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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
初級ドイツ語Ⅰb再 【シ】/Elementary German Ⅰb
授業コード
/Class Code
A003131009
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENc002
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火3(後期)/TUE3(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
井口 真一/iguchi shinichi
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
井口 真一/iguchi shinichi 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(演習)
授業の目的
/Class Purpose
 全学ディプロマ・ポリシーのもとに、共通教育センターが掲げる学生の到達目標は以下の通りです。

1. 調和のとれた心身のもとに文化・社会・自然に関する広く豊かな知識を備えている。
2. 学修した知識・技能を活用して社会と交わり、新しい価値を創造することができる。
3. 生涯にわたって自発的に学び続けていくことができる。
4.高い倫理観・責任感を以て社会に貢献することができる。

ドイツ語の言語運用能力を育成しながら、日常生活を中心にドイツ語圏の文化に触れていきましょう。その学習過程で、受講者自身の文化を客観的、相対的にとらえる態度や観点を育てます。異なる文化背景を持つ人たちとのコミュニケーションのあり方を考え、みずからの行動にフィードバックする能力を身に付けましょう。 
到 達 目 標
/Class Objectives
この授業は半期のドイツ語学習を通して、ごく簡単な表現が聴き取れ、基本的な語句で自分の名前や気持ちが伝えられるようになること、さらに日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやり取りができるようになることを目的とします。これは、『ヨーロッパ言語共通参照枠』(略称CEFR)に照らせば、A1/1レベルに相当するドイツ語運用能力です。

1. よく使われる日常的表現と基本的な言い回しを理解し、用いることができる。
2. 自分や他人を紹介することができる。
3. どこに住んでいるか、誰と知り合いか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりできる。
4. もし相手がゆっくり、はっきりと話して、助け船を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。

CEFR「外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠」は、ゲーテ・インスティトゥートの公式HPによれば以下のようになります。

A1: まず、日常生活の場面で短く簡単なドイツ語表現が理解でき、自分でも言えるようになります。例えば自己紹介ができ、相手に簡単な質問をしたり、それに答えたりできます。食事や買い物や旅行の場面で、相手がゆっくり明瞭に話してくれるなら、コミュニケーションが図れます。

A2: 毎日の生活で頻繁に使われる言葉や表現に慣れ、仕事や家族や故郷など、自分に関する事や日常的で具体的な生活に関する事なら、ドイツ語でコミュニケーションが図れます。また日常的に必要な事柄が、簡単な文章の形で表現できるようになります。

B1: 明瞭な通常のドイツ語であれば、仕事や趣味や生活など日常的な事柄についてのドイツ語の発言や文章が理解できます。例えば、旅行中に出会うさまざまな出来事に対して、必要な対応ができ、また、自分の経験や夢・希望・目標などについて話すことができます。さらに、自分に身近なテーマあれば、意見を述べたり、その論拠を説明したりできます。

B2: 抽象的で複雑なドイツ語で表現されても、その趣旨が理解できます。自分の仕事や専門分野に関する事柄なら、ドイツ語で行われる議論の内容が理解できるだけでなく、自分の立場や意見を述べたり、あるいはひとつの意見に対する利点と不利点を論述したりできます。日常的ないくつかのテーマでは、広い範囲にわたって明確に意見と情報が交換でき、ドイツ語を母国語とする人との間で、相互に困難を感じずに自然な会話が成立します。

C1: ほとんどのテーマで、高度なドイツ語表現や長い文章が理解でき、また、その言外のニュアンスも感じ取れます。ドイツ人社会で、社会人として職業についたり大学で学んだりするのに必要十分な語彙と表現を使いこなし、複雑で微妙な内容を正確なドイツ語で表現することができます。

