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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
地域学入門C/観光学講義Ⅱ(現代観光論)/Introduction to Regional Studies C
授業コード
/Class Code
A004312501
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENv003
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火1(前期)/TUE1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE 経営学部/Business Administration
授業の方法
/Class Format
「講義(対面授業)」・「演習(対面授業)」
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、全学DPに示す、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養し、自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができることを目指す。授業を通して、観光の歴史や人々の観光行動、観光産業や観光政策といった観光学の基礎を学び、現代社会における観光の役割と現代観光の特徴を掴むことを目的とする。観光に関する幅広い知識を身につけ、今後を見据えた旅行市場の動向についても理解も深めていく。
到 達 目 標
/Class Objectives
・観光学の基礎を学び、観光に関する様々な動きが理解できるようになる。
・現代社会における観光の役割と、現代観光の特徴を説明することができる。
・観光資源の現状と課題を調査し、課題解決に向けて意見を述べることができる。
・グループワークを通して、要約力、伝える力、聴く力を養う。
授業のキーワード
/Keywords
観光史 観光行動 観光産業 観光政策
授業の進め方
/Method of Instruction
・講義を中心に進めますが、意見交換の場としてグループワークも取り入れます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・テキストに沿って授業を進めるため、テキストを購入する費用がかかります。
・必要に応じて、レジュメと参考資料は配布します。
・毎回、講義内容に関するコメントを提出してもらいます。
・グループワークへの積極的な参加を求めます。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
・授業の予習・復習で毎回2時間程度。
・レポートの作成に10時間程度。可能であれば、現地視察を行ってください。
・日頃から観光地や観光スポットに関する情報を収集し、その魅力や課題について
 考えてみてください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・授業内で小テストを実施し、正解について解説します。
・観光資源に関する調査レポートを提出してもらいます。
 初回の授業で調査内容について説明します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・小テスト 60% 授業を通して学修してきた知識の理解を問います。
・レポート 40% 調査内容の妥当性について評価します。
テキスト
/Required Texts
竹内正人・竹内利江・山田浩之編著『入門 観光学[改訂版]』ミネルヴァ書房、2024年。(2800円税別)
参考図書
/Reference Books
・大橋昭一・橋本和也・遠藤英樹・神田孝治編『観光学ガイドブック』
 ナカニシヤ出版、2016年。
・溝尾義隆編著『観光学の基礎』原書房、2009年。
・林清編著『観光産業論』原書房、2015年。
その他、参考文献や参考サイトは授業中に適時紹介します。 
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス
現代社会と観光
ガイダンスのあと、観光とは何か、現代社会における観光の役割とは何かについて考える。
2 第2回 観光の歴史Ⅰ(世界) 古代、中世、近世のそれぞれの時代の旅の特徴を掴み、世界一周旅行が登場する近代までの、欧州を中心とした観光の歴史を学ぶ。(テキスト第1章)
3 第3回 観光の歴史Ⅱ(日本) 平安時代の貴族の熊野詣、江戸時代の庶民の伊勢参詣、そして鉄道敷設とともに観光が大衆化する近代までの日本の観光の歴史を学ぶ。(テキスト第1章)
4 第4回 観光対象と観光行動 人々を観光へと駆り立てるものは何か。観光対象にはどのようなものがあるのか。人気観光地、観光スポットを取り上げ、身近な体験も踏まえて観光者の心理や行動について考える。(テキスト第2章)
5 第5回 観光産業と観光統計 観光は非常に幅広い産業と関わっている。国際基準による観光産業の定義や観光特有商品を学び、観光庁や日本政府観光局が実施する観光統計について理解する。(テキスト第3章)
6 第6回 旅行産業 旅行産業の特質、旅行会社の業務、分類、市場規模といった旅行産業の基礎とともに、情報化の進展等による旅行会社の現状と新たな戦略を学ぶ。(テキスト第4章)
7 第7回 宿泊産業 旅館業法による営業形態の分類、市場規模や経営方式など、宿泊産業の基礎とともに、訪日旅行の増大による民泊サービスの拡大等、近年の動きを学ぶ。(テキスト第5章)
8 第8回 運輸産業 交通サービスの特性や市場構造など、観光に関わる運輸産業の基礎を学び、特に航空会社の中でLCCの経営戦略について理解する。観光列車といった鉄道会社の観光への取組みも学ぶ。(テキスト第6章)
9 第9回 テーマパーク産業 遊園地、テーマパーク等、レジャー産業の全体像を学び、東京ディズニーリゾートとユニバーサル・スタジオ・ジャパンの事例を通して、テーマパーク産業のこれからについて考える。(テキスト第7章) 
10 第10回 文化施設と観光 日本における文化施設の役割を確認した上で、主として博物館・美術館における、近年の観光活用の動向について学ぶ。(テキスト第8章) 
11 第11回 戦後日本の観光と観光政策Ⅰ 観光政策の流れを踏まえながら、戦後の観光の主な動きを学ぶ。(テキスト第1章3節、第10章)
12 第12回 戦後日本の観光と観光政策Ⅱ 観光庁発足後の観光政策を学ぶとともに、コンテンツツーリズム等、新しい観光への理解を深める。(テキスト第10章他)
13 第13回 日本の旅行市場 「日本の観光統計データ」や『観光白書』等で、世界の観光の状況、訪日旅行や国内旅行等、最新の日本の旅行市場の全体像を学ぶ。
14 第14回 観光資源の調査研究
(グループワーク)
個人で調査したレポートをもとに、少人数に分かれてグループワークを行う。調査内容について意見交換しワークシートに整理し、各地の多様な観光資源の現状と課題について学び合う。
15 第15回 まとめ グループワークおよび授業全体の振り返りを行い、現代観光の特徴について考える。

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