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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
健康科学入門① (1年次のみ)/Introduction to Health Sciences
授業コード
/Class Code
A004051501
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENu001
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金1(前期)/FRI1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
内海 美保/UTHUMI MIHO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
井上 雅己/INOUE MASAKI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
内海 美保/UTHUMI MIHO 薬学部/Pharmaceutical Sciences
村上 遼/MURAKAMI RYO 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
神戸学院大学は総合大学であり、色々な学部が集まっていることが特徴です。それぞれの学部ではどんなことが研究されているのか、そしてその研究は私達の生活とどのようにかかわっているのか、どんな面白いことがあるのかなどを皆さんに是非知ってもらいたいと考えて、共通教育のリベラルアーツ科目群は作られています。健康科学入門(①クラス)では、健康にかかわる学問を取り扱う学部のひとつである薬学部の3名の教員が、それぞれの専門分野の紹介をします。健康にかかわる話を聴きながら、自分はどんなことに興味があるのかを発見し、健康科学についての基本的な知識を得ることを目標とします。なお、この科目では、全学ディプロマポリシー(DP)のうち、DP1(共通教育等を通じて、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養している。)、及びDP2(専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につけている。)の修得を目指します。
到 達 目 標
/Class Objectives
第1〜5回目:
1.医薬品の適切な使用方法や特徴について、例を挙げて説明することができる。(知識)
2.身近な医薬品について関心を持ち、セルフメディケーションの意義や注意点について認識できる(態度・習慣)
第6〜10回目:
1.健康に影響する化学物質について、例を挙げて説明することができる。(知識)
2.地球環境問題における健康影響に関心を持ち、地球環境問題の取り組みについて考えることができる。(知識・態度・習慣)
第11〜15回目:
1.ヒトの生命活動の仕組みを列挙し、説明できる。(知識)
2.ヒトの健康維持に関心を持ち、それに関わる生体機能の重要性を考えることができる。(態度・習慣)
授業のキーワード
/Keywords
授業の進め方
/Method of Instruction
第1〜5回目:
Power PointやDVDを用いて解説をするとともに、受講生に質問をするなど、双方向の授業を実施する。
第6〜10回目:
主にPower Pointを用いた講義であるが、受講生にアンケートや質問をするなど、積極的な授業への参加を期待する。
第11〜15回目:
Power Pointを用いた講義を行う。また、受講生に質問やアンケートをするなど、双方向の授業を実施する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
第1〜5回目:
オフィスアワー:金曜日11:00〜13:45
第6〜10回目:
オフィスアワー:金曜日16:00〜18:00
第11〜15回目:
オフィスアワー:金曜日11:00〜15:30
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業終了後に、課題、またはテキストの予習・復習箇所および目安となる時間を提示する。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
この授業は3名の教員で担当し、全15回の授業への取り組み姿勢を総合的に評価する。
各授業終了後には、授業内容に関連した小テストまたはレポートを課す。小テストまたはレポートは指定された期間内にドットキャンパスから提出をする。課題に関する詳細は、ドットキャンパス及びOneDriveから案内をする。
