シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/07/08 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
地域社会概論Ⅰ/地域社会の歴史/Local Community Studies I
授業コード
/Class Code
B508264001
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASe231
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
月4(前期)/MON4(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
矢嶋 巌/YAJIMA IWAO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
矢嶋 巌/YAJIMA IWAO 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
 われわれが普段目にする社会の自然や人々の暮らしの風景は、その地域の歴史的経過を経て成り立っているものです。地域の自然環境や歴史的変化を踏まえて、さまざまな人間活動を把握することで、目にする風景や人々の営みが持つ意味、あるいは地域の実像により一層迫ることができることでしょう。地理学などの野外研究分野では、現地へ足を運び、見て、聞いて、感じて、考える研究手法であるフィールドワークを重んじます。その場所を訪れること自体は、まるで旅のようでもありますが、旅先の自然の景観や人々の営みの姿について理解し、自分の住んでいる地域や以前の旅先で目にした風景と比べて、違うな、似ているなと感じ、その理由について考えてみる点において、一歩先へと踏み込もうとしているといえます。
 この授業では、日本や世界における自然環境と人間生活における相違性や共通性について考える地理学の視点に基づき、授業で取り上げる地域を、みなさんがフィールドワークで見て、聞いて、感じるように、風景や人々の営みが持つ意味について考えていく力をつけることを目的とします。
 この授業は、人文学部DP1、9と対応します。
到 達 目 標
/Class Objectives
・地域における自然環境と人々の関係性、社会の成り立ちについて、総合的に理解する視点を得る。
・現在の姿に至るまでの地域歴史的変遷を理解し、現代社会について考えていくための基礎力を得る。
・身近な近隣の地域を歩き回ることを楽しめる視野を持つ。
授業のキーワード
/Keywords
地域、社会、自然環境、人間生活、フィールドワーク
授業の進め方
/Method of Instruction
講義形式で進める。適宜ビデオ映像の視聴を行なう。
履修するにあたって
/Instruction to Students
関係科目である地域社会概論Ⅱ、地誌学、人文地理学、自然地理学、人と社会と自然特論Ⅱ(地域形成論)も履修することが望ましい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
シラバスを参考にして、講義前に関係する事項について毎週1時間程度の予習を、また、講義後には授業内容について毎週1時間程度の復習をすることを心がけて下さい。また、日頃から意識して街並みを見たり、旅をしたり、テレビの旅番組や地域を取り上げた新聞記事などを見ることを心がけて下さい。その際、その場所の自然環境や歴史、人々の暮らし、社会を意識してみましょう。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
講義中に、講義内容に関する小レポートを時々実施します。なお、受講者の理解を深めるために、いくつかを選んで、次回の授業で匿名にて論評します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
定期試験70%、授業ごとに実施する小レポート30%の割合で評価します。
定期試験や小レポートは、内容の概念や因果関係、歴史的経緯の理解がポイントです。
テキスト
/Required Texts
指定しません。
参考図書
/Reference Books
神戸市立博物館編集発行(1997)『特別展 有馬の秘宝―蘇生と遊興の文化―(展示図録)』
経済産業省商務情報政策局監修(2024)『デジタルコンテンツ白書2024』デジタルコンテンツ協会
高坂晶子(2020)『オーバーツーリズム―観光に消費されないまちのつくり方―』学芸出版社
