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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/05/07 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
地域学講義ⅠB/地域学講義Ⅶ(環境学)/Regional Studies ⅠB
授業コード
/Class Code
A004282001
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENv005
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木3(後期)/THU3(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
藤 美智子/FUJI MICHIKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
藤 美智子/FUJI MICHIKO 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
この科目は全学DPのうち「共通教育等を通じて、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養している」と「幅広い知識を活用してさまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができる」に2項目に関係し、地域の自然環境が様々な要因によって成立していることに関心を持ち、その保全・活用に向けての方策を生み出す力をつけられるようになることを目的とする。
授業では、主に、植生学・生態学などの自然科学の視点から、自然環境の成り立ち、生態系の仕組み、自然環境の保全に関する課題・対策などを学ぶ。

この科目の担当者は、有馬富士公園をはじめとする国内外の自然公園で、インタープリターなどとして地域の自然環境の保全・活用に取り組んできた「実務経験のある教員」である。この授業では、本経験を活かして地域の自然環境を多面的に捉え、広い視野での学びへとつなげる。
到 達 目 標
/Class Objectives
1. 地域の自然環境の成り立ちについて説明できる。(知識)
2. 生態系の複雑な仕組みについて関心をもつことができる。(態度・習慣)
3. 地域社会が抱える自然環境の問題について、広い視野で考えることができる。(知識・技能)
授業のキーワード
/Keywords
地域資源、環境、自然、植生学、生態学、保全生態学、環境問題、自然と文化、生物多様性、環境教育、環境学習
授業の進め方
/Method of Instruction
講義を中心に授業を進める。
授業の終わりにコメントカードを記入する時間を設ける。コメントカードには、授業中に示した課題を記入してもらう場合がある。次の回の冒頭で、特筆すべきコメントカードの共有や質問への回答を行う。
各回授業は基本的には授業計画に沿って進めるが、第3回~14回の内容については、受講生の理解のしやすさを考慮して順番を入れ替える場合がある。また、地域の自然環境を計画的な視点から捉えるために、緑地計画の分野でのゲストスピーカー招へいを検討している。
履修するにあたって
/Instruction to Students
質問等がある場合はメールで対応する。
講師連絡先
 藤 美智子  fujimichiko@ge.kobegakuin.ac.jp
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
予習復習課題が出された場合はこれに取り組む(40分程度)。
復習として授業内容を振り返り、講義で示された生物や生態系等について掘り下げて調べる(40分程度)。
このほか、授業中に紹介した文献を読む、各地の自然史系の博物館を訪ねる、自然史系の博物館が主催するセミナーや行事に参加する、身近な野生生物(植物・動物)を観察するなど、教養を育むことを日常的に取り組む。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業中に随時出題する。レポートの提出先はMoodleとする。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
レポート(80%)とその他の課題点等(20%)で総合的に評価する。レポート以外の課題点には、授業終了時のコメントシートの記述内容、授業中に伝達する予復習課題などを評価対象とする。
テキスト
/Required Texts
テキストは用いない。
参考図書
/Reference Books
参考文献は必要に応じて授業中に紹介する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 地域と地球(1)地球規模の環境問題 地球規模で起きている環境問題を解説し、その発生について考える。
2 第2回 地域と植生(1)世界の植生 気候条件を反映する世界の植生について紹介する。
3 第3回 地域と植生(2)日本の植生Ⅰ 日本の植生とその環境要因について解説する。
4 第4回 地域と植生(3)日本の植生Ⅱ 兵庫の植生とその環境要因について解説する。
5 第5回 地域と生物多様性(1)身近な自然 神戸学院大学構内で見られる身近な自然の観察を行う。
6 第6回 地域と生物多様性(2)生物多様性の危機 生物多様性減少の要因をまとめ、保全の必要性について考える。
7 第7回 地域と生物多様性(3)外来生物 外来生物が持ち込まれた要因や、生態系への影響について述べる。
8 第8回 地域と生態系(1)生態系の構成要素 生態系の構成要素を解説し、生物の相互関係についても触れる。
9 第9回 地域と生態系(2)物質循環 生物を構成する物質の生態系内での移動について解説する。
10 第10回 地域と生態系(3)汚染物質 汚染物質が生態系に及ぼす影響について解説する。
11 第11回 地域と生態系(4)兵庫の自然 兵庫で見られる特徴的な自然を紹介し、自然資源の重要性について考える。
12 第12回 地域と人間(1)環境問題の課題・対策 生物多様性減少の防止を主とした課題・対策を紹介する。
13 第13回 地域と人間(2)環境教育・環境学習Ⅰ 日本における環境教育・環境学習の事例を紹介し、その課題や効果について考える。
14 第14回 地域と人間(3)環境教育・環境学習Ⅱ アメリカにおける環境教育・環境学習の事例を紹介し、その課題や効果について考える。
15 第15回 総括 これまでの講義をふりかえり、総括する。

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