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回目 くすりの知識(1) 担当 内海 医薬品、医療機器等法では、医薬品を取扱う国民自身も、医薬品にかかわる知識を深め、適切に取り扱うことが求められている。医薬品は、正しい使い方をしてはじめて有効に作用する。逆に、服用方法や保存法などが誤っていると、思わぬ事態を招くことがある。そこで、第1〜2回目の授業では、薬局で購入できる薬や病院で処方される薬について、適切な使用方法等を学ぶ。また、汎用される代表的な医薬品を例に、薬の作用するしくみや生体への影響など、幅広い視点から医薬品についての知識を身につける。
2 2回目 くすりの知識(2) 担当 内海 第1回目の授業につづき、医薬品についての知識を身につける。
3 3回目 くすりの歴史 担当 内海 古代より、人は、植物や動物など、様々なものを医薬品として活用してきた。また、単に薬の作用を発現させるだけではなく、生活の質(QOL)を高めるために、薬の副作用を最小限に抑えるなどの改良を加えてきた。第3回目の授業では、医薬品の歴史を振り返るとともに、現在の医薬品の開発、製造についてその概要を知る。
4 4回目 薬剤師の役割とセルフメディケーション(1) 担当 内海 現在、医療費の高騰化等を背景に、セルフメディケーション(自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること)が推進されている。薬局やドラッグストアでは、健康を保持するための様々な医薬品やサプリメント等が販売されており、国民はそれらを容易に入手することができる。安全なセルフメディケーションを行うために、薬のスペシャリストである薬剤師の仕事や役割を理解するとともに、薬局や薬剤師との上手な付き合い方について学ぶ。
5 5回目 薬剤師の役割とセルフメディケーション(2) 担当 内海 第4回目の授業につづき、薬剤師の仕事や役割を理解するとともに、薬局や薬剤師との上手な付き合い方について学ぶ。
6 6回目 化学物質と健康(1)〜健康に関わる化学物質について〜 担当 村上 私たちの生活において、化学物質の性質を利用して様々な製品を使用している。化学物質は生活の質の向上のために必要不可欠であるが、適切に使用しないと人間の健康や地球環境に悪い影響を与える。そこで第1〜2回目の授業では、健康障害の原因となる様々な化学物質の概要を紹介し、健康と化学物質の関わりを学ぶ。
7 7回目 化学物質と健康(2)〜健康に関わる化学物質について〜 担当 村上 私たちの身の回りに存在している化学物質等の健康影響について、具体的な事例から学ぶ。
8 8回目 地球環境と健康(3)〜地球環境問題の概要について〜 担当 村上 人間の生活は、大気・水・地形・土壌・生態系など、あらゆる自然環境と繋がりを持って成立している。よって自然環境の変化は、私たちの暮らしに大きな影響を及ぼす。本授業では地球環境問題について、その概要を知り、地球環境問題について考える。
9 9回目 地球環境と健康(4)〜二酸化炭素における健康影響について〜 担当 村上 二酸化炭素は人体において代謝活動の結果、生産される物質であり、酸塩基平衡の維持などの重要な役割を担っている。しかしながら、二酸化炭素が過剰に存在した場合、様々な悪影響を及ぼす。本授業では、人体内における二酸化炭素の役割や危険性などを学ぶ。
10 10回目 地球環境と健康(5)〜二酸化炭素削減技術について〜 担当 村上 地球上の二酸化炭素濃度が年々増加しており、今後私たちの日常生活(地球温暖化・健康被害)を脅かす原因となる。そのため、二酸化炭素の削減に対してどう向き合い、どう解決していくかについて考える必要がある。本授業では、最先端の二酸化炭素削減技術を紹介し、正しい知識と問題点を学ぶ。
11 11回目 DNAと生命情報 担当 井上 ヒトの複雑な生命現象は、遺伝子を設計図に行われており、その正体はDNAという物質です。第11回の授業では、DNAが生命情報を担うシステムについて学びます。
12 12回目 酵素のはたらき 担当 井上 酵素は、体の中で様々な化学反応に関わるタンパク質であり、食べ物の消化や吸収、代謝などの生命活動に重要です。また、その機能が失われると病気の原因にもなります。第12回の授業では、酵素のはたらきと健康について学びます。
13 13回目 遺伝子組換えとバイオテクノロジー 担当 井上 大豆やとうもろこしなどの遺伝子組換え食品は安全なのでしょうか。また、バイオテクノロジーの発展により、遺伝子組換え技術を活用した医薬品が開発されていますが、それらはどうでしょうか。第13回の授業では、バイオテクノロジーと健康について学びます。
14 14回目 免疫と病気(1) 担当 井上 免疫は、ヒトの体を病気から守る大切な防御機能です。 ウイルスや細菌などの病原体が体内へ侵入するのを防いだり、体内で生じたがん細胞を攻撃して死滅させるなど、ヒトの健康に幅広く関わります。第14回の授業では、免疫と健康の関わりを学びます。
15 15回目 免疫と病気(2) 担当 井上 ヒトの免疫システムは、感染から体を守るだけでなく、がんやアレルギーなど様々な病気に関わることがわかり、近年、免疫システムを利用した疾患治療法が続々と登場しています。第15回の授業では、前回に続き、免疫と健康について学びます。

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