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授業情報/Class Information

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基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
美術研究Ⅳ(2021年度以前入学生)/Studies in Visual Arts Ⅳ
授業コード
/Class Code
B504313001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水2(後期)/WED2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
水谷 勇/MIZUTANI ISAMU
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
水谷 勇/MIZUTANI ISAMU 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面による講義(前半)と演習(後半)
授業の目的
/Class Purpose
 絵画および浮世絵に描写された子どもや人物の描かれ方の変遷を通して、描画技法の進化とともに、人間観や子ども観が変わってきたことを読み取ることを通して、美術研究、人間形成研究の深化を図る。
 この授業は2021年度以前入学生の美術研究であるが、人間形成研究Ⅳとして履修する学生もいるため、美術研究と人間形成研究の境界領域(複合領域)を取り扱う。このため、人間形成に関わる諸問題についての探求に向けて明確な方法論と実践的手法についての理解と習得も企図する。とりわけ、カウンセリングと教育指導に関する理論的な整理と実践的力量の端緒を形成していくことを今ひとつの目的としています。こうして学部DP1「複数の分野の基礎知識を教養として身につけている」DP2「人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている」DP4「獲得した知識と体験と技能を活用して、自らが設定した課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導くことができる」DP5「相手の意見を正確に理解し、自分の考えや意見を口頭や文章で的確に表現できる」DP7「多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できる」DP8「人文学の知見にもとづき、知的好奇心をもって、自立的に深く学修できる」の達成に貢献・関与する授業である。
 前半は、講師の研究成果に基づいて事例紹介するとともに、観察の視点提供、人間形成の諸概念の解説・技法の伝授をおこなうが、後半は、受講生が課題を見つけてきてプレゼンし、条項正みんなでその正当性、妥当性を検証するという、ゼミ形式で進める。こうして、知識だけでなく、鑑識眼やプレゼン技法の向上を図る。
のとの関係、人との関係の中で自らの力量を高め、あるいは減退させ、その性格を形成し、また諸能力を蓄積(あるいは減退)させています。そのなかで、自分自身のこと、人間関係などに悩みながら挫折したり成長したりしています。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.上記授業の目的を理解し、講義内容を理解するとともに、その成果を最終講義に実施する試験の答案に書き上げる。
2.講義を踏まえ、かつ講義で示された研究上の留意点を踏まえて、人間形成・教育について自らテーマを決めて研究し、2000字以上のレポートにまとめ上げて、定期試験時までに提出する。
3.絵画史、人間形成史について精通し、鑑識眼を向上させる。
4.カウンセリングと教育指導のそれぞれの特徴と違いを理解する。(知識)
授業のキーワード
/Keywords
絵画、・浮世絵に見る子ども・人間の描かれ方
カウンセリング、コーチング、教育指導
危機への介入・援助とその方法
授業の進め方
/Method of Instruction
授業は前半は、講義が中心で、一部演習的な形で進めます。
事前に配付した資料に目を通してきた受講生の質問や疑問に答え、学習成果を深める形で、補足を加えながら次の課題を提示する形で授業を進めていきます(一種の反転学習)。講義はできるだけ最小限にして、演習形式で、グループ討論、その発表・交流を中心として、それに対する教員のコメントで、学習内容を深化せせるという形で進めます。後半は、学生の発表、実践的演習中心で、その都度教員による、コメント補足をしていくという形で進めます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
アクティブラーニング主体の授業となるので、得意な学生は大歓迎である。が、苦手の学生も、チャレンジしてみようという、気概と意欲さえあれば大歓迎である。一緒に成長していこう。
質問・問い合わせは、mizutani@human.kobegakuin.ac.jp まで。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業の予復習として、1週あたり1~3時間ほどの家庭学習を必要とします。とりわけ後半は演習形式で行うため、これまでの授業を振り返るとともに、文献学集をとおして充実した発表となるよう,しっかり準備して臨んでください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回の講義の後にミニレポート(学びの記録)提出。講義終了時までに、最終レポート提出(上記目標参照)。提出された課題に対しては、次回の授業で、適宜フィードバックして、双方向コミュニケーションを図ります。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
