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| 科目一覧へ戻る | 2025/07/08 現在 |
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開講科目名 /Class |
キャリアトレーニング特別講義Ⅳ/Special Lectures on Career Training Ⅳ |
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授業コード /Class Code |
B505751001 |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
HASf310 |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
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開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
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年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
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開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
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曜日・時限 /Day, Period |
火1(後期)/TUE1(AUT.) |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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主担当教員 /Main Instructor |
脇浜 紀子/WAKIHAMA NORIKO |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 脇浜 紀子/WAKIHAMA NORIKO | 人文学部/Humanities and Sciences |
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授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は人文学科専門教育科目のキャリア科目に属し、人文学部のDPのうち、③「自己の将来を計画的に考え、それを実現に結びつける行動力を身につけている」、⑤ 「相手の意見を正確に理解し、自分の考えや意見を口頭や文章で的確に表現できる」、⑦「多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できる」に関連した科目です。 メディア環境の劇的な変革期の今、歴史・構造・機能・表現など多角的な視点からメディアを捉えることが重要になっています。また自らが主体となってメディアを使いこなす力も求められています。 この授業では、第一に、産業としてのメディアに着目し、現在の広範なメディアビジネスの現状を概観します。メディア産業の最新動向や今後の課題について考察しましょう。第二に、現代社会において必須のスキルとなっているメディアリテラシーを自分自身に実装することを目指します。メディアの特性や表現手法を理解した上で、受け手として情報を読み解く力ならびに偽情報・誤情報に対峙する力を養います。さらには、送り手として情報を表現・発信する力を向上させるために、情報を効果的に伝えるにはどのような話し方をすればいいのかなど具体的な手法も解説します。第三に、地域社会の中で,メディアがどのような役割を担っているのか,あるいは今後どのような役割を担っていくのかに焦点を当て、メディアが地域社会の活性化や地方自治の形成に果たす役割を考えます。地域での災害時や復興時におけるメディアのあり方や役割についても言及します。 メディアは社会や生活にとってなくてはならないものです。しかし、今、先行するテクノロジーの進化に適応することに苦しみ、大混乱の中にあります。新しいメディアのあり方を構築していくのは、学生の皆さんの世代です。どのような職業に就くとしても、皆さん一人一人がその担い手です。一緒に考え、社会に貢献できるよう備えましょう。 なお、この授業の担当者は、テレビ局のアナウンサー/プロデューサーとして25年間の勤務経験があります。現場の事例も踏まえて、実践的な観点からの講義を行います。 |
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到 達 目 標 /Class Objectives |
・現代社会のメディア産業のダイナミズムを理解し、説明することができる。(知識) ・映像表現の技法を知り、メディアを分析的に読み解くことができる。(技能) ・メテ?ィアか?抱える課題について、批判た?けするのて?はなく、建設的に解決に向けて考えることができる。(態度) |
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授業のキーワード /Keywords |
メディア、テレビ、動画配信、ニュース、ネット、地域情報、災害、ファクトチェック、メディア・リテラシー |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
毎授業の前にMoodleにレジュメをアップしますので、自らダウンロードして閲覧しながら受講してください。毎授業後の学習として、その日の講義内容と関連する記事をリサーチし、自身のコメントとともにMoodleのフォーラムに投稿してもらいます。次の授業の冒頭で数人から記事について短く発表してもらいます。 |
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履修するにあたって /Instruction to Students |
講義の順番や詳細は変更する可能性があります。 MoodleとTeamsを授業で活用します。授業内にスマートフォン等でアンケートに回答してもらう場合があります。 |
