シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/07/23 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
生物学概論Ⅱ/Introduction to Biology Ⅱ
授業コード
/Class Code
A005051501
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENn002
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月5(後期)/MON5(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
橘 淳治/TACHIBANA JUNJI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
橘 淳治/TACHIBANA JUNJI 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業を実施する



授業の目的
/Class Purpose
 共通教育科目(高大接続科目)は、共通教育センターカリキュラムポリシーに示す、学生がその資質や才能を活かし将来を現実のものにしていくため、従来の生産性や効率だけの評価ではなく、新しい価値の創造、社会変革の原動力となるための基盤づくりを目指すものである。
 生物学概論Ⅱは、リテラシー領域高大接続分野に属し、高校で学んできた生物から各自の学部専門基礎教育への円滑な接続と学部専門科目を学ぶ糸口をつかむと共に、基礎的な教養を涵養し学部を越えた幅広い分野の学びで、多角的に見る力と考える力を養うことが目的である。
 本授業では、高校で学習した生物基礎・生物の基本概念を基盤に、「生命とは何か」を生命を司る物質面から,生命現象の基本概念の理解ができることを目指したい。
 生物学とはとはどのようなものであろうか。科学には理論的基盤づくりとなる基礎科学と、産業、社会、医療など直接人々の生活に役立てることを目的とする応用科学がある。
 本授業では、基礎科学としての生物学について、生化学を軸として学びを求めたい。
 
到 達 目 標
/Class Objectives
(1)基礎生物学について科学的側面からの知識・理解を行い,自身の属する学部の専門科目との関連性を見いだし,視野を広げると共に今後の研究の素地とする.
(2)生命現象について,生物を構成する物質面から理解する.
(3)ヒトをはじめとする生物はDNAの正確な複製によって種の維持を行っているが、セントラルドグマにより情報はDNA→RNA→タンパク質と伝達され,その情報に基づき生体関連物質の合成や代謝,並びに生体防御が行われている。これらの関係について生化学的アプローチで学習し,理解する.
(4)高校の生物基礎,生物の既習事項を基に,生命科学を研究する態度や力を身につけ,他者に対して自らの意見を発信することができる. 
授業のキーワード
/Keywords
生命,生体関連物質,酵素,免疫,生化学とヒトとの関わり 
授業の進め方
/Method of Instruction
 基礎的知識理解のためにテキストや資料を用いた講義を行い,さらに,自身の意見をまとめて発表することを意図した最終課題の作成,授業時の課題などを課す.
 なお,理解度確認のための授業課題の結果を踏まえて,次時の授業で,授業のまとめや新たな学習課題として学生に学習結果を返す.
 授業課題は,学習者自身の授業の理解度を自己評価すると共に,次回以降の授業において学習者が苦手とする事項については復習的な内容を,また,得意とする事項については発展的な内容を授業に盛り込むという目的がある。
 普段の授業においても,授業課題を求めるので,教科書の熟読とノートはきっちりと行うこと.
 授業内容を覚えるのではなく,自身の考えを築き上げることを意識して授業を受けること. 
履修するにあたって
/Instruction to Students
 生物学概論Ⅱを理解する上で,幅広い考え方を養う必要があるため,生物学のみの知識・理解では不十分である.
 物理,化学,生物,地学などの基礎的知識は必須であるため,授業テキスト(マクマリー生物有機化学ー生化学編ー)の予習のほか,高校の教科書や図録(サイエンスビュー生物総合資料)などもよく復習しておくこと. 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
 授業テキスト(教科書:「マクマリー生物有機化学ー生化学編ー 原書8版」と「サイエンスビュー生物総合資料」)の予習をしておくこと.
 講義内容の復習,整理のために授業終了後にノートを読み直すほか,不足事項については自身で調べて加筆すること.
 講義において,興味を持った学習項目については,シラバスに示してある指定図書・参考書を見て深く調べ学習をすると共に,一般書などで幅広く学習することも重要である. 
 授業に際して,上記内容を参照して30分の予習,および授業終了後60分の復習することが必須である.
提出課題など
/Quiz,Report,etc
 授業回毎にLMS(moodle)を用いて簡単な授業課題を提出してもらいます.
 また,最終課題として論文形式のレポートを課します.
 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
 授業回ごとの授業課題20%,最終課題30%,定期試験50%の割合で,100点満点で総合的に評価する.
 特に最終課題や定期試験では思考力と表現力を重視する.そのため,自身の意見を取り入れた内容や,自身の考えを他者にうまく伝えることができるかなどを,観点別に評価基準を定めて評価する.
  
