シラバス参照
| 科目一覧へ戻る | 2025/07/08 現在 |
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開講科目名 /Class |
演習ⅠA/Seminar ⅠA |
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授業コード /Class Code |
B600011020 |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
BACa508/DSCa508 |
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開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
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開講所属 /Course |
経営学部/Business Administration |
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年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
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開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
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曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期)/WED2(SPR.) |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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主担当教員 /Main Instructor |
山田 耕/YAMADA KO |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 山田 耕/YAMADA KO | 経営学部/Business Administration |
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授業の方法 /Class Format |
対面授業(演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
朝日新聞「(月刊安心新聞plus)遅れた台風被害の把握 「仮想現実」だけ頼る脆弱さ 神里達博」(2019/9/20)に次のような文章があります:「私たちのほとんどは、現場を見ることなく、メディアを通じて、ものごとを認識する。つまり、メディアが作り出したイメージを、現実として捉えているのだ。(省略)実は社会学者の藤竹暁が、半世紀以上前にすでに、この状況を『擬似環境の環境化』と名付けている。この概念は、当時のマスメディアの分析から得られたものだが、現代のテクノロジーは周知の通り、さらに精緻な『仮想現実化』を推進している。」 上述のように、我々は日々メディア(テレビや新聞だけでなく、SNSに代表されるインターネットも含む)という窓を通して社会の動きを把握しています。基本的に、メディアは自分たちの主義主張に従って情報を取捨選択して報じています(これらの一部は広告やプロパガンダと言われます)。一方で、現代の我々が考えていること、すなわち世論を敏感に感じ取って、それに合わせた報道をすることもあります。このような性質を持つメディアから発信されるメッセージの特徴や傾向を分析することで、情報化社会の在り様を理解することができます。このゼミでは、メディア・ジャーナリズム、もっと言えば情報というものに対するクリティカルな視点を養い、情報を活用するためのリテラシーを獲得することを目指したいと思います。 最初に、メディアの特徴を輪読形式で勉強していきます。マスメディアは受け手の我々にどのような影響を与えているのか、そして、我々はどのような動機によってメディアを使っているのか、そのような疑問に答えるべく、多くの研究者が様々なメディア分析を行ってきました。一連の先行研究から提起されたメディアやマス・コミュニケーションに関する様々な概念や理論に対する理解を深めることを目的とします。その次に、メディアを分析する典型的な方法である内容分析を勉強していきます。こちらも輪読形式(一部実習形式も含む)で勉強します。内容分析はメディア研究やジャーナリズム研究によく使われるほか、企業が人々のクチコミを分析してマーケティングに役立てる時にも利用されています。本講義は基本的に輪読形式で進めます。担当者は報告資料を準備してから参加してください。 |
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到 達 目 標 /Class Objectives |
本講義の目標は、来る卒業研究の準備を行うためにメディアに関する知識を勉強することです。具体的には、このタームではメディア・ジャーナリズムに関連する文献を読んでいき、ジャーナリズム研究においてどのような研究知見があるのかを理解していきます。その上で①対象とする先行研究論文の調査・分析手法を理解することができ、②分析内容や研究テーマについて発表、討論することができ、最終的に自分の研究調査の方向性を考えることができるようになることが目標です。 |
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授業のキーワード /Keywords |
メディア論/コミュニケーション論、広報論、計量社会学 |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
グループワークまたは個人でのレジュメによる報告を中心に進めていきます。必要に応じてグループワークを行い、その理解を深める。履修者の数や関心に応じて、内容を(どこを重点的に行うかという意味で)柔軟に変更していきます。 |
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履修するにあたって /Instruction to Students |
全講義数の3分の1以上欠席した場合、単位を取得することはできません。また、大学が認めていない事由による遅刻は減点の対象とします。 |
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授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業で取り扱うテーマに関する配布資料以外の文献や、新聞記事やニュース等に目を通し、提示されたテーマに関して事前に論点を把握しておいてください(少なくとも60分)。その際には、インターネットや図書館を活用して、重要なキーワードの意味をまとめ(30分程度)、わからない部分について調べておいてください。また、社会で起こっている様々なことに関心を持ち、視野を広げるようにしてください(少なくとも60分)。授業内で伝えた課題に取り組むことはもちろんだが、それに関連した事項についての学習にも積極的に取り組んでください。 |
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提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
講義では、文献・調査の結果あるいはその進捗状況をレポートおよび発表資料にまとめたうえで発表してもらいます。その際の提出物、発表内容、貢献度で評価します(40%)。 授業への参加態度(30%)、課題・分析への取り組み、グループワークへの貢献(30%)をもとに評価します。各自が目的を持ち、主体的・協調的に作業することを重視します。 |
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テキスト /Required Texts |
資料は講義内で必要に応じて指示、もしくはその一部を配布します。一応、参考図書(一部)を使う予定である。 |
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参考図書 /Reference Books |
高橋佑磨・片山なつ、伝わるデザインの基本 増補改訂3版、技術評論社、2021 嶋浩一郎・松井剛、欲望する「ことば」「社会記号」とマーケティング、集英社新書、2017 関谷直也・薗部靖史・北見幸一・伊吹勇亮・川北眞紀子、広報・PR論―パブリック・リレーションズの理論と実際 改訂版、有斐閣、2022 李光鎬・渋谷明子・鈴木万希枝・李津娥・志岐裕子、メディア・オーディエンスの社会心理学(改訂版)、新曜社、2021 阪口祐介、リスク意識の計量社会学 犯罪・失業・原発・感染症への恐れを生み出すもの、勁草書房、2024 |
| No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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| 1 | 第1回 | ガイダンス | 演習IAの進め方について説明する。 | |
| 2 | 第2回 | 社会科学について1 | 社会学とは何かについて理解する。 | |
| 3 | 第3回 | 社会科学について2 | メディアと文化との関係について考える。 | |
| 4 | 第4回 | 社会科学について3 | 社会調査データの分析による現代日本社会の様々な事象への意識を把握する方法について理解する。 | |
| 5 | 第5回 | マーケティングと言葉1 | 「ハリトシス・加齢臭・癒し・女子」といった社会記号の持つ力を理解する。 | |
| 6 | 第6回 | マーケティングと言葉2 | 人々の欲望やニーズを捉えた言葉、つまり社会記号はどのように発見されるか。 | |
| 7 | 第7回 | マーケティングと言葉3 | 言葉の社会構築主義を理解する。 | |
| 8 | 第8回 | 広報論1 | 広報・PRとは何かを理解する。 | |
| 9 | 第9回 | 広報論2 | メディアとメディア・リレーションズについて考える。 | |
| 10 | 第10回 | 広報論3 | 危機・災害時の広報・PRについて考える。 | |
| 11 | 第11回 | メディア論1 | メディアを利用する動機と心理状態について理解する。 | |
| 12 | 第12回 | メディア論2 | メディア上での人々の表象とステレオタイプとは何かを理解する。 | |
| 13 | 第13回 | メディア論3 | メディアを利用する青少年や消費者の心理を理解する。 | |
| 14 | 第14回 | メディア論4 | 様々なオーディエンス「有権者、生活者、ファン」とメディアとの関係を考える。 | |
| 15 | 第15回 | 総括 | これまでに習ったことの総括を行い、積み残したところを補足する。 |