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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
上級中国語ⅡA/中国語リーディングⅡ (読解)【ア】/Advanced Chinese ⅡA
授業コード
/Class Code
A003492001
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENe020
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火3(後期)/TUE3(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
山本 透江/YAMAMOTO YUKIE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山本 透江/YAMAMOTO YUKIE 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義・演習)
授業の目的
/Class Purpose
 長い歴史の中、日本と中国との間には人や文化の交流が絶えることなくつづいている。ここ数年は両国間のさまざまな要因により、中国を訪れる日本人は減少してしまっている。日本政府観光局HPの統計によると、2023年訪日外国人総数は25,066,100人で前年より554.1%と回復しており、内中国、香港、台湾からの訪日は2.86%を占めている。2019年との比較では中国から9,594,394→2,425,000人(-71.4%)、台湾から4,809,602→4,202,460人(-14.1%)、香港から2,290,792→2,114,400人(-7.7%)と回復しつつある。中国の場合2023年9月に団体旅行の観光ビザが下りてからの数値で若干伸びていない。中国国内ではSNS等で日本の芸能、文化等の情報を取り入れる層も増加しており、また個人旅行リピーターの増加が考えられる。文化体験を目的とする観光が増え、またビジネスや留学、移住目的での来日が増加する傾向も見られる。
 この授業では、一般の中国人が読む書籍やインターネットサイト、さらにはそれに対する中国人のネットへの書き込みなどを通して、中国人がなぜ日本に興味を示すのかを理解する。そして同時に、中国で話題となっているニュースを読むことで、日本と中国との観点の違いを知ることを目的とする。また周辺の国、地域(韓国、台湾、香港など)との関係性についても触れたい。
 この授業を履修することにより、全学DP(ディプロマ・ポリシー)に掲げられている「獲得した知識や技能を活用し、国内外において、価値観や意見の異なるさまざまな人と議論し、学びを深め、協同して、社会に役立てることができる」ようになる。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.辞書を使って発音を確認し、ピンインのない文章の音読ができる。
2.まとまりのある文章全体を辞書を使って自力で翻訳することができる。
3.中国人の日本への関心事に興味を持つことで、中国人への理解を増すことができている。
4.さらには、自国の文化を相手にアピールする手段としての中国語を身につけることができている。
授業のキーワード
/Keywords
中国語、中国時事、中国文化、日本文化、訪日中国人
授業の進め方
/Method of Instruction
まずはピンインのない簡体字の長文に慣れるため、こちらで準備した中国の報道やコラムなどを丁寧に読む。4回目の授業を目安に授業で扱うテーマを皆で話し合って決め、あらかじめひとまとまりの文章をそれぞれに割り当て、担当者がその日本語訳などを発表することで授業を進めていく。受講人数によっては何度もあたる可能性がある。対話型の授業にしたいと考えているので、担当者以外の受講生からの積極的な発言も期待している。音読は随時行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
 2年次に中国語科目を履修した学生と同等レベルの基礎力が必要。
 この科目は前期Ⅰを履修せず後期Ⅱだけを履修することも可能である。ただし、授業内容がⅠとⅡとで連続するため、上級中国語ⅠAも併せて履修しておくことが望ましい。
 受講生の興味・要望に応じてスポットを当てる話題の変更も可能である。中国について特に興味を持っていることがあれば、積極的に提案してほしい。
 受講人数や受講生のレベルによって、授業内容や進度が変わることがある。
 中日辞典持参。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
日本語訳などの担当を全員で分担し授業を進めますので、予習が必要となります(1時間以上)。また、毎回の授業でその日の内容に関する小テスト(課題も含む)を行うので、担当以外の受講生も、資料にはあらかじめ目を通しておくようにしてください(20分以上)。課題は授業内容について次回回提出とし、内容について授業内で検討します。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
課題は授業内容についてレポート等次回提出とし、内容について授業内で検討する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・発表内容評価 40%
・小テストの結果に対する評価 20%
・期末試験(第15回授業内に実施) 40%
※単位取得には10回以上の出席が必要。
※定期試験は行わない。
テキスト
/Required Texts
教科書は使用しない。主題に応じて資料を事前に配付し、それを教材とする。
参考図書
/Reference Books
辞書は必ず持参してください。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンスと力だめし 「授業の進め方」の説明後、中国語の基本文法をチェック、今年話題となっているニュースの概要を捉える。
各自、中国について興味のあるテーマを発表。
2 第2回  今年の春夏における中国人の旅行事情 この春や夏に起こった旅行に関する現象や傾向を中国のニュースで確認する。
各自、興味のあるテーマを発表。
3 第3回 国慶節について(1) 中国の建国記念日である10月1日の国慶節では、1週間休みとなる。その間の中国人の旅行事情を報道記事などで確認する。
日本紹介記事について割り当て、長文読解の割り当てを決める。
4 第4回 国慶節について(2) 中国の建国記念日である10月1日の国慶節では、1週間休みとなる。その間の中国人の動向を報道記事などで確認する。
5 第5回 国慶節について(3) 中国の建国記念日である10月1日の国慶節では、1週間休みとなる。その間の中国人の動向について考察する。
6 第6回  華人記事を読む(1) 事前に提出された記事について、各担当者からの発表に基づき授業を進める。
7 第7回 華人紹介記事を読む(2) 事前に提出された記事について、各担当者からの発表に基づき授業を進める。
8 第8回 華人紹介記事を読む(3) 事前に提出された記事について、各担当者からの発表に基づき授業を進める。
9 第9回 華人紹介記事を読む(4) 事前に提出された記事について、各担当者からの発表に基づき授業を進める。意見交換。
10 第10回 東アジアの文化(1) 中国だけでなく、韓国、香港、台湾をも巻き込んだ文化・芸能事情について。映画や書籍などの波及についての資料を読む。
11 第11回 東アジアの文化(2) 中国だけでなく、韓国、香港、台湾をも巻き込んだ文化・芸能事情について。映画や書籍などの波及についての資料を読んでから、意見交換を行う。
12 第12回 長文読解(1) 少し改まった文章の概要をどのくらい正確にとらえられるかを見る。
資料を配布し、各担当者の発表によって授業を進める。
13 第13回 長文読解(2) 少し改まった文章の概要をどのくらい正確にとらえられるかを見る。
資料を配布し、各担当者の発表によって授業を進める。
14 第14回 長文読解(3) 少し改まった文章の概要をどのくらい正確にとらえられるかを見る。
資料を配布し、各担当者の発表によって授業を進める。また意見交換を行う。
15 第15回 期末試験 これまで扱った文章から重要事項を問う。

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