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| 科目一覧へ戻る | 2025/07/08 現在 |
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開講科目名 /Class |
学習・言語心理学/学習心理学(学習・言語心理学)/Psychology of Learning |
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授業コード /Class Code |
BC00392001 |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
PSYb204 |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
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開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
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年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
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開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
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曜日・時限 /Day, Period |
木2(後期)/THU2(AUT.) |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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主担当教員 /Main Instructor |
村田 佳代子/MURATA KAYOKO |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 村田 佳代子/MURATA KAYOKO | 心理学部/Psychology |
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授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、心理学部のディプロマポリシーに示す、「1. 心理学の専門知識を習得し、医療・福祉・教育・産業・司法などの分野で専門知識を生かすことができる」、「3.心理現象を解明する適切な方法を駆使し、探求することができる」、「8. 教育現場で有効な、公民に関する体系的で専門的知識と指導法を習得することができる」を目指す。 本講義では、動物(ヒトを含む)2種類の行動である古典的(レスポンデント)条件づけ、オペラント条件づけを理解し、言語の獲得過程を習得する。また、これらの理論に基づいた行動の修正・支援法(問題行動の改善や不安の軽減など)が確立されており、医療・福祉・教育・司法現場において頻繁に用いられる。本講義では、実験の方法や事例を紹介しながら、これらの支援法についても学修する。 なお、この授業は、知覚・認知・学習・発達領域の基礎研究を専門とする教員が担当している。 |
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到 達 目 標 /Class Objectives |
1.心理学の研究技法に関する基本的な理論と具体的な実践方法を習得する。(知識) 2.技法を知ることにより、自らの研究を計画することができる。(技能) 3.これまでの先行研究に対して、方法論的な観点から、その善し悪しを考えることができる。(思考力・判断力) 4.心理学部の卒業研究に必要な基礎知識を習得する。(知識) 5. 公認心理師科目に必要な知識を習得する。(知識) |
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授業のキーワード /Keywords |
学習、古典的条件付け、オペラント条件付け、強化スケジュール、言語学習、行動修正 |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
授業回ごとに「課題」を課し、次回授業時にフィードバックする。 |
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履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事前学習として、「授業計画」を参考に、できるだけ授業の内容について自主的に調べ、授業に臨んでもらいたい。(目安として1時間)。 授業終了後に、きちんと内容が正しく理解できているかどうかを確認し、必要に応じて基礎的な事項や概念、用語について調べ直ししておく必要がある。(目安として1時間)。 |
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提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の授業内で小テスト、または課題の提出を求めます。 翌週の冒頭でフィードバックを行います。 |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業回数の2/3以上の出席をもって、単位の認定・評価対象とする。授業回ごとに授業内容の理解度を確認する毎回の授業内の小テスト40%、学習内容全体の習熟度を測る「定期試験」60%とする。 |
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テキスト /Required Texts |
中島定彦(著)『学習・言語心理学』(2020年)昭和堂 ¥2,500(税別) ISBN:97848122198287 |
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参考図書 /Reference Books |
山内光哉・春木 豊(編著)『学習・言語心理学』(2020年) ミネルヴァ書房 ¥2,420(税込) ISBN:4623085835 |
| No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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| 1 | 第1回 | 学習とは | 学習心理学の源流とその後の展開について概説します。 | |
| 2 | 第2回 | 生得的行動 初期学習 馴化、脱馴化 |
初期学習とは個体発生期に生じる学習を指す。初期学習における刻印づけとその臨界期、生得的解発機構について概説します。 | |
| 3 | 第3回 | 古典的条件づけ(1)パブロフの実験 | 条件反射形成と同じ手続きで反射以外の行動も変容します。これを古典的条件づけ(パプロフ型条件付け)と呼んでいます。この条件付けについて学習します。 | |
| 4 | 第4回 | 古典的条件づけ(2)実験神経症/恐怖条件づけと嫌悪条件づけ | 細かく分化の訓練を行うと動物も神経症を発症します。この過程を解説し、恐怖条件付けの説明を行います。 | |
| 5 | 第5回 | オペラント条件づけ(1)強化、報酬、罰 | 生き物が自発する行動をオペラント行動と呼びます。オペラント行動の変容の過程を学習します。 | |
| 6 | 第6回 | オペラント条件づけ(2)消去、逃避、回避学習 強化スケジュール、選択行動、弁別学習 |
動物が電気ショックなどの不快な刺激を受け続けると、それを回避する動機づけが失われます。こうした逃避や回避の規定を学習します。また、動物がオペラント行動をしたのち、希望の報酬がいつも得られるわけではありません。強化(行動を増やす)のタイミングが問題となります。このタイミングを学習します。選択肢を選んだ際の強化子(報酬)の割合によって左右されます。この過程を説明します。 | |
| 7 | 第7回 | 運動学習 | スポーツなどに使われる身体技能の学習ついて説明します。 | |
| 8 | 第8回 | 試行錯誤・洞察学習・潜在学習 | 問題解決過程とはどのようなものであるか、行動主義心理学、ゲシュタルト心理学、情報処理理論という3つの立場から概説します。試行錯誤学習、洞察学習及び潜在学習についても概説します。 | |
| 9 | 第9回 | 観察学習、学習と記憶、思考と概念学習 | 動物は発達過程で模倣により行動のレパートリーを増やしていきます。この過程にはコミュケーションが重要に関わっています。こうした行動の獲得過程を説明します。 | |
| 10 | 第10回 | 言語(1)言葉の発生の基盤 | 言葉とは何か。言語はどのように生まれるのかについての基盤を理解し、生理構造、社会的環境について学習します。 | |
| 11 | 第11回 | 言語(2)話し言葉の発達 | 話ことばを獲得する前の赤ちゃんは、養育者とのコミュニケーションが重要です。両者の関係の中でどの様な行動が重要なのかを学習します。 | |
| 12 | 第12回 | 言語(3)書き言葉の獲得 | 書き言葉の習得する要因や障害について説明します。 | |
| 13 | 第13回 | 言語(4)リテラシーと言語学習、語用障害 | 対人援助の場面で用いられる読み書き支援や読み書きを通じて心の健康の回復や発達に用いる場合もあります。読み書きとしてのリテラシー支援とその発達過程や社会における多様性、個人の人生を支える役割を学習します。 | |
| 14 | 第14回 | 言語(5)第2語学・外国語の習得 | バイリンガルについての説明を行い、「読む・書く・聞く・話す」の4つの能力の獲得、第二言語習得に与える要因、維持について学習します。 | |
| 15 | 第15回 | まとめ | 本講義の全般的なまとめを行い、人間の行動変容の過程や行動形成に寄与する心理学的研究及び関連諸科学における今後の検討課題について考察する。 |