C2: 社会生活上、不自由なくすべてのことに対応できるドイツ語力があります。さまざまな分野の多様なテーマに関して、読む、書く、話す、聞くことが困難なくでき、また、ニュアンスにとんだ自然なドイツ語を正確に使うことができます。 
授業のキーワード
/Keywords
コミュニケーション能力の育成、複数の言語・文化の多様性を理解する国際性の習得 
授業の進め方
/Method of Instruction
初級ドイツ語Ⅰbの再履修クラスではⅠa・Ⅰbとも共通の教科書を使用しますが、リレー形式では授業を行ないません。ⅠaとⅠbとで扱う領域を分け,それぞれを独立させた形で授業を進めて行きます。初級ドイツ語 Ⅰbでは、会話・コミュニケーション能力の育成に重点を置きます。会話と言っても、双方向のコミュニケーションと考えてください。会話は話すことに留まりません。相手の意図をくみ取るためには、聴く力を伸ばすこと、ポイントをメモしたり、相手のメッセージに、返事のメールを送ることも必要になってきます。広い視野から、会話・コミュニケーション能力を捉えてください。
授業中に随時小テストを行ないます。小テストの成績は成績評価の対象になります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
この科目を履修するにあたって、宿題にきちんと取り組むことはもちろんですが、前回の授業内容をしっかり復習した上で授業に臨む習慣をつけるようにしてください。新しい課に入る前には、教科書巻末にある「自己チェックリスト」を使って、すでに学習した内容が理解できているかどうかを自己診断しておきましょう。ワークブックが付いていない方の教科書を購入してください。
課題として出される宿題の提出回数とその内容、随時行なわれる小テストの成績は、成績評価の対象になります。 
第一回目の授業には必ず出席すること。授業内容・授業方法、評価基準についての全体的な説明があります。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
原則として、毎回宿題があります。次回の授業までに取り組んでおいてください。また授業で学んだ学習事項を復習する習慣を身に付けましょう。宿題と復習で1時間くらいを目安に、授業時間外の学習時間を取ってください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
宿題は必ず期限までに提出してください。宿題に取り組んでいることを前提として、授業は進められます。宿題の提出状況は、成績評価の対象になります。
提出された課題については、次回授業時に解答例の提示と全体のフィードバックを行います。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業中の自発的な発言回数とその内容など、授業への積極的な参加 20% + 宿題の提出回数とその内容 20% + 小テストの成績 20% + 定期試験 40%
定期試験では、「初級ドイツ語 Ⅰb 再」は、聴き取り能力と書く力を測ります。音声を聴きながら、ポイントをメモしたり、相手のメッセージに、返事のメールを送ることも必要になってきます。
※出席10回以上の者の成績はS・A・B・C・D、出席10回未満の者は「/」。
※A評価以上の者の割合は、D評価以上の者を母数として合わせて概ね30%以内とする。
※S評価は、A評価相当の中でも特に優れた者に対してのみ、これを与える。  
テキスト
/Required Texts
藤原三枝子他著『スタート! 1― コミュニケーション活動で学ぶドイツ語―』(三修社 2019年)定価2600円+税
参考図書
/Reference Books
授業の内容・進度に合わせて、適宜紹介します
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション ドイツ語を話す国々と主要都市、挨拶 
2 第2回 あいさつする、自己紹介する  <1課の言語行為> あいさつする、自分と他者を紹介する(名前・出身・住まい・言語・専攻)
<1課の文法項目> 人称代名詞(1)、動詞の現在人称変化:規則動詞、疑問詞付き疑問文、 Ja/Neinで答える疑問文、 語順 (1) 
3 第3回 自己と他者を紹介する <1課の言語行為>あいさつする、自分と他者を紹介する(名前・出身・住まい・言語・専攻)