小林丈広・高木博志・三枝暁子(2016)『京都の歴史を歩く』 岩波新書
野間晴雄・山近博義・矢野司郎編(2020)『地図でみる城下町』海青社
播磨学研究所編(2019)『姫路城の「真実」』神戸新聞総合出版センター
播磨学研究所編(2024)『城下町姫路と播磨』神戸新聞総合出版センター
増淵敏之(2018)『ローカルコンテンツと地域再生』水曜社
丸山俊明(2018)『京のまちなみ史―平安京への道 京都のあゆみ―』昭和堂
山口 覚・水田憲志・金子直樹・吉田雄介・中窪啓介・矢嶋 巌(2019)『図説京阪神の地理―地図から学ぶ―』ミネルヴァ書房
山中恵美子(2024)『京町家歳時記―油商、四季と暮らす―』ミネルヴァ書房
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 本授業の目的と方法、授業の進め方について説明します。
2 第2回 京町家の価値と行方 その1 京の景色を彩る町家の価値と行方について考えるために、民家とは何か、町家とは何か、日本各地の写真映像を活用して説明します。
3 第3回 京町家の価値と行方 その2  京の景色を彩る町家の歴史について、フィールドワークで得た写真映像も活用して説明します。
4 第4回 京町家の価値と行方 その3  現代に見出された京の景色を彩る町家の価値について、ディスカバー・ジャパン・キャンペーンといった1970年代以降の日本の観光の変化や、バブル経済の影響との関係から考えます。
5 第5回 姫路に水道がやってきた頃  その1 人々の暮らしに欠かせない生活用水は、現代の日本ではほぼ水道によってもたらされている。水道が敷設される以前の都市では、生活用水がどのように確保されていたのか、水道が普及した要因を踏まえて考えます。
6 第6回 姫路に水道がやってきた頃 その2 1929年に水道が布設された兵庫県姫路市を例に、どのような経緯で水道敷設に至ったのかを明らかにすることで、近代における都市の発達について考えます。姫路城下町の自然環境を踏まえたうえで、近世城下町であった姫路が、明治時代にどのような変貌を遂げたのか、陸軍や産業の立地との関係から概観します。
7 第7回 姫路に水道がやってきた頃 その3 近世城下町であった姫路が、産業革命期が進展した明治期後期から大正期にどのように変貌したのか、行政や陸軍、産業との関係から概観します。
8 第8回 姫路に水道がやってきた頃 その4 姫路市では、難航の末、1929年に水道が創設された。大正期から昭和戦前期にかけての姫路における産業化の進展と水環境の変容との関係を中心にその背景を明らかにしたうえで、農業水利や陸軍、周辺の地方行政との関係から説明すします。その上で、水道敷設が現在の姫路にとってどのような意味を有するのか検討します。
9 第9回 コンテンツツーリズム その1  アニメなどのコンテンツ作品を対象とする観光はコンテンツツーリズムと呼ばれます。これまでの日本におけるコンテンツツーリズムの流れと、コンテンツツーリズムの持続可能性について、アニメを活かした地域づくりで日本有数の観光地域に発展した境港の取り組みを通じて考えます。
10 第10回 コンテンツツーリズム その2 境港がアニメを活かして日本有数の観光地域に発展するまでの困難な道のりについて迫ります。 
11 第11回 コンテンツツーリズム その3 境港の歴史を振り返り、鳥取県境港市はアニメを活かした地域づくりを行なうこととなった背景について、境港の歴史と地域性から迫ります。 
12 第12回 ハワイをFWする その1 毎年多くの観光客が日本からも訪れ、トップクラスの海外ウェディング先にもなっている太平洋のハワイ諸島について理解するシリーズ。ハワイの自然環境と先住民族について、フィールドワークで得た写真映像やビデオ映像を使用して説明します。
13 第13回 ハワイをFWする その2 現在はアメリカ合衆国の一州であるハワイには、かつてハワイ王国とよばれる近代国家が成立していました。あまり知られていないハワイの政治と経済の歴史に、フィールドワークで得た映像やビデオ映像を使用して迫ります。
14 第14回 ハワイをFWする その3 ハワイが現在のような観光地域になった背景には、その自然環境と歴史があります。その1・2を踏まえ、観光地域ハワイの成立について理解します。
15 第15回 地域社会を理解すること 授業を振り返り、地域の風景や人々の営みを、現場で、見て、聞いて、感じたることが持つ意味について考え、地域の自然環境と人々の暮らしの歴史を理解する意味について問い直しましょう。

科目一覧へ戻る