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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
初級ドイツ語Ⅱb (総合的コミュ二ケーション) 【ア[経済]】/Elementary German Ⅱb
授業コード
/Class Code
A003151001
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENc004
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木2(後期)/THU2(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
森田 昌美/MORITA MASAMI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
森田 昌美/MORITA MASAMI 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(演習)
授業の目的
/Class Purpose
全学ディプロマ・ポリシーのもとに、共通教育センターが掲げる学生の到達目標は以下の通りです。

1. 調和のとれた心身のもとに文化・社会・自然に関する広く豊かな知識を備えている。
2. 学修した知識・技能を活用して社会と交わり、新しい価値を創造することができる。
3. 生涯にわたって自発的に学び続けていくことができる。
4.高い倫理観・責任感を以て社会に貢献することができる。

ドイツ語の言語運用能力を育成しながら、日常生活を中心にドイツ語圏の文化に触れていきましょう。その学習過程で、受講者自身の文化を客観的、相対的にとらえる態度や観点を育てます。異なる文化背景を持つ人たちとのコミュニケーションのあり方を考え、みずからの行動にフィードバックする能力を身に付けましょう。 
到 達 目 標
/Class Objectives
この授業は、初級ドイツ語Ⅱaと緊密に連携した半期のドイツ語学習を通して、ごく簡単な表現が聴き取れ、基本的な語句で自分の名前や気持ちが伝えられるようになること、さらに日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやり取りができるようになることを目的とします。これは、『ヨーロッパ言語共通参照枠』(略称CEFR)に照らせば、A1/1レベルに相当するドイツ語運用能力です。

1. よく使われる日常的表現と基本的な言い回しを理解し、用いることができる。
2. 自分や他人を紹介することができる。
3. どこに住んでいるか、誰と知り合いか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりできる。
4. もし相手がゆっくり、はっきりと話して、助け船を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。

CEFR「外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠」は、ゲーテ・インスティトゥートの公式HPによれば以下のようになります。

A1: まず、日常生活の場面で短く簡単なドイツ語表現が理解でき、自分でも言えるようになります。例えば自己紹介ができ、相手に簡単な質問をしたり、それに答えたりできます。食事や買い物や旅行の場面で、相手がゆっくり明瞭に話してくれるなら、コミュニケーションが図れます。

A2: 毎日の生活で頻繁に使われる言葉や表現に慣れ、仕事や家族や故郷など、自分に関する事や日常的で具体的な生活に関する事なら、ドイツ語でコミュニケーションが図れます。また日常的に必要な事柄が、簡単な文章の形で表現できるようになります。

B1: 明瞭な通常のドイツ語であれば、仕事や趣味や生活など日常的な事柄についてのドイツ語の発言や文章が理解できます。例えば、旅行中に出会うさまざまな出来事に対して、必要な対応ができ、また、自分の経験や夢・希望・目標などについて話すことができます。さらに、自分に身近なテーマあれば、意見を述べたり、その論拠を説明したりできます。

B2: 抽象的で複雑なドイツ語で表現されても、その趣旨が理解できます。自分の仕事や専門分野に関する事柄なら、ドイツ語で行われる議論の内容が理解できるだけでなく、自分の立場や意見を述べたり、あるいはひとつの意見に対する利点と不利点を論述したりできます。日常的ないくつかのテーマでは、広い範囲にわたって明確に意見と情報が交換でき、ドイツ語を母国語とする人との間で、相互に困難を感じずに自然な会話が成立します。

C1: ほとんどのテーマで、高度なドイツ語表現や長い文章が理解でき、また、その言外のニュアンスも感じ取れます。ドイツ人社会で、社会人として職業についたり大学で学んだりするのに必要十分な語彙と表現を使いこなし、複雑で微妙な内容を正確なドイツ語で表現することができます。