<1課の文法項目> 人称代名詞(1)、動詞の現在人称変化:規則動詞、疑問詞付き疑問文、 Ja/Neinで答える疑問文、 語順 (1) 
4 第4回 プロフィールを聴く、書く  <1課の言語行為>あいさつする、自分と他者を紹介する(名前・出身・住まい・言語・専攻)
<1課の文法項目> 人称代名詞(1)、動詞の現在人称変化:規則動詞、疑問詞付き疑問文、 Ja/Neinで答える疑問文、 語順 (1) 
5 第5回 体調をたずねる、答える <1課の言語行為>あいさつする、自分と他者を紹介する(名前・出身・住まい・言語・専攻)
<1課の文法項目> 人称代名詞、動詞の現在人称変化、 規則動詞、疑問詞付き疑問文、 Ja/Neinで答える疑問文、 語順 (1) 
6 第6回 余暇の過ごし方を話す  <2課の言語行為> 自由時間の過ごし方について話す、年齢・住所・電話番号を伝える 申込用紙を書く、つづりを言う、職業を言う、自己紹介のメールを書く、統計を読む(1)
<2課の文法項目>人称代名詞(2)、動詞の現在人称変化:不規則動詞、gernの使い方、nichtの使い方、男性形と女性形 
7 第7回 申込書を書く  <2課の言語行為> 自由時間の過ごし方について話す、年齢・住所・電話番号を伝える 申込用紙を書く、つづりを言う、職業を言う、自己紹介のメールを書く、統計を読む(1)
<2課の文法項目>人称代名詞(2)、動詞の現在人称変化:不規則動詞、gernの使い方、nichtの使い方、男性形と女性形
8 第8回 復習と中間試験 1課・2課の前半で学習した内容について、おもに文法と読解の面における定着度を測る。 
9 第9回 中間試験の結果とフィードバック、数字を学ぶ  <2課の言語行為> 自由時間の過ごし方について話す、年齢・住所・電話番号を伝える 申込用紙を書く、つづりを言う、職業を言う、自己紹介のメールを書く、統計を読む(1)
<2課の文法項目>人称代名詞(2)、動詞の現在人称変化:不規則動詞、gernの使い方、nichtの使い方、男性形と女性形
10 第10回 Eメールを書く、ドイツ人の余暇の過ごし方について読み取る  <2課の言語行為> 自由時間の過ごし方について話す、年齢・住所・電話番号を伝える 申込用紙を書く、つづりを言う、職業を言う、自己紹介のメールを書く、統計を読む(1)
<2課の文法項目>人称代名詞(2)、動詞の現在人称変化:不規則動詞、gernの使い方、nichtの使い方、男性形と女性形
<ドイツ事情> Was machen die Deutschen gern? 
11 第11回 時刻を学ぶ  <3課の言語行為>時間表現を使う、日常の行動について表現する、一週間の予定を述べる、会う約束をする、できること・しなければならないこと・したいことを表現する
<3課の文法項目>分離動詞、語順 (2) 、話法の助動詞 können / müssen /
möchten
12 第12回 一日の過ごし方について話す・書く  <3課の言語行為>時間表現を使う、日常の行動について表現する、一週間の予定を述べる、会う約束をする、できること・しなければならないこと・したいことを表現する
<3課の文法項目>分離動詞、語順 (2) 、話法の助動詞 können / müssen /
möchten 
13 第13回 一週間の予定について話す・書く  <3課の言語行為>時間表現を使う、日常の行動について表現する、一週間の予定を述べる、会う約束をする、できること・しなければならないこと・したいことを表現する
<3課の文法項目>分離動詞、語順 (2) 、話法の助動詞 können / müssen /
möchten 
14 第14回 理想の1日について読む・書く、小学生の日常生活について読み解く  <3課の言語行為>時間表現を使う、日常の行動について表現する、一週間の予定を述べる、会う約束をする、できること・しなければならないこと・したいことを表現する
<3課の文法項目>分離動詞、語順 (2) 、話法の助動詞 können / müssen /
möchten 
<ドイツ事情> Mein Tag: Eine Schülerin erzählt.
15 第15回 総復習  1課から3課を総復習し、学習した内容の定着を図る。

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