪急デパートの創業者である小林一三の『逸翁自叙伝』を課題図書とし、主として阪急電鉄の創業期を追いながら読んでいく。
○授業ごとに読書範囲を指定する。履修生は事前に図書を読んで予習し、各自が概略をまとめて発表し、内容について議論する。また、実業家(小林一三)の事業・行動を取りまとめ、創業期のできごとを段階的に理解していく。
○予習の際に理解できなかったこと、難しいと感じたことを授業中に取り上げ、クラスでディスカッションする。時には講師がディスカッションの素材を提案することもある。
○読書範囲から各自がテーマを決め、テーマに沿って調査・研究を行い、その成果をパワーポイントにまとめて発表する。また、レポート形式で研究結果を取りまとめて提出する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
○演習授業として課題発表や議論を行うため、原則として毎回の出席を求める。必要な出席日数が確保できなかった場合は、単位が得られない。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
○予習として課題図書を読み、要約を作成する。(目安として各回90分程度)
○プレゼンテーションに向けての調査・研究、パワーポイントを作成。(目安として120〜240分)
○レポートの作成。(目安として120〜240分
提出課題など
/Quiz,Report,etc
○講読授業の予習として図書10〜20ページ程度を読み、要約を作成。授業中に発表する。
○プレゼンテーションの提出(スライド10枚以上)。
○期末レポート(2000字以上)を提出する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
○授業における要約発表40%、プレゼンテーション30%、期末レポート30%で評価する。
○授業における要約発表は、図書の内容理解、事前準備の程度などを総合的に評価する。
○プレゼンテーションと期末レポートについては、調査の量・質・完成度などを総合的に評価する。
テキスト
/Required Texts
小林一三『逸翁自叙伝―阪急創業者・小林一三の回想』講談社学術文庫 2016年
テキストは必ず上記の書籍を利用すること。デジタル書籍の場合はページ番号の不一致が起こるため授業では利用不可とする。
参考図書
/Reference Books
○授業中に適宜紹介する。授業理解を促すための資料を適宜配布する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 小林一三と阪急電鉄 本講義の狙いと目的、講義の進め方について解説。課題図書を紹介し、人物伝の概略を説明する。また、小林一三の人物像や経歴、業績を紹介する。
2 神戸・大阪の近代史 阪急電鉄の創業期(明治末から大正・昭和初期)の神戸・大阪の状況、時代背景、鉄道史の概略を説明する。
3 人物伝を読む① 発表、ディスカッション、まとめ
4 人物伝を読む② 発表、ディスカッション、まとめ
5 人物伝を読む③ 発表、ディスカッション、まとめ
6 人物伝を読む④ 発表、ディスカッション、まとめ
7 前半取りまとめ 第3回〜6回までの購読内容について整理し、疑問点を洗い出して理解を促す。
8 人物伝を読む⑤ 発表、ディスカッション、まとめ
9 人物伝を読む⑥ 発表、ディスカッション、まとめ
10 10 人物伝を読む⑦ 発表、ディスカッション、まとめ
11 11 人物伝を読む⑧ 発表、ディスカッション、まとめ
12 12 人物伝を読む⑨ 発表、ディスカッション、まとめ
13 13 購読の取りまとめ 第8〜12回までの購読内容について整理し、疑問点を洗い出して理解を促す。さらに、前半の取りまとめと併せて、小林一三が取り組んだ事業と課題について明らかにし、各自の理解・評価を意見交換する。
14 14 プレゼンテーション準備 プレゼンテーションに向けて、主としてパワーポイント作成の実習を行う
15 15 プレゼンテーション
発表会
履修生が順番に研究発表を行い、質疑応答に応じる。同日に期末レポートを提出する。プレゼンテーションを通じて、小林一三が現在社会に与えた影響や経営哲学などを総括する。

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