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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
現代の社会(消費者教育)/Modern Society
授業コード
/Class Code
A000282001
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENt008
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月4(後期)/MON4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
高梨 薫/TAKANASHI KAORU
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
高梨 薫/TAKANASHI KAORU 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
15名の講師によるオムニバス形式の「講義」
授業の目的
/Class Purpose
この科目は全学DPに示す「獲得した知識や技能を活用し、国内外において、価値観や意見の異なるさまざまな人と議論し、学びを深め、協働して、社会に役立てることができる。」を目指しています。
私たちは、日常、さまざまな物やサービスを購入して生活している。現代では、商品の製造・流通・販売が高度に発達しており、消費生活が便利になった反面、商品の購入や使用に関して消費者が思わぬトラブルに巻き込まれることもある。身近な例を1つ挙げると、インターネットでの販売を利用する場合、自宅にいて物が購入できるという便利さがある一方で、商品を手に取ることなく購入することから、送られてきた商品が希望したものと違っていたなどのトラブルが生じることがある。
本講義は、安心し、安全に生活をするために必要な知識や情報を増やし、消費者としての能力を高めることを目標とする。
それにより、さまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができ、獲得した知識や技能を社会に役立てることができる。そのために各回(計15回)の授業のための予習・復習に1時間程度を要します。
到 達 目 標
/Class Objectives
(1) 現代の社会で生じている様々な消費者トラブルの特徴を知る。
(2) 消費者トラブルの予防法および対処法の基本を知る。
(3) 消費者市民社会の一員として自らが何を心がけるべきかを知る。
授業のキーワード
/Keywords
授業の進め方
/Method of Instruction
この講義は、学外から招いた講師によるリレー講義を中心とする。学外講師(約10名)は、行政、企業、消費生活センターなど、多様な職域において消費者問題に携わっている方々により構成される。なお、下記の「授業計画」は学外講師の都合などにより一部変更されることがある。
履修するにあたって
/Instruction to Students
本講義は、担当者が交代するオムニバス形式をとるので、各講義終了後に、受講者にミニッツペーパーを作成してもらい(オンラインとなった場合はドットキャンパスで提出)、講義の感想・意見などを集約する。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
さまざまな問題を発見し解決する方策を導くため、獲得した知識や技能を役立てる授業を進める上で、60分程度の自己学習時間が必要である。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
定期試験期間中に試験(マーク式)を行い、それにより評価する。
テキスト
/Required Texts
概ね各回、資料を配布します(オンラインとなった場合はドットキャンパスに保存予定)。資料は各自で自分のPC等に保存して授業(録画教材学習)の際、いつでも参照できるようにしておいて下さい。  
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 本講義の概要の理解 本講義の概要を説明する。
2 第2回 消費者行政 消費者行政の理解 国・都道府県・市町村等が行う消費者行政の内容を説明する。
3 第3回 消費者トラブルの特徴1 消費者トラブルの特徴の理解(契約) 社会経験の少ない若者を狙う消費者トラブルが多様化・複雑化する中、契約について考える機会を設ける。
4 第4回 消費者行動と商品選択 消費者行動の理解

消費者として行動し、商品を選択することの意味・背景等を説明する。
5 第5回 消費者契約と法  消費者契約に関する法律の理解  消費者が事業者との間で結んだ契約に関し、消費者の利益を擁護する法律を説明する。 
6 第6回 消費者トラブルの特徴2   消費者トラブルの特徴の理解(一般)  消費者が遭遇するトラブルの実態からみた、消費者の行動を説明する。 
7 第7回 消費者トラブルの特徴3  消費者トラブルの特徴の理解(金融)  消費者が遭遇するトラブルの実態からみた、消費者の行動を説明する。 
8 第8回 これからの消費者教育  これからの消費者教育の理解  国の消費者教育をめぐる動きを中心に最新の取り組み内容を説明する。 
9 第9回 特殊詐欺被害を生み出す心理  なぜ騙されるのか? 特殊詐欺被害を生み出す心理プロセスを考える。 消費者行動の理解 悪質商法の心理学的特長を説得的コミュニケーション研究などにもとづき、以下の観点から整理し、消費者とのコミュニケーションについて考えていきます。 1.恐怖喚起コミュニケーション 2.時間的切迫 3.メッセージ送信者の信憑性 4.確証バイアス 消費者として行動し、商品を選択することの意味・背景等を説明する。
10 第10回 企業の消費者対応 企業の対応の理解 取引の相手方である企業が消費者に対して対応している内容について説明する。
11 第11回 消費者トラブルの特徴4 消費者トラブルの特徴の理解(ネット) 消費者が遭遇するトラブルの実態から見た、消費者の行動を説明する。
12 第12回 企業と生活者をつなぐ 企業と生活者をつなぐシステムの理解 取引の当事者である企業が消費者に対して対応している内容について説明する。
13 第13回 企業経営と消費社会  企業経営と消費の関係について理解  産業基盤の進化によって,企業と消費の関係はどのように発展しているのかについて考察していく。 
14 第14回 消費生活相談の現状  消費生活相談の理解  消費生活相談の実態からみた、消費者の行動を理解する。 
15 第15回 まとめ 本講義の総括 講義全般にわたり概略を振り返り、各自が消費者として考え、行動していくことを確認する。

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