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| 科目一覧へ戻る | 2025/07/08 現在 |
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開講科目名 /Class |
日本と世界の民族音楽/芸術演習B/Japanese and World Ethnic Music |
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授業コード /Class Code |
A003952501 |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
GENw004 |
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開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
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開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
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年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
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開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
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曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期)/WED2(SPR.) |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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主担当教員 /Main Instructor |
鈴木 麻菜美/SUZUKI MANAMI |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 鈴木 麻菜美/SUZUKI MANAMI | 共通教育センター |
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授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
多様性に満ちた世界の音楽を対象とし、同じ事象であっても視点を変えることでさまざまな価値観や知見を示してくれる「民族音楽学」は、今日のグローバル社会において国内外での活動に必要な柔軟な思考力や洞察力を養うために有用な学問と言えます。この講義ではまず「民族音楽」と聞くと浮かぶイメージやサウンド、なぜそれが「民族音楽」というのかという根本的な問題からはじめ、世界の音楽的伝統・芸能をトピックや地域ごとに取り上げていきます。さまざまな音の事例から、人びとが音楽をどのように育み、またそれらを現代社会の中でいかに伝え、変化と対峙してきたのかを検討し、理解することを目指します。そのうえで、雅楽や義太夫、民謡、歌舞伎といった日本の伝統芸能に焦点を当て、その特性を論じます。※ここでの教育内容は、共通教育センターDP(共通教育センターが掲げる学生の到達目標)の1、2、3に対応したものです。 |
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到 達 目 標 /Class Objectives |
①講義のなかで音楽や舞踊など幅広い芸能に触れ、音楽そのものに加え、世界、社会や他者への関心をもち、それらへの理解を深める教養や視点、思考力を身につけることができる。 ②受け取った情報を鵜呑みにするのではなく、その内容を吟味できるようになる。 ③関心や疑問、意見を自分自身の言葉で表現することができるようになる。 |
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授業のキーワード /Keywords |
民族音楽、民俗音楽、ポピュラー音楽、音楽と社会 |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
講義をベースとしますが、授業の中で世界の音楽を理解するための検討を受講生も行うことによって問題意識を共有し、各授業回の対象となる世界の音楽的事象を考察します。 |
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履修するにあたって /Instruction to Students |
楽譜が読める、楽器ができる、などの音楽の専門知識・技能は必要ありません |
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授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
「民族音楽」や「日本の音楽」についてより理解を深めるため、「参考図書」欄の文献の講読をおすすめします。また、音楽は地域の社会や環境と切っては切れないものですので、予習として講義で取り上げる地域の概要を頭に入れておくとより理解が深まるでしょう。加えて、授業内で取り上げた音楽、関心を持った音楽はぜひCD、DVD、Youtube動画などの視聴覚資料や、機会があればコンサートなどで、実際に視聴してみてください。音楽や舞踊などを見聴きする経験を重ねることで、文化の特徴や共通点・相違点、社会との関係などを読み解く訓練になります。 |
