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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
現代社会と人権/Modern Society and Human Rights
授業コード
/Class Code
A004001501
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENt009
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水4(後期)/WED4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
岡本 篤尚/OKAMOTO ATSUHISA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
岡本 篤尚/OKAMOTO ATSUHISA 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
 講義(一部、演習の手法を導入します)
 この授業は、20名までの履修制限科目です。
授業の目的
/Class Purpose
 この授業は、全学DPに掲げる「幅広い知識に基づいて、他者および異文化を理解することができる」ようになること 、「さまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができる」ようになること及び「生涯にわたって学び続けることができる」ようになることを目指すものです。
到 達 目 標
/Class Objectives
 現代社会における多様な「人権問題」について、基本的な理解が得られるようにする。
授業のキーワード
/Keywords
 人間の尊厳 差別と排除 環境と人権 基地と人権
授業の進め方
/Method of Instruction
① この授業では、1つの主題(テーマ)について2~3回の授業で取り上げていきます。1回目の授業で主題に関連する映像資料を視聴したり、文献資料を読み込んでもらい、その感想を提出してもらいます。2回目ないし3回目の授業で主題について担当教員が解説した後、受講生どうしで質疑応答や意見交換をしてもらうことで授業を進めていきます。
➁  この授業は、教員と受講生、受講生相互の質疑応答や討論によって授業を進めていきますので、各回の授業までに、受講生自身が各回の主題(授業テーマ)について十分予習をしてくることが求められます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
① この授業では、 授業内容(授業で使用するレジュメやパワーポイントの内容や資料映像、板書の内容等を含む)について、著作権保護のため、スマートフォンやモバイル機器、カメラ等を用いて録画・録音・撮影等を行うことや、インターネット上で閲覧可能な状態にすることを厳禁します。これらに違反した場合は、課題レポート等の成績の如何にかかわらず、単位を認定しない場合があります。障害等のため授業内容の録画・録音等を行う特段の必要がある場合には、事前に必ず担当教員の許可を得てください
② この授業では、複数の異なる立場に立って考えることのできる多角的な視点やより冷静かつ客観的で俯瞰的な視点も大切にしたいと思っています。ですから、この授業を受講される方は、思い込みや偏見にとらわれることなく、最も弱い立場にある人々の視点、多角的・俯瞰的な視点などを大切にし、他人の意見も尊重してください。
③授業への出席回数が、授業実施回数の3分の2に満たない場合は、課題レポート等の成績如何にかかわらず単位を認定しません。また、授業開始から15分以上の遅刻は、欠席として取り扱います。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
 各回の授業までに、授業で取り扱うテーマや関連知る資料映像・資料文献などを指示しておきますので、「事前学習課題」として授業までにきちんと予習しておいてください(1週間あたりで2~3時間程度)。
 また、世界と日本で起こっている「現在進行形」の戦争や内戦について、毎日、新聞やテレビのニュースなどで積極的に情報を収集・分析しておいてください(毎日30分程度)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
 課題レポート、リアクション・ペーパー。
 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
 成績評価は、課題レポート75%、リアクション・ペーパー、授業中の質疑応答など授業への積極的貢献度25%の割合で行います。 成績評価の基準は、現代社会における主な人権人権侵害について、基本的な理解ができているかどうかです。なお、授業への出席回数が受業実施回数の3分の2に満たない場合は、課題レポート等の成績如何にかかわらず、単位を認定しません。また、授業開始から15分以上の遅刻は、欠席として取り扱います。
 課題レポートを作成するに当たって、 Chat GPTなどの生成AIを使用することはできません。生成AI等を使用したり、他人の著作(著書・論文)やインターネット上のコンテンツの内容等を無断で引用(=盗作)したことが判明した場合には「D評価(不可)」としますので注意してください。
テキスト
/Required Texts
 テキストは特に指定しません。授業内容に関連する資料映像や資料文献については、開講後に、適宜指示します。
参考図書
/Reference Books
 ①林典子『フォト・ドキュメンタリー 人間の尊厳――いま、この世界の片隅で』(岩波新書、2014年)。
 ②上間陽子『裸足で逃げる~沖縄の夜の少女たち』(太田出版、2017年)および同『海をあげる』(筑摩書房、2021年)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス  この授業で扱うテーマと、この授業の進め方について説明します。
2 第2回~第5回 人間の尊厳  「人間の尊厳」が最も徹底的に蹂躙された事例から、逆説的に「人間の尊厳」を守ることの重要性について学んでいきます。
3 第6回~第8回 「差別」と「排除」  日本における代表的な「差別」と「排除」の事例について学んでいきます。
4 第9回・第10回 「二つの死」をめぐって
 難病患者の安楽死・尊厳死は、患者本人の「死ぬ権利」の行使なのか、社会的に強いられた死なのかについて考えていきます。
5 第11回・第12回 MINAMATA

 いまだ終わらない水俣病について、学んでいきます。
6 第13回~第15回 OKINAWA  「青い海」・「青い空」(美しい自然と環境)だけでない、沖縄の抱える「差別」と「排除」について学んでいきます。

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