テキスト
/Required Texts
・菅原二三男 監訳(2018):マクマリー生物有機化学[生化学編] 原書8版,丸善出版,ISBN 978-4-621-30240-8,  4,900円(税別)
・長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版,ISBN 978-4-407-36315-9,  900円(税別)
※授業で2冊の教科書を使うため,授業開始までに必ず2冊共購入しておくこと。
参考図書
/Reference Books
・松本義久(2017):人体のメカニズムから学ぶ放射線生物学,メジカルビュー社,ISBN978-4-7583-1725-2,5,600円(税別)
・和田勝(2014):基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第2版,羊土社,ISBN978-4-7581-2018-0,3000円(税別)
・南雲 保 編著(2014):やさしい基礎生物学第2版,羊土社,ISBN978-4-7581-2051-7,2,900円(税別)
・野島博(2008):生命科学の基礎,東京化学同人,ISBN978-4-8079-0651-2,2400円(税別)
・武村政春ほか(2010):Primary大学テキスト これだけはおさえたい生命科学,実教出版,ISBN978-4-407-32166-1,2,100円(税別)
・紺野邦夫(1986):教養のための図説生化学,実教出版,ISBN978-4-407-02266-7,2,400円(税別)
・太田安隆(2017):ビギナーズ生物学,化学同人,ISBN978-4-7598-1937-3,2,600円(税別)
・坂本順司(2008):微生物学-地球と健康を守る-,裳華房,ISBN978-4-7853-5216-5,2,500円(税別)
・高月紘(2006):環境安全学-これからの研究教育の必須学-,丸善,ISBN4-621-07780-5,1700円(税別)
 
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス
1.生命を司る物質
授業進め方と成績評価について.
高校生物と生化学
生命現象と物質
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
2 第2回 2.アミノ酸とタンパク質 生化学
アミノ酸
ペプチド
タンパク質の構造
タンパク質の化学
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.1~41.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
3 第3回 3.酵素とビタミン 酵素による触媒作用
酵素の分類
酵素反応の阻害
酵素の調節
ビタミン,ミネラルと酵素
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.42~81.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
4 第4回 4.炭水化物 炭水化物
単糖類
二糖類
多糖類
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.82~115.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
5 第5回 5.生化学エネルギーの発生 エネルギー,生命,生化学反応
細胞の構造と機能
代謝
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P116~147.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
6 第6回 6.炭水化物の代謝 炭水化物の消化
解糖
グリコーゲン代謝
糖新生
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.148~173.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
7 第7回 7.脂質 脂質の構造
脂肪酸とそのエステル
油脂
リン脂質と糖脂質
細胞膜
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.174~203.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
8 第8回 8.脂質の代謝 脂質の消化
リポタンパク質
トリアシルグリセロール
脂肪酸の酸化と合成
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.204~227.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
9 第9回 9.タンパク質とアミノ酸 タンパク質の消化
アミノ酸の異化
尿素回路
必須アミノ酸
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.228~245.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
10 第10回 10.核酸とタンパク質の合成 DNA,染色体および遺伝子
核酸の成分と構造
DNAの複製
RNAへの転写
遺伝暗号
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.246~275.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
11 第11回 11.ゲノム科学(ゲノミクス) ヒトゲノムマップ
突然変異と多型
組換えDNA
ゲノム科学
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.276~295.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
12 第12回 12.化学メッセンジャー:ホルモン,神経伝達物質,薬物 メッセンジャー分子
ホルモンと内分泌系
ホルモンの作用
神経伝達物質とその作用
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.296~321.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
13 第13回 13.体液 体内水分と溶解物
血液
血液凝固
腎臓と尿生成
菅原二三男(2018) :マクマリー生物有機化学[生化学編]原書8版 P.322~344.
長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料
14 第14回 放射線生物学(1) 放射線・放射能の基礎
放射線防護とリスクコミュニケーション
細胞レベルでの放射線影響
個体レベルでの放射線影響
放射線影響から体を守るしくみ
LMSおよびOneDriveから配布するプリント(その1)
15 第15回 放射線生物学(2) 放射線防護と安全管理
放射線と医療・食品
まとめ
LMSおよびOneDriveから配布するプリント(その2)

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