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| 科目一覧へ戻る | 2025/07/08 現在 |
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開講科目名 /Class |
芸術論/比較文化研究Ⅰ/Theories of Arts |
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授業コード /Class Code |
B507264001 |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
HASc225 |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
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開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
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年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
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開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
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曜日・時限 /Day, Period |
木2(前期)/THU2(SPR.) |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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主担当教員 /Main Instructor |
山下 晃平/YAMASHITA KOUHEI |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 山下 晃平/YAMASHITA KOUHEI | 人文学科/Humanities |
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授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
・芸術作品を味わうとはどういうことでしょうか。芸術作品の魅力や価値は、感性・社会・制度といった複数の要素が関わってきます。本科目では、まず導入として芸術作品を眼差す自分自身の感性の働きについて考えます。その上で、芸術表現を解釈するための方法論について考察します。この感性や作品を解釈するという視点を通して、平面や立体、あるいは音楽や演劇、さらにはメディア・アートや協働制作など、現代の多様化する芸術表現に向き合うためのリテラシーを身につけることを目的とします。 ・本講義はディプロマ・ポリシー2.4.8に対応しています。 |
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到 達 目 標 /Class Objectives |
1.芸術作品を鑑賞するための感性の働きについて説明することができる。 2.芸術作品を解釈するための方法論を習得する。 3.様々な芸術表現を自分の言葉で表現し、批判的に向き合うことができる。 |
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授業のキーワード /Keywords |
美学、感性論、芸術学、芸術史、現代美術 |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
前半では感性論に関する複数のトピックスを取り上げます。その上で、後半は回ごとにテーマを設け、20世紀から現代にかけての具体的な事例を挙げながら、芸術作品を解釈する方法論について考えます。 スライドとレジュメを用いて、具体的な資料や作品を確認しながら、講義形式で行います。 適宜、授業でコメントシートを活用し、受講生同士の関心・問題意識を共有し、授業内容にも反映することで考察を深めます。 |
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履修するにあたって /Instruction to Students |
哲学や西洋美術史と併せて受講することが望ましい。 |
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授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
参考図書に目を通し、各講義の論点について考察しておきましょう。(1週につき1時間以上)講義で配布するレジュメを復習し、また紹介する参考文献を通して、様々な芸術表現について客観的に考察する習慣を身につけていきましょう。(1週につき1時間以上) |
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提出課題など /Quiz,Report,etc |
・授業時のコメントシート作成と提出。 ・中間小レポート:授業の振り返りとして、第6回に中間小レポートを1回実施します。次回授業で全体に対してフィードバックを行います。 ・期末レポートを提出します。提出後に、全体講評を通知します。 |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・授業内課題 20% ・中間小レポート(1回) 20% ・期末レポート60%:テーマに対する考察力と論述力をみます。 |
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テキスト /Required Texts |
適宜レジュメを配布します。 |
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参考図書 /Reference Books |
・前田茂・要真理子『イメージ上 イメージとは何か』ナカニシヤ出版、2011年。 ・岩城見一『美学概論--感性論としての美学の今日的課題』京都造形芸術大学大学、2006年(第2版第1刷)。 ・西村清和『現代アートの哲学』産業図書、2000年(第4刷)。 ・西村清和(編、監訳)『分析美学基本論文集』勁草書房、2015年。 |
| No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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| 1 | 第1回 | イントロダクション | 芸術論の意義や取り上げるテーマを確認しながら、授業ガイダンスを行います。 | |
| 2 | 第2回 | イメージの世界 | カントの認識論を踏まえながら、イメージすることと人の美的経験との関係について考察します。 | |
| 3 | 第3回 | 意味と記号 | パースの記号論を参照しながら、イメージが持つ記号性と私たちに働きかける作用について考察します。 | |
| 4 | 第4回 | イメージと運動 | イメージが私たちに働きかける視線の動きに注目し、芸術作品が持つ様式(style)について考察します。 | |
| 5 | 第5回 | 空間と身体 | 芸術作品が生み出す空間とそれを認識する私の身体との関係について、東西の身体論を基に考察します。 | |
| 6 | 第6回 | まとめ1--イメージと経験について | 前半の感性論を総括し、芸術表現と私たちの認識との関係をまとめます。その上で、以降の授業で取り上げるより実践的なテーマについて確認します。 | |
| 7 | 第7回 | 芸術作品とは何か | 近代に成立するアートワールドの意味を確認し、20世紀の芸術表現を制度という視点から考察します。 | |
| 8 | 第8回 | 芸術批評と観客 | 18世紀のヒュームの趣味論を踏まえながら、芸術作品の評価と批評そして鑑賞者との関係について考察します。 | |
| 9 | 第9回 | 崇高とキッチュ | 芸術作品の美的価値とは何かについて、1960年代のポップ・アートを取り上げて考察します。 | |
| 10 | 第10回 | オリジナリティと複製 | 作品の芸術的価値について、ベンヤミンの複製芸術論を出発点に、20世紀に登場する様々な芸術表現の質について考察します。 | |
| 11 | 第11回 | 芸術表現と時間 | 20世紀に発生したパフォーマンスや動的な芸術作品を取り上げ、芸術作品の成立と時間性について考察します。 | |
| 12 | 第12回 | 現代美術と表現論 | 1970年代のコンセプチュアル・アートの登場を基にしながら、造形から概念そして協働へと変化する芸術作品の形式について考察します。 | |
| 13 | 第13回 | 逸脱の美学 | 20世紀の美術・音楽・演劇を事例に、芸術表現とアヴャンギャルド(前衛)や逸脱の感性について考察します。 | |
| 14 | 第14回 | 芸術表現と情報 | 21世紀のデジタルメディアを用いた芸術表現を取り上げ、芸術・情報・生命との関係について考察します。 | |
| 15 | 第15回 | まとめ2--芸術と感性 | 後半の具体的な事例に前半の感性論を交えて、創造することと人の認識・思想との関係について考察します。 |