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提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎授業後にワークシートを提出していただきます。また、学期末には2000字程度のレポート課題を提出してもらいます。どちらも適宜フィードバックを行います。 |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業への参加、理解度・関心度と、学期末レポートの内容を総合して評価します。授業への参加、理解度・関心度は毎授業内のワークシートから評価します。また、学期末レポートを通して到達目標①~③の達成度合いを判断し、評価を行います[ワークシート70%、学期末レポート30%] |
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テキスト /Required Texts |
購入の必要はありません(講義は教員が作成した配布資料により進めます)。 |
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参考図書 /Reference Books |
■世界の民族音楽関連参考図書 『民族音楽学12の視点』徳丸吉彦・増野亜子編(音楽之友社、2016年) 『ミュージックスとの付き合い方―民族音楽学の拡がり』徳丸吉彦(放送大学叢書、2016年) 『はじめての世界音楽』柘植元一・塚田健一編(音楽之友社、1999年) 『世界音楽への招待』柘植元一(音楽之友社、1991年) 『世界音楽の時代』 ブルーノ・ネトル著、細川周平訳(勁草書房、1989) 『ワールドミュージック/世界音楽入門』 フィリップ・V・ボールマン著、柘植元一訳(音楽之友社、2006) 『事典 世界音楽の本』 徳丸吉彦・高橋悠治・北中正和・渡辺裕編(岩波書店、2007) 『世界音楽文化図鑑』 アラン・ブラックウッド著、別宮貞徳監訳(東洋書林、2001) ■日本の音楽関連参考図書 『日本音楽大事典』平野健次他編(平凡社、1989年) 『日本音楽基本用語辞典』(音楽之友社、2007年) 『日本の伝統芸能講座 音楽』小島美子監修、国立劇場企画・編集(淡交社、2008年) 『日本の伝統芸能講座 舞踊演劇』服部幸雄監修、国立劇場企画・編集(淡交社、2009年) 「文化デジタルライブラリー」日本芸術文化振興会(Webサイト) |
| No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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| 1 | 第1回 | ガイダンス:民族音楽/民族音楽学とはなにか | 授業の趣旨、全体の流れについて。および民族音楽/民族音楽学、世界音楽(ワールドミュージック)などの概念や射程、アプローチの方法について | |
| 2 | 第2回 | 楽器① | 楽器の素材・形・演奏方法・演奏の場が持つ意味、「楽器」の定義の幅広さや楽器からの情報の読み取り方について | |
| 3 | 第3回 | 楽器② | 現在まで受け継がれてきた楽器もあれば、歴史の中で消えていったり素材や形を変えてきた楽器もある。古い時代の楽器の復元やその意義、伝統楽器の現代的な変遷について | |
| 4 | 第4回 | 民族音楽楽団 | 東欧や中央アジアの民族楽器による楽団/合唱団/舞踊団、アイリッシュダンスなどを例に、「民族音楽楽団」が持つ特徴と役割について | |
| 5 | 第5回 | 楽師 | 「さすらいの楽師たち」ロマ(ジプシー)の音楽に見る工夫と特徴、「ジプシーの音楽」が周囲に与えてきた影響について | |
| 6 | 第6回 | 年中行事と音楽 | キリスト教世界の年中行事にまつわるフォークロアの音楽について | |
| 7 | 第7回 | アフリカから世界へ | アフリカに特徴的な「語る太鼓(トーキングドラム)」、欧米のポピュラー音楽にも影響を与えたリズム・歌唱方法などについて | |
| 8 | 第8回 | 「アラビアンナイト」の音楽 | 西アジア~北アフリカの楽器演奏や音楽理論から、西洋が憧れた「アラビアンナイト」の世界の音楽を探る | |
| 9 | 第9回 | 音楽で描かれる神々の世界 | ヒンドゥーの宗教歌謡や音楽舞踊劇、チベット仏教の声明や仮面劇などを例に取り、神話の世界を表現する音楽について見る | |
| 10 | 第10回 | 青銅と竹の楽器 | 東南アジアを特徴づける青銅の楽器と竹の楽器の特徴と広がりについて | |
| 11 | 第11回 | 伝播する「雅楽」 | 中国からベトナム・韓国・日本へと伝播した「雅楽」、それぞれの特徴と現在の状況を踏まえ、日本の雅楽の特徴を見ていく | |
| 12 | 第12回 | 東アジアの「コト」 | 東アジアに分布する「箏/琴」の国ごとのちがいと共通点ほか、東アジアの特徴的な楽器について | |
| 13 | 第13回 | 日本の三味線 | 長唄、歌舞伎、民謡など幅広いジャンル・地域で活躍し、庶民の生活を彩ってきた三味線の音楽について | |
| 14 | 第14回 | 西洋音楽の衝撃 | 明治維新に伴って取り入れられた西洋音楽が日本の音楽に与えたさまざまな影響を唱歌や宮城道雄の音楽から見ていく | |
| 15 | 第15回 | まとめ | 授業内容の総括 |