ミニレポート(14%),、大レポート(43%)、14回講義時に行う自由記述(授業のまとめを各自が行う)の筆記試験(43%)。
毎回の小レポートの提出が3分の2にあたる合計10未満の場合、評価なしになります。
レポートは、講義を踏まえて、各自でどれだけ学習して深めたかを評価の尺度とします。しっかり、講義資料を読み込むとともに、図書館利用や文献読破による事前・事後の深め学習に精励してください。
テキスト
/Required Texts
なし
毎回講義時にレジメ・資料を配付する。
参考図書
/Reference Books
小林忠 監修 『母子絵百景』河出書房新社
フィリップ・アリエス 杉山光信・杉山恵美子(訳)『<子供>の誕生』みすず書房
竹内常一著作集第1巻 青木書店
中内敏夫著作集第1巻 藤原書店
岩崎久志『対人援助に活かすカウンセリング』晃洋書房 ほか
講義中に適宜紹介する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1オリエンテーション 講義のガイダンス 授業は講義科目であるが、演習形式で、美術研究・教育指導に関する実践的力量形成を目指しています。
本講義の特徴・概要を解説するとともに、人間形成についての諸問題を教員と受講生同士でともに、確認します。
2 美術研究その1 美術研究としての絵画に現れた子ども・人間の変化 絵画や浮世絵に描かれた子どもや人間をつぶさに観察することで当時の人びとの暮らしぶりや人間観子ども観がわかることを事例を示しながら解説する。また、教育的指導について、様々な場面における事例などを挙げながら検討し、探求と実践のための基本的なフレームワークの形成をめざす。
3 人間形成研究その1 教育的指導とは何か、教育・指導・養生・ケアなど基本用語の探求 人間形成の技と種類について分類し、それぞれの基本用語を確認・整理する。
4 美術研究その2 美術研究としての絵画に現れた子ども・人間の変化 第2講で取り上げたとは異なる題材を用いて、描画技法の深化や人間観・子ども観の変化を絵画から読み解いていく。
5 人間形成研究その2 生活指導論の系譜 生活指導実践および概念の変遷について、アメリカと日本それぞれについて解説する。19世紀末から第二次世界大戦まで、第二次世界大戦後の理論的発展・深化、実践的な広がり・多様化について解説する。
6 美術研究その3 美術研究としての絵画に現れた子ども・人間の変化 第2講第4講で取り上げたものとは異なる題材を用いて、描画技法の深化や人間観・子ども観の変化を絵画から読み解いていく。
7 人間形成研究その3 カウンセリングとガイダンスと教育指導 カウンセリングの特徴、諸流派について学び、理解する。学校教育場面におけるカウンセリング、およびそれの教育指導との関連についてビデオ視聴を踏まえ、理解し、修得する。
8 ビデオ学習 現代学校教育の問題点②(いじめ、不登校) ビデオ視聴と講師による先行研究のまとめの理解をとおして、いじめ、不登校、引きこもり、といった子ども・青年の内面の問題に関わる生活指導・援助上の問題について探求する。
9 さらなる深化1 乳幼児の発達的特徴と保育・教育的働きかけの課題 家庭教育・幼児教育の課題について、乳幼児の発達に対する深い理解の形成をする(ビデオ視聴を含む)とともに、それに基づく教育指導・保育の課題、留意点について考察する。
10 さらなる深化2 おとなになることのむつかしさ、高齢社会における人生設計と教育 現代における大人になることの難しさを歴史的(文明論的)、社会学的に考察して明らかにするとともに、その負(-)の要素と正(+)の要素を腑分けし、マイナスをプラスに変える術を探求する。併せて、今日における成人教育、高齢者教育の課題を探求する。
また、「バカは死ななきゃ直らない」のか、「悪人は社会から抹殺・隔離するしかない」のか、昨今のマスコミ論調に隠されたきわめて人間的ではあるが、非人道的であるばかりでなく、非教育的でもある教育・少年司法をめぐる論調・施策について教育・人権の視点から徹底的に見直す。
11 学生発表1 補足・深化(1) これまでの学習を振り返りながら、受講生各自が興味を持ったことについて深め発表する。それへの受講生同士による質疑や講師によるコメントをとおして認識の齟齬を克服しより深い理解へと導く。
12 学生発表2 補足・深化(2) 前時に引き続き、これまでの学習を振り返りながら、受講生各自が興味を持ったことについて深め発表する。それへの受講生同士による質疑や講師によるコメントをとおして認識の齟齬を克服しより深い理解へと導く。
13 学生発表3 補足・深化(3) 前時に引き続き、これまでの学習を振り返りながら、受講生各自が興味を持ったことについて深め発表する。それへの受講生同士による質疑や講師によるコメントをとおして認識の齟齬を克服しより深い理解へと導く。
14 14 まとめ・総括 授業のまとめをした後、受講生が、筆記試験として授業での学びをまとめ、整理する。
15 15 総まとめ 前回実施したテストの答案を返却し、間違いや不十分点を正しながら授業のまとめ・補足を行う。あわせて、最終レポート課題を提示し、本講義全体のまとめとする。

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