C2: 社会生活上、不自由なくすべてのことに対応できるドイツ語力があります。さまざまな分野の多様なテーマに関して、読む、書く、話す、聞くことが困難なくでき、また、ニュアンスにとんだ自然なドイツ語を正確に使うことができます。 
授業のキーワード
/Keywords
コミュニケーション能力の育成、複数の言語・文化の多様性を理解する国際性の習得 
授業の進め方
/Method of Instruction
初級ドイツ語ではⅡa・Ⅱbとも共通の教科書を使用します。ⅡaとⅡbで二名の担当教員が授業内容について緊密に連絡を取り合いながら、リレー形式で授業を進めていきます。
授業中に随時小テストを行ないます。小テストの成績は成績評価の対象になります。 
履修するにあたって
/Instruction to Students
この科目を履修するにあたって、宿題にきちんと取り組むことはもちろんですが、前回の授業内容をしっかり復習した上で授業に臨む習慣をつけるようにしてください。提出物については、添削や解答例の提示など、宿題の内容にそってフィードバックします。
新しい課に入る前には、教科書巻末にある「自己チェックリスト」を使って、すでに学習した内容が理解できているかどうかを自己診断しておきましょう。教科書とワークブックを必ず購入してください。
課題として出される宿題の提出回数とその内容、随時行なわれる小テストの成績は、成績評価の対象になります。なお、第一回目の授業には必ず出席すること。授業内容・授業方法、評価基準についての全体的な説明があります。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
原則として、毎回宿題があります。次回の授業までに取り組んでおいてください。また授業で学んだ学習事項を復習する習慣を身に付けましょう。宿題と復習で1時間くらいを目安に、授業時間外の学習時間を取ってください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
宿題は必ず期限までに提出してください。提出されたものは、添削して返却し、注意事項を授業で伝えます。宿題に取り組んでいることを前提として、授業は進められます。宿題の提出状況は、成績評価の対象になります。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業中の自発的な発言回数とその内容など、授業への積極的な参加 20% + 宿題の提出回数とその内容 20% + 小テストの成績 20% + 定期試験 40%
定期試験では、「初級ドイツ語 Ⅱb」は、聴き取り能力と書く力を測ります。音声を聴きながら、ポイントをメモしたり、相手のメッセージに、返事のメールを送ることも必要になってきます。
※出席10回以上の者の成績はS・A・B・C・D、出席10回未満の者は「/」。
※A評価以上の者の割合は、D評価以上の者を母数として合わせて概ね30%以内とする。
※S評価は、A評価相当の中でも特に優れた者に対してのみ、これを与える。   
テキスト
/Required Texts
1. 藤原三枝子他著『スタート! 1― コミュニケーション活動で学ぶドイツ語―』(三修社 2019年)定価2600円+税
2. 『スタート ! 1 ワークブック ― コミュニケーション活動で学ぶドイツ語 ―』(三修社 2019年)定価1000円+税
なお、セット購入価格があります。購入時に確認してください。 
参考図書
/Reference Books
授業の内容・進度に合わせて、適宜紹介します
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 部屋について表現する <4課の言語行為> 家、部屋の様子を説明する・意見を述べる、住居の広告を理解する
<4課の文法項目>名詞の性と格、定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の主格・目的格、所有冠詞の主格・目的格(1) 
2 第2回 家具・身の回りの物の名前を学ぶ <4課の言語行為> 家、部屋の様子を説明する・意見を述べる、住居の広告を理解する
<4課の文法項目>名詞の性と格、定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の主格・目的格、所有冠詞の主格・目的格(1)
3 第3回 住まいについて表現する <4課の言語行為> 家、部屋の様子を説明する・意見を述べる、住居の広告を理解する
<4課の文法項目>名詞の性と格、定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の主格・目的格、所有冠詞の主格・目的格(1) 
4 第4回 ドイツでの大学生の住まいについてのテキストを選択的に読む <4課の言語行為> 家、部屋の様子を説明する・意見を述べる、住居の広告を理解する
<4課の文法項目>名詞の性と格、定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の主格・目的格、所有冠詞の主格・目的格(1) 
<ドイツ事情> Wie wohnen Studenten in Deutschland?
5 第5回 食べ物・飲み物の名前を学ぶ <5課の言語行為> 食習慣について話す、カフェで注文する・支払う
<5課の文法項目> mögen、不定冠詞と定冠詞の目的格、無冠詞、名詞と3人称の人称代名詞 
6 第6回 レストランで注文する、味について表現する <5課の言語行為> 食習慣について話す、カフェで注文する・支払う
<5課の文法項目> mögen、不定冠詞と定冠詞の目的格、無冠詞、名詞と3人称の人称代名詞  
7 第7回 レストランで支払いする <5課の言語行為> 食習慣について話す、カフェで注文する・支払う
<5課の文法項目> mögen、不定冠詞と定冠詞の目的格、無冠詞、名詞と3人称の人称代名詞   
8 第8回 復習 4課・5課の前半で学習した内容について、復習する 
9 第9回 ドイツ人の食習慣についてのテキストを読み解く <5課の言語行為> 食習慣について話す、カフェで注文する・支払う
<5課の文法項目> mögen、不定冠詞と定冠詞の目的格、無冠詞、名詞と3人称の人称代名詞
<ドイツ事情> Was essen die Deutschen?
10 第10回 店や品物の名前を学ぶ  <6課の言語行為> どこで何を買うことができるかを話す、スーパーの広告を理解する、何がどこにあるかを表現する、営業時間を理解する 
<6課の文法項目> 場所を表す前置詞、不定冠詞 ・定冠詞:与格、指示代名詞:主格・目的格 
11 第11回 場所を表す表現を学ぶ <6課の言語行為> どこで何を買うことができるかを話す、スーパーの広告を理解する、何がどこにあるかを表現する、営業時間を理解する 
<6課の文法項目> 場所を表す前置詞、不定冠詞 ・定冠詞:与格、指示代名詞:主格・目的格 
12 第12回 商品の値段を表す表現を学ぶ <6課の言語行為> どこで何を買うことができるかを話す、スーパーの広告を理解する、何がどこにあるかを表現する、営業時間を理解する 
<6課の文法項目> 場所を表す前置詞、不定冠詞 ・定冠詞:与格、指示代名詞:主格・目的格  
13 第13回 服装について学ぶ  <6課の言語行為> どこで何を買うことができるかを話す、スーパーの広告を理解する、何がどこにあるかを表現する、営業時間を理解する 
<6課の文法項目> 場所を表す前置詞、不定冠詞 ・定冠詞:与格、指示代名詞:主格・目的格   
14 第14回 ドイツの店舗の営業時間についてのテキストを読み解く <6課の言語行為> どこで何を買うことができるかを話す、スーパーの広告を理解する、何がどこにあるかを表現する、営業時間を理解する 
<6課の文法項目> 場所を表す前置詞、不定冠詞 ・定冠詞:与格、指示代名詞:主格・目的格    
<ドイツ事情> Ladenöffnungszeiten in Japan und Deutschland
15 第15回 総復習  4課から6課を総復習し、学習した内容の定着を図る。

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