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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
文章読解Ⅲ/Reading Ⅲ
授業コード
/Class Code
A003761001
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENj005
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
金4(後期)/FRI4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
米澤 優/YONEZAWA YU
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
米澤 優/YONEZAWA YU 人文学部/Humanities and Sciences
授業の方法
/Class Format
講義・演習
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、レポートを書く際や今後の生活で必要となってくる論理的思考力を鍛え、分析的・批判的に文章が読めるようになることを目的とします。
全学(学部)DPのうち、「幅広い知識を活用してさまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができる」「自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができる」「獲得した知識や技能を活用し、国内外において、価値観や意見の異なるさまざまな人と議論し、学びを深め、協働して、社会に役立てることができる」ことの基盤となるような知識・技能・態度を身につけることを目指します。
到 達 目 標
/Class Objectives
・接続表現・指示表現を理解し、文脈を把握できるようになる(知識・技能)
・論証を理解し、論証の構造を把握できるようになる(知識・技能)
・分析的・批判的に文章を読めるようになる(知識・技能)
・グループワークを円滑に進め、他者と協力して成果を上げることができる(態度・習慣)
授業のキーワード
/Keywords
文章読解、接続表現、論証、クリティカル・リーディング、グループワーク
授業の進め方
/Method of Instruction
テーマについての解説の後、グループで話し合って問題を解き、その解答を発表してもらいます。その後、解説を行い、理解を深めます。
また、グループは固定せず、毎回変更します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・単位の認定には、2回の確認テストの受験と2/3以上の参加が必要です。
・授業に参加しているかどうかは、クループで協調して課題に積極的に取り組んでいるか、積極的に発表しているかなどで判断します(つまり、ただ教室にいるだけでは授業に参加しているとは言えません)。
・遅刻・授業中の無断退席・私語・携帯電話の操作などは大きく減点します。
・毎回グループワークを行うので、積極性だけでなく、協調性も必要となります。
・分からない語句を調べるために、辞書(電子辞書)を持参してください(携帯電話の使用は認めません)。
・進度によって、授業計画が前後・変更されることがあります。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
毎回必ず復習し、授業内容の理解・定着に努めてください。そのうえで、しっかり時間をかけて考えて課題に取り組んでください。最低1時間以上は必要だと思います。
授業内容についてさらに詳しく知りたい場合などには、授業中に示された参考書を読んでください。
また、授業で示された問題を解くだけでは、読解力や論理的思考力は身につきません。学習したことを念頭に置いて、日頃から積極的にさまざまな文章を読み、分析的・批判的に考え、理解を深めてください。読解力(さらには表現力)の基礎となる語彙力をつける必要もあるので、分からない語彙は調べるようにしてください。
目安として示す時間は、それぞれの不足している知識・能力によるので難しいですが、1時間以上は必要ではないかと思います。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
ほぼ毎回課題を課します。
確認テストを2回行います。
いずれも授業でフィードバックします。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業中の練習問題やグループワークの取り組み・課題の提出・発表40%、2回の確認テスト60%で評価します。
※積極的に協調して問題に取り組んでいるか、積極的に発表しているかという過程と、問題の答えや発表の内容という成果の両方を、評価の対象とします。
※確認テストでは、それまでの授業内容が身についているかを問います。

単位の認定には、2回の確認テストの受験・2/3以上の参加が必要です。
授業に参加しているかどうかは、クループで協調して課題に積極的に取り組んでいるか、積極的に発表しているかなどで判断します。
テキスト
/Required Texts
資料を配布します。
参考図書
/Reference Books
野矢茂樹(2001)『論理トレーニング 101題』産業図書
野矢茂樹(2006)『新版 論理トレーニング』産業図書
福澤一吉(2012)『文章を論理で読み解くためのクリティカル・リーディング』NHK出版

その他、必要に応じて、授業中に紹介します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 授業の概要を説明し、アイスブレイクを行う。
2 第2回 接続表現 接続表現について練習問題を解き、その用法を確認する。
3 第3回 指示表現と接続の構造 指示表現について練習問題を解き、その用法を確認します。指示表現・接続表現を踏まえ、接続の構造について考える。
4 第4回 論証 論証とは何かを学習する。接続詞や述語に注目し、根拠となる部分・主張となる部分を見つける練習をする。
5 第5回 演繹的論証と帰納的論証 演繹的論証・帰納的論証について学習し、論証について理解を深める。
6 第6回 論証の構造① 論証の構造を分析し、論証について理解を深める。
7 第7回 論証の構造② さらに論証の構造を分析し、論証について理解を深める。
8 第8回 これまでのまとめと到達度の確認 前半のまとめをし、これまでの学習内容が身についているか確認する。
9 第9回 根拠 主張を支える根拠として、どのようなものが使われているか考える。また、因果関係についても考える。
10 第10回 隠れた前提 演繹的論証の前提となっている根拠について考え、論証について理解を深める。
11 第11回 論拠 帰納的論証で根拠から主張・結論を導くには飛躍が不可欠だが、なぜその根拠からその主張・結論が得られるのか考える。
12 第12回 曖昧な表現 主観的な表現や曖昧な表現などに注目し、論証についてさらに考える。
13 第13回 クリティカル・リーディング① これまでの学習内容を踏まえ、分析的・批判的に読む練習をする。
14 第14回 クリティカル・リーディング② 分析的・批判的に読む練習をさらにする。
15 第15回 全体のまとめと到達度の確認 全体のまとめをし、これまでの学習内容が身についているか確認する。

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