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授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業前に必ずMoodleにアクセスし、レジュメに目を通しておくこと。授業後は関連記事のMoodleのフォーラム投稿のため、ネットでリサーチをして記事を読み込むこと。1回の授業に対して、1時間程度の予習と復習が望ましい。 |
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提出課題など /Quiz,Report,etc |
・毎授業後の関連記事投稿の際には、記事を選んだ理由とその記事を読んでどう思ったかを400字程度で記入してもらいます。講師が確認して、発表者を選出します。 ・授業の理解度をみるために、最終レポートの提出を求めます。 |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎授業後の記事投稿課題を50%、最終レポートを50%で評価します。両課題とも、「自分自身のメディア体験と具体的に関連づけながら、自らの考えを論理的にまとめられているか」で評価します。 |
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テキスト /Required Texts |
Moodleにアップするレジュメ |
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参考図書 /Reference Books |
・脇浜紀子・菅谷実編著『メディア・ローカリズム:地域ニュース・地域情報をどう支えるのか』(中央経済社,2019) ・根岸豊明『テレビ局再編』(新潮社, 2024) ・下山進『2050年のメディア』(文藝春秋, 2019) ・遠藤薫著『メディアは大震災・原発事故をどう語ったかー報道・ネット・ドキュメンタリーを検証する』(東京電機大学出版局,2012年) ・立岩陽一郎著『ファクトチェック最前線:フェイクニュースに翻弄されない社会を目指して』(あけび書房,2019) ・坂本旬/山脇岳志編著『メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む』(時事通信社,2021) |
| No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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| 1 | 第1回 | イントロダクションと「私のメディア利用」/メディアを自分ごととして学ぶ準備 | 授業のスケジュール、事前・事後の学習方法、教材、履修上の注意、評価の方法等を説明した後、現在自分自身がどのようなコンテンツをどのメディアから得て、それにどの程度のお金をかけているかを書き出し、ビジネスとしてのメディアを意識する。 | |
| 2 | 第2回 | 映像コンテンツビジネスの最新動向 | 映像コンテンスビジネスを学ぶ上での基礎としてキーワードを整理したうえで、革新をもたらしたイノベーティブな事業者をケーススタディし、大きな転換点に来ていることを確認する。 | |
| 3 | 第3回 | 放送メディアの発展 | 放送メディアの多様化を概観し、デジタル化の影響をビジネスモデルとコンテンツ制作現場の両面から理解する。 | |
| 4 | 第4回 | ネットメディアの発展 | パソコン通信からインターネットへの電気通信メディアの発展の過程を概観し、ネットメディアの社会実装についての日米比較を考察できるようになる。 | |
| 5 | 第5回 | メディア産業の諸課題 | 映像伝送手段・コンテンツ・オーディエンスの関係性について整理した上で、メディア産業の制度的課題やマネジメントについて考える。 | |
| 6 | 第6回 | メディアリテラシーの基礎 | メディアリテラシーという考え方や運動の発展の経緯を振り返り、国内外での取り組みを知る。メディアリテラシーのキーコンセプトや構成要素についても理解する。 | |
| 7 | 第7回 | 映像メディア表現?滑舌・ことば・レポート | 音声表現に必要な滑舌やことばの選び方を学ぶ。また映像表現(レポート)において、ジェスチャー、表情、動きなどの視覚情報の重要性を理解し、場所、状況、ターゲットを意識すること、表現を工夫することを学ぶ。 | |
| 8 | 第8回 | 演出と行き過ぎた表現 | 情報の送り手側の立場で考える力を身につけるため、テレビの取材・演出の手法について学ぶ。またメディアの捏造・改ざん・過剰演出・やらせの事例に触れて、批判ではなく、 何故そのような不適切な表現を行ってしまうのかを考える。 | |
| 9 | 第9回 | 偽誤情報とファクトチェック | 偽誤情報対策が現代社会の深刻な問題となっていることを学び、ファクトチェックとは何か、どのような団体がどのような活動をしているのか、現状と課題を理解する。 | |
| 10 | 第10回 | ニュースの現場 | 報道現場の動きなど、ニュースがどのように生み出されるのかを学ぶ。メディアスクラムの事例を挙げて、解決策を考える。また、事件や災害の報道において、何を伝えるのか、 何を記録するのか、メディアの役割についても考える。 | |
| 11 | 第11回 | 災害とメディア(1) | 教員が実際に経験した災害報道を検証し、地上波テレビのネットワーク構造が災害時の地域情報発信に最適化されていないことを考察する。 | |
| 12 | 第12回 | 災害とメディア(2) | 震災時に、どのような報道がされたのか、どのような情報が拡散されたのかを検証する。また、福島第一原発事故報道を検証し、情報の価値判断の主体について考える。 | |
| 13 | 第13回 | 地域メディア(1) | 「地域性」要件を含む放送政策と法制度, NHKと民放の二元体制について理解する。マスメディア集中排除原則とその緩和政策の経緯をたどりながら地方局の現状を知る。 | |
| 14 | 第14回 | 地域メディア(2) | 地上波民放のネットワーク形成について理解する。東京キー局と地方局の関係性について触れながら地域情報流通機能について検討する。 | |
| 15 | 第15回 | 地域メディアの新たな潮流 | デジタルパラダイムシフトで地域メディアが危機に瀕する中、地域ニュースの空白を埋めるため、米国で台頭する非営利メディアについて知識を得る。 |