科目一覧へ戻る | 2024/04/12 現在 |
開講科目名 /Class |
現代の社会/Modern Society |
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授業コード /Class Code |
A000282002 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
GENt008 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木3(後期)/THU3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
大森 光則/OOMORI MITUNORI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大森 光則/OOMORI MITUNORI | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
「講義」 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は ” 現代のわれわれの日々の生活(社会)” をみていくのに、経験や生活感覚だけに頼るのではなく、地方自治体(の計画)や国の統計(白書)を活用することでよりよく理解できること、日常社会は客観的に数量データで捉えられるものが多く、考察を加えることが可能なことを紹介する。またそのために必要な ”統計の基礎" も学習する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1教養としての幅広い知識を習得し、問題解決の基礎とする。 現代社会における、いくつかの分野の社会制度や施策を地方自治体や政府刊行物の統計(白書)を活用して俯瞰し、統計のもつ意味、応用(分析可能性)について理解することを目的とする。 2習得した知識や技術を役立てる。人(社会)を対象とした統計には様々な情報が含まれるが、調査で収集する個人情報についてはそれを保護するため倫理的な側面について理解しておくことが必要である。それにより倫理的な側面からの情報リテラシーの向上をめざす。 |
授業のキーワード /Keywords |
自治体の報告書や国の白書でみる現代の社会 量的調査のための統計(主に記述統計) |
授業の進め方 /Method of Instruction |
さまざまな統計、調査によって得られた結果から、社会をよりよく理解できることを学ぶ。 資料を配布(オンラインで配布)して講義形式ですすめる。(より理解を深めたいひとは参考図書も活用してほしい。) |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業は講義が主となりますが、授業時間中に演習課題(小レポート)に取り組んでいただきます。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
各授業において、講義ノートの作成に60分程度の時間を想定しています。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業時間内不定期の小レポート課題(35%)と 複数の課題、提出物(65%)で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
概ね各回、資料を配布します。資料はファイルして授業の際、いつでも振り返りができるようにしておいて下さい。 |
参考図書 /Reference Books |
厚生統計テキストブック 財団法人厚生労働統計協会 厚生労働白書 厚生労働省編 自殺対策白書 厚生労働省 白書の白書 木本書店 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 社会科学の方法1 | 社会的な事柄(社会現象、経済成長や出生率)を統計でみていく、そのための基礎知識。 |
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2 | 第2回 | 社会科学の方法2 | 2020年代の世界、日本、地域を表やグラフ(数値)でみる。人口、出生率、経済成長、男女共同参画 etc. |
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3 | 第3回 | 各種統計で捉えた社会1 | 少子高齢化人口減少社会の定義 わが国の人口の推移、年少人口・老年人口・生産年齢人口、従属人口指数 | |
4 | 第4回 | 各種統計で捉えた社会2 | 各種統計でみた現代社会 日本の将来ビジョン(特に社会保障)を国の統計からみる。 |
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5 | 第5回 | 各種統計で捉えた社会3 | 各種統計でみた現代社会 コロナ(パンデミック)と自殺 自殺者数と自殺死亡率の推移、日本の自殺対策(自殺対策基本法)について |
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6 | 第6回 | 社会現象を統計でみる方法について1 |
ヒストグラム、正規分布、平均値から分散、標準偏差 | |
7 | 第7回 | 社会現象を統計でみる方法について2 |
変数(variable、value)と尺度水準(量的変数、質的変数) |
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8 | 第8回 | 社会現象を分析する1 |
データを集める手段 社会調査について サンプリングと標本の代表性 |
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9 | 第9回 | 社会現象を分析する2 |
データを集める手段 社会調査についてと調査の倫理 |
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10 | 第10回 | 社会現象を分析する3 |
大数の法則について 検定、有意差 |
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11 | 第11回 | 社会現象の分析例1 |
自殺に関する調査と自殺対策(自殺総合対策大綱) 日本は先進国では自殺死亡率が最も高い。年間の自殺者3万人が10年以上続いた後、どうのような対策で自殺者が減っていったのか、その対策を数値目標とともにみてみる。 | |
12 | 第12回 | 社会現象の分析例2 |
自殺予防の具体的対策₋ソーシャルサポート(社会的支援)とメンタルヘルス₋ |
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13 | 第13回 | 社会現象の分析例3 |
社会関係資本とメンタルヘルス(精神保健) |
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14 | 第14回 | 社会科学における実証研究 |
社会現象を対象とした実証研究を紹介し、調査等により収集されたデータが再評価されるようになったこと、またデータを扱う際の倫理について説明する。 |
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15 | 第15回 | 社会生活における統計の活用 |
われわれの日々の生活において、統計に基づかない行動は考えられなくなりつつある。われわれに生活(社会)にとっての統計の意味。 |