シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
文章表現Ⅱ 【①】/Writing Technique Ⅱ
授業コード
/Class Code
A000603027
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENj003
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水2(後期)/WED2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
木村 雅則/KIMURA MASANORI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
木村 雅則/KIMURA MASANORI 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(演習・講義)
授業の目的
/Class Purpose
1.この授業は、共通教育科目リテラシー科目群基礎思考分野に属しており、全学DPに示すように、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養するとともに、自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることをめざし、基礎的な思考力・表現力を身につけることを目的としています。
2.具体的には、大学で学ぶにあたって必要な、課された課題に適切に応えることができる表現力を身につけられるように段階的に学び、社会人として必要な基本的な考え方や技術を身につけることを目指します。
3.この授業は「文章表現」の2段階目ですので、実際にある程度の分量の文章を書くことが中心になります。取り上げる文章は基本的に意見文とし、相手に正しく伝わり説得力のある意見文を書くにはどうすれば良いかを、演習を通じて体得することを目的とします。また、音声言語や非文字情報についても取り上げる予定です。
4.なお、担当者は、公立高等学校国語科教諭として32年間勤務し、高等学校と国語科の現状を熟知している、実務経験のある教員です。したがって高等学校との接続の観点を生かし、大学の学びに必要な内容を展開することができます。
到 達 目 標
/Class Objectives
・自分の手で、ある程度まとまった量の意見文を組み立て、それを正しい日本語の表現で書くことができる。
・自分の意見と相手の意見の違いを理解し、説得力を持って自分の意見を正しく相手に伝えることができる。
・文章の表現や理解を通じて日本語の性質や特徴を学び、それらを身に付けている。
授業のキーワード
/Keywords
意見文・要約・説得力・論理性・非文字情報
授業の進め方
/Method of Instruction
・毎時間、課題演習が中心になります。最初にその回のテーマと課題について講義・説明し、その後で課題に取り組み、それを提出する流れが基本です。
・出席は、対面授業ではその場での確認または提出物によって確認します。
・授業中の課題以外に、宿題や予習の課題を課すことがあります。
・課題の内容によっては、2回の連続した授業が続き物の内容になっていることがあります。欠席すると次の授業で不便なことがありますので、ご注意ください。詳しくは、第1回ガイダンスで説明します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・この授業は、対面授業です。
・この授業は「文章表現Ⅰ」を履修していることを前提としていますので、前期で「文章表現Ⅰ」を履修しておくことを強く勧めます。
・スマホやキーボードではなく、手にした筆記具での文章作成に慣れるようにしてください。
・課題については、授業での指示を厳守してください。指示に従わない形で提出された課題は0点になりますので、ご注意ください。
・身の回りにある間違った日本語表現にも敏感に反応できる言語感覚を磨いてください。
・2回の連続した授業が続き物の内容になっていることがありますので、欠席のないように心がけてください。欠席すると、次の授業で不便をすることがあります。また、出席や授業に取り組む態度はかなり重視します。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
・授業中の課題は授業内で完結させることが基本ですが、宿題として次の時間までに仕上げるとか、授業に関連した別の課題などを課すこともありますので、必要に応じて期日を守って提出してください。
・この授業は、予習よりも復習が中心になります。学習した内容が他でも使えるように、毎時間の内容をしっかり復習して積み上げてください。また、返却された課題についても復習とポイントを再確認し、重要事項を身に付ける努力を続けてください。授業の時だけではなく、1日平均1時間前後の学修は必要だろうと考えます。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・提出を課したすべての課題(授業での課題や授業外の課題も)は評価の対象とします。
・授業時間時に提出された課題は、次回講義または「授業フォルダ(シラバス最下欄)」に「解答例」のような形で解答を示すことがあります。「授業フォルダ」はMicrosoft OneDriveを使用します。
・提出された課題は、原則としてすべて返却します(フィードバック)。それによって、自分の成績の途中経過がわかるはずですので、必要に応じてよく復習し、本授業の到達目標に達する努力をしてください。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・前提として、単位認定のためには3分の2以上の出席が必要です。出席は、提出物やその場での点呼などで確認します。なお、本授業では出席を非常に重視しますが、「3分の2以上出席したら自動的に単位がもらえる」という意味ではありません。ご注意ください。
・本授業は、考査を実施しません。以下の「基本算出式」を基本として成績をつけます。
・基本算出式=すべての課題(提出の有無と内容)80%+取組姿勢(遅刻・早退を含む)20%とします。ただし、欠席・遅刻・早退が多い場合、参加する意欲が見られない場合、課題で授業の指示を守らない場合などは、基本算出式にかかわらず単位を認定しない場合があります。
・各回の課題は配点は、回ごとに大きく異なります。したがって、配点の大きな回の課題の不提出や成績不良が続く場合は、欠席回数が3分の1未満でも単位が認定されない場合があります。
テキスト
/Required Texts
使用しません。毎回プリントで対応します。
参考図書
/Reference Books
特にありません。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス
この授業に関する全てのことについて説明します。受講者は特に欠席のないようにしてください。
2 第2回 文を整える1 文を切る
文章を書くにあたって、一文が長すぎたり短すぎたりしないように、自分で自在に調整するためのトレーニング(文を切ること)を行います。
3 第3回 文を整える2 文をつなぐ 文章を書くにあたって、一文が長すぎたり短すぎたりしないように、自分で自在に調整するためのトレーニング(文をつなぐこと)を行います。
4 第4回 要約する1 文章を読み取り、その内容を早く正しく短い文章に書き表すトレーニングを行います。
5 第5回 要約する2 文章を読み取り、その内容を決められた字数内で文章に書き表すトレーニングを行います。
6 第6回 まとまった文を書く1 書く材料を「集める」 意見文を書く時に、書く材料を「集める」方法と、それらから「自分の意見」を見つける方法について学びます。
7 第7回 まとまった文を書く2 説得力を上げる 自分の意見をまとめていく中で、説得力を上げるための方法とその効果について学びます。
8 第8回 まとまった文を書く3 構成を考える 自分の書く意見文の内容が正しく相手に伝わるには、文章全体の構成はどうすれば良いかについて学びます。
9 第9回 型に従って書く1 具体化する 自分の書く意見文が論理的に展開するように、型に従って書く方法について学び、その中でテーマを具体化することを学びます。
10 第10回 型に従って書く2 他人が読むことを意識して書く 自分以外の人が読むことを前提として文章を書き、他人に通じる論理構成や表現ができているかを学びます。
11 第11回 自分の文章を客体化させる 自分の文章は本当に相手に通じているのかを検証することにより、自分の文章を客体化することを学びます。なお、この時間はグループワークを行う予定です。
12 第12回 非文字情報を読み取る1 文字情報ではなく、図・表・グラフなどの非文字情報を正しく読み取るにはどうすれば良いかについて学びます。
13 第13回 非文字情報を読み取る2 図・表・グラフなどの非文字情報を含んだ文章から、正しく内容を読み取るにはどうすればよいかについて学びます。
14 第14回 聞き取って書く 文字情報ではなく音声情報を聞き取り、その内容を正しく理解したりまとめたりするトレーニングを行います。
15 第15回 まとめと課題 授業の内容を再確認する中で、文章表現上のポイントや課題を再度確認し、それがどの程度定着しているかを課題で確認します。

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