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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/07/08 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
倫理学概論/Outline of Ethics
授業コード
/Class Code
B704241001
ナンバリングコード
/Numbering Code
RSRa307
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年/FULL-YEAR
曜日・時限
/Day, Period
木4(前期),木4(後期)/THU4(SPR.),THU4(AUT.)
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
野々村 梓/NONOMURA AZUSA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
野々村 梓/NONOMURA AZUSA 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、私たちの身近な倫理的な問題について、倫理学の観点から議論し、説得的な意見を述べることを目指します。
たとえば、差別はよくないことですね、どうしてよくないのでしょうか。困っている人がいるのに寝たふりをする、別に寝たふりをしてもいいんだけど、なにか後味が悪い。どうしてでしょうか。自分の好きなように生きていいはずなのに、なんでめんどうなのに他人のために親切にしてあげないといけないのか。そして、自分で決めたことだから、他人がとやかく言うことじゃないと思いながらも、自殺や臓器売買をよくないと感じてしまうのはなぜか・・
授業ではこうした問題について「倫理的に考える」ことができること、そして倫理的に考えるためのツールとして、西洋の倫理学史の素養を身につけることを目的とします。倫理は「・・すべきだ」「・・すべきではない」という判断にかかわるので、ひとそれぞれ意見があるでしょという気もしますが、「倫理的に」考えるためには、やっぱり少しコツがいります。
なお、本講義は、総合リハビリテーション学部ディプロマ・ポリシー1、2、3、4に関連する。
到 達 目 標
/Class Objectives
・功利主義、義務論、社会契約説、徳倫理について、その内容、および長所と短所を説明することができる。
・生命倫理について、どういうことが問題になっているのかを理解し、それに基づいて、自分の意見を述べることができる。
・社会的な問題、身近な問題について、倫理学の知識を利用しながら、「倫理的に」考え、自分の意見を論理的に述べることができる。
授業のキーワード
/Keywords
倫理学 功利主義 義務論 社会契約論 徳倫理 ケア 応用倫理学 生命倫理
授業の進め方
/Method of Instruction
講義形式で行います。毎回、感想、質問、コメントなどの提出をお願いします。
履修するにあたって
/Instruction to Students
高等学校の「倫理」の知識があると望ましいですが、なくてもぜんぜん大丈夫です。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事後学習として、配布資料の内容を再確認してください。(目安として1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回の授業時に、出席カードの提出をお願いします。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
講義内容の理解度と考察(40%)、レポート課題(60%)
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 イントロダクション 倫理的に考えるとは何か、説得的な倫理的判断の特徴とは何かについて考える。
2 第2回 功利主義(1) ベンサムの著作を読み、功利主義の基本的な特徴について理解する。
3 第3回 功利主義(2) ミルの著作を読み、ベンサムの功利主義の問題点を考える。他者危害原則(harm principle)について理解する。
4 第4回 功利主義(3) 功利主義の問題点について考える。行為功利主義と規則功利主義の違いを理解する。
5 第5回 義務論(1) 義務論の古典とされるカントの著作を読んでみる。義務論の特徴を理解する。
6 第6回 義務論(2) 義務論の長所・短所について考える。完全義務・不完全義務の区別を理解する。
7 第7回 幸福と倫理(1) 倫理的利己主義について考える。ニーチェの道徳批判をちょっと読んでみる。
8 第8回 幸福と倫理(2) 古代ギリシアの哲学者プラトンの著作を読み、道徳的に正しいことと、幸福との関係について考える。
9 第9回 幸福と倫理(2) 古代ギリシアの哲学者アリストテレスの著作を読み、道徳的に正しいことと、幸福との関係について考える。
10 第10回 幸福と倫理(3) 古代ギリシアの哲学者アリストテレスの著作を読み、道徳的に正しいことと、幸福との関係について考える(続)。
11 第11回 幸福と倫理(4) ストア派の幸福についての考え方を学ぶ。
12 第12回 徳倫理 現代の徳倫理についての議論について学ぶ。
13 第13回 功利主義・義務論・徳倫理(1) 「人を助けるために嘘つくことは許されるか」について、功利主義、義務論、徳倫理の立場からそれぞれ考察する。
14 第14回 功利主義・義務論・徳倫理(2) 善行の義務(他人のために善いことをする義務)や善行の動機について、功利主義、義務論、徳倫理の立場からそれぞれ考察する。
15 第15回 前期のまとめ
16 第16回 前期の復習
17 第17回 契約としての倫理(1) ホッブズの社会契約説について学ぶ。
18 第18回 契約としての倫理(2) ヒュームの道徳感情論について学ぶ。
19 第19回 契約としての倫理(3) ルソーの社会契約説について学ぶ。
20 第20回 正義(1) 社会契約説をもとにした、ロールズの「公正としての正義」について学ぶ。
21 第21回 正義(2) ロールズ以後の正義論の展開(セン、ヌスバウムといった人たち)を概観する。
22 第22回 正義(3) ノージックの権原理論をとりあげて、ロールズの問題点について考えてみる。
23 第23回 責任という原理(1) ケアの倫理について学ぶ。
24 第24回 責任という原理(2) 他者に対する「責任」という観点から、倫理を考える。
25 第25回 生と死をめぐる問題(1) 現代の問題として、生命倫理の問題状況(特に死の自己決定と呼ばれる問題)について概観する。
26 第26回 生と死をめぐる問題(2) 「自ら死を選択する」ことは倫理的に許されるかについて考える。
27 第27回 生と死をめぐる問題(3) 西洋哲学のなかで、「死」がどのように扱われてきたのかを概観しておく。
28 第28回 環境と倫理(1) 現代の問題として、環境倫理の問題状況を概観する。世代間倫理について理解する。
29 第29回 環境と倫理(2) 現代の問題として、環境倫理の問題状況を概観する。シンガーの動物解放論の議論を学ぶ。
30 第30回 まとめ 後期のまとめ、および最後に公共性について考えてみる。

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