シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
文章表現Ⅰ 【(ウ)[経済]】/Writing Technique Ⅰ
授業コード
/Class Code
A000592003
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENj001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
月4(前期)/MON4(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
二條 絵実子/NIJO EMIKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
二條 絵実子/NIJO EMIKO 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義、演習)





授業の目的
/Class Purpose
この科目は、全学のDPに掲げる、自分の意見を口頭や文書によって表現し、良好なコミュニケーションをとる能力を向上させること、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養することを目指す。共通教育科目リテラシー科目群基礎思考分野に属し、基礎的な文章作成能力を修得する。

大学生に求められる文章作成能力は、二種類ある。一つは、先生やアルバイト先の上司、就職活動先の担当者など、主に目上の人に対し、正しい敬語を使用した文章を作成できる能力である。今一つは、レポートや論文を作成する際における、いわゆるアカデミックライティングを使いこなせる能力である。この授業では、上の二つを達成することを目標に学ぶ。

文章を書くには、語彙力を高めることが必要である。時事用語を理解するには日頃からニュースや新聞を読む必要がある。また、手紙における時候の挨拶を理解するには日本人が古来から抱いている季節感を知らなくてはならない。様々な分野の語彙力をあげるために、一見すると関係のないような一般常識を授業中に取り上げることもあるが、承知しておいてほしい。

普段ラインで友達と話し言葉のやり取りしかしていない、大学の先生に対してどのようなメールを打ったらいいのかわからない、というような学生に受講して欲しい科目である。
到 達 目 標
/Class Objectives
1、手紙文やメールにおける形式を理解し、書くことができる。(知識、技能)
2、正しい敬語表現が使える。(知識)
3、書きことばと話しことばの使い分けや、誤りやすい表現に関する知識を得る。(知識)
4、わかりやすい言葉を使って、伝達したい内容が確実に伝わる文章を表現できる。(技能)
5、レポートとはどのようなものか理解し、ミニレポートが作成できる。(知識、技能)
授業のキーワード
/Keywords
表現 敬語 語彙 レポート作成
授業の進め方
/Method of Instruction
授業の前半で説明を行い、後半で実際に文章を書く課題に取り組む形式で実施する。
文章作成時は、適宜辞書を参照して作業に取り組む。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・この授業では、受講した内容をノートにまとめることを重要視している。受講の際は、ノートまたはルーズリーフを必ず用意されたい。
・高校時代、国語が苦手だったという学生は、授業が開講されるまでに、高校で使っていた漢字問題集で漢字練習をする、受験用の現代文の問題を解いて文章読解の練習をするなどの方法で復習をしておいてほしい。
・受講生の理解度によって、シラバスの内容を若干変更する場合もある。
・レポート作成時、資料として新聞を使う。新聞を定期購入していない学生は、コンビニ等で2~3日分の新聞を購入し揃えてもらう。費用は、朝刊一部150~180円前後。

※この科目は、後期開講の「文章表現Ⅱ」と連続受講することが望ましい。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業外の学修は復習を中心に行ってほしい。
・授業が終了したら、説明された内容を復習し、知識を定着させる。(目安として1時間)
 授業中、覚えるべき事項は具体的に示すので、その部分を中心に復習する。 
・ミニレポートの作成に向け、表現力や語彙を増やすために、一定レベル以上の本を読む。(週に5時間以上)
・中間・期末課題が課されている週は、作成にあたって、図書館で資料探しをしたり、文章を執筆したりする。(目安として週に5~10時間)

 一定レベル以上の本を読むことは、文章表現の授業だけではなく、大学生としての教養を身につけることや、他の授業の理解を深めることにも連動するので、上記に示した学修の時間は文章表現のためだけの時間というものでもない。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・2~6回授業の内容による[中間課題]の提出を求める。
・1200字程度の[ミニレポート]の提出を求める(草稿、完成稿の2回提出)。

・授業中に手紙文、メール文などの作成課題を課し、提出を求める。
・漢字や語彙、簡単な文章作成の宿題を数回課す。

課題や宿題は、提出後、授業中に解説を行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業中に作成する課題や宿題  30%
中間課題30%(内容:2~6回授業に即した文章作成)
ミニレポート40%(1200字程度、草稿・完成稿の2回提出)

到達目標1~5の到達度により、成績を評価する。

テキスト
/Required Texts
なし

ただし、ミニレポート作成にあたり、新聞を資料として使用するため、「レポートの書き方」の単元の時、家で新聞をとっていない人は新聞の購入が必要となる。費用の目安としては、150~180円×2~3日分 である。
参考図書
/Reference Books
野田春美・岡村裕美・米田真理子・辻野あらと・藤本真理子・稲葉小由紀 著『グループワークで日本語表現力アップ』ひつじ書房1,400円+税
野田尚史・森口稔著『日本語を書くトレーニング』ひつじ書房1,000円+税 
山本幸司著『大学一年生の文章作法』岩波書店2,200円+税
その他、授業中に紹介します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 イントロダクション 授業の進め方、授業中のルール、評価方法について説明する。
2 第2回 手紙文の書き方1 手紙文における、時候の挨拶、頭語と結語などの形式を説明する。 
3 第3回 手紙文の書き方2 第2回で学んだことをふまえ、受講生が手紙文を作成する。
4 第4回 メール文の書き方1 メール文を送る際の注意点、メール文の形式について説明する。
5 第5回 メール文の書き方2 受講生が紙上でメールの文章を作成する。
6 第6回 メール文の書き方3 メールソフトを使用し、想定に基づき担当教員へメールを送る。
7 第7回 復習 第2~6回で学んだことを復習する。
[中間課題]に取り組む。
8 第8回 レポートの書き方1 アカデミックライティングについて説明する。
9 第9回 レポートの書き方2 レポートとはどのようなものか説明する。
事実と意見の違いを理解する。
10 第10回 レポートの書き方3 レポート作成にふさわしい資料について、実際に図書館に行き学修する。
11 第11回 レポートの書き方4 引用のルールについて説明する。
12 第12回 ミニレポートの作成1 1200字程度のミニレポートを作成する。
13 第13回 ミニレポートの作成2 ミニレポート(草稿)をセルフチェックする。
推敲を各自行い、レポート草稿を提出する。
14 第14回 ミニレポートの作成3 教員に添削されたレポート(草稿)を見ながら、再度書き方の確認をする。
レポート(完成稿)提出に向け、手直しする。
15 第15回 まとめ・総復習 前期授業で学んだこと全体を振り返る。

科目一覧へ戻る