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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
欧米の社会と文化Ⅰ/Western Culture and Society Ⅰ
授業コード
/Class Code
A000242501
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENs003
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水3(後期)/WED3(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
為村 啓二/IMURA KEIJI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
為村 啓二/IMURA KEIJI グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication
授業の方法
/Class Format
パワーポイントを使った講義形式で授業を進める。
「対面授業」で行います。
毎回の授業の終わりに、理解度を把握するために小レポートを課す。 
各回の授業では各時代でのクラシック音楽の特徴とその歴史的背景を解説すると共にその時代を代表する
クラシック音楽を鑑賞しながらそれぞれ時代、曲、作曲家等を詳しく解説しながら進める。

特別警報(すべての特別警報)または暴風警報発令の場合(大雨、洪水警報等は対象外)の本科目の取扱いについて ⇒授業を実施します。
ただし、避難指示、避難勧告が発令されている場合はご自身の安全を最優先にし、自治体の指示に従って行動してください。
授業の目的
/Class Purpose
西洋音楽が生まれただヨーロッパの歴史、文化を学習することに西洋文化の根底にあるものを読み取る。また西洋音楽がもつ本質を、様々な音楽に実際に触れつつ理解する。これまでにあまり馴染みのない音楽を学ぶことにより音楽の基礎である仕組みを具体的に理解し、その背景となる精神構造や社会そのものを理解することが目的である。また、これからグローバルな世界で活躍する教養人としてのたしなみのみならず、純粋にクラシック音楽を楽しむことが出来るようになることを目指す。
なお、この授業の担当者は、外資系航空会社で営業、マーケティング業務を30年以上経験している、実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から西洋文化について解説出来る。 
到 達 目 標
/Class Objectives
本授業を通じて広い教養を身に付け、豊かな人間性や社会性を養う事で、自分の意見や口頭や文章によって
表現し、相手の意見を理解する事で、良好なコミュニケーションをとる事が出来る。
獲得した知識や技能を活用し、国内外において、価値観や意見の異なる様々な人と議論し、学びを深め、
共同して、社会に役立てる事が出来る。
本授業ではヨーロッパ音楽を中世から現代に至るまで学習し、一般的にクラシック音楽と呼ばれている18〜19世紀のヨーロッパ芸術音楽をこの授業で理解することにより欧米文化の基礎となる民族、宗教、社会などを理解する事が出来る。
クラシック音楽を身近な存在になり、楽しみながら鑑賞する事が出来る。
それぞれの曲が作られた時代背景を説明する事が出来る。
授業のキーワード
/Keywords
西洋音楽史 クラシック音楽 古代?ルネサンス バロック 古典派 ロマン派 前衛音楽 ジャズ ポピュラー音楽
授業の進め方
/Method of Instruction
それぞれの時代を代表する音楽をオンディマンドの為「Youtube」を利用して多くのクラシック音楽を聴くことにより西洋音楽を理解する。 また、その時代背景となる歴史なども同時に学習する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
多くのクラシック音楽に触れるのでこのジャンルの音楽に興味があるものに受講を限る。
なお音楽の経験、知識は特に必要がないが、授業の性格上多くのクラシック音楽を鑑賞する必要がある。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業開催期間はできる限りそれぞれの時代を代表する「クラシック音楽」を聴くことが必要。また、復習として授業中に紹介する音楽を聴く必要がある。 それらの学習には約1時間程度が必要となる。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回授業終了後に出席カードに課題を記入して提出して頂きます。課題の要件に達していないものは欠席扱いといたします。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
提出課題への取り組みを評価します。 
提出課題80%  最終試験20% (試験は15回目の授業時に行います)
毎授業後に出欠カードにコメントを記入。(出欠の判断はこの提出内容にて判断します)
テキスト
/Required Texts
特に指定しない。
参考図書
/Reference Books
クラシック音楽全史 ビジネスに効く世界の教養 松田 亜有子 著
西洋音楽史 岡田暁生 著
ヨーロッパの歴史と文化—中世から近代
クラシック音楽の歴史 中川右介 著
クラシック音楽 CD
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 授業の進め方、留意点を解説する。
2 第2回 西洋音楽の歴史 クラシック音楽(西洋音楽)を現代に学ぶ意義について考える。
3 第3回 古代?ルネサンス 古代音楽に始まり「クラシック音楽」が誕生した背景を学ぶ
4 第4回 ポリフォニー音楽とクラシック音楽黎明期 中世のグレゴリオ聖歌が及ぼした影響をその時代背景とともに学ぶ。また、中世音楽の黄金期を12?13世紀のヨーロッパの歴史的背景と共に学ぶ。
5 第5回 ルネサンス前期 中世キリスト教の影響下、フランスで起こった音楽ルネサンスを学ぶ。
6 第6回 ルネサンス後期 16世紀にヨーロッパ音楽は爆発的発展を遂げる。フランスよりイタリアに移った音楽は器楽曲や世俗音楽で音楽の幅が大きる広がる。
7 第7回 バロック音楽時代 現代の人々にも馴染みが深いバロック音楽は17世紀のヨーロッパの絶対王政時代に生まれた。「通奏低音」と「協奏曲」の時代と定義されるこの時代の音楽を学ぶ。
8 第8回 ドイツの音楽文化 プロテスタントのドイツ文化の下、バロック音楽を代表するバッハが誕生した。これまでのバロック音楽とは異なる新しい境地を開いたバッハは「神に捧げる音楽」を探求する。
9 第9回 ウィーン古典派と市民音楽の始まり 18世紀後半には市民階級が台頭し、これまでのバロック音楽とは違ったウィーン古典派音楽が生まれる。多くの著名な作曲家はこの時代に誕生した。
10 第10回 ベートーベン 新たな時代 ベートーベンによって作り上げられた新境地はウィーン古典派とその後生まれるロマン派との橋渡し的存在でもある。宮廷音楽と決別した音楽は作曲家の独創性と個性を花開かせた。
11 第11回 ロマン派音楽 クラシック音楽の黄金時代であるこの時代に、多くの巨匠が誕生している。また、クラシック音楽のコンサート・マネージメント、音楽学校など現在につながる多くの制度がこの時代に生まれた。西洋音楽が最も輝い豪華絢爛な時代でもある。
12 第12回 ロマン派 (2) この時代の音楽は擬似宗教的な装いを呈し、コンサートやオペラがミサ体験のような性格を持つ。その代表的ワーグナーは音楽を芸術宗教として確立する。
13 第13回 前衛音楽への道 20世紀初頭、これまでのクラシック音楽の伝統が崩壊する予兆が見え始め、市民音楽とは一線を画す、実験的前衛音楽が生まれた。
14 第14回 モダニズムとアヴァンギャルド 第一次大戦後にはシェーンベルク、ストラビンスキーなど新古典主義が生まれた。明らかにロマン派との決別を意味する新たな新境地を開く。
15 第15回 レポートテスト これまでの授業内容をベートとしたレポートを提出
また、授業を通じてクラシック音楽を一曲選曲し、その感想、解説を行う。

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