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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/21 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
地域実習Ⅰ 【9/11~9/15】/Community based clinical practiceⅠ
授業コード
/Class Code
B704191001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期集中/AUTUMN INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他(後期)/OTHERS(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
大瀧 誠/OTAKI MAKOTO
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 《専門分野》/*** MAJORS *** 《SPECIALIZED FIELDS》
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
大瀧 誠/OTAKI MAKOTO 作業療法学科/Occupational Therapy
授業の方法
/Class Format
9/11〜9/15:施設見学実習
臨地実習でない場合は演習を含む場合がある
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、学部DPの1主体的に学習に取り組む態度を習得し、 2、3の専門家としての知識・技能、思考・判断・表現の方法を経験・習得し,4医療・福祉現場での職種間連携やコミュニケーションなどの態度の習得を達成することを目指す。
この科目は、臨床実習地域実習Ⅰの必須科目である。作業療法士の国家資格を取得できる知識・技能を身につけるための、実践的、実用的な知識・技術を理解し習得する科目である。
介護保険、自立支援法などの制定により、医療・福祉の場面の病院・施設から地域への移行、サービス提供体制の整備、医療-福祉多職種間連携、地域間格差の減少などが進められている。しかし、病院・施設から地域サービスへの連携、地域での職種間・サービス事業所間の連携がまだ十分に整備、システム化されておらず円滑な移行が行えていない状況である。そこで、この科目では、現況・実情の情報提供を行い、理解し、地域での作業療法士の関わり方を理解した上で、当学部のDPに示す、リハビリテーションに関する広範な知識を修得するとともに、臨床現場、地域社会、企業等において、リハビリテーションサービスを必要とする対象者・生活上の困難を抱えた対象者に対応することができ、保健・医療・福祉の現場および地域社会(地域包括ケアシステム)での課題を解決し、チーム医療や総合的福祉、地域社会開発の担い手となることができる人材の育成を目的とする。
実際の医療・福祉現場を体験し、対象者の抱える問題や課題、多職種がかかわっている現況を知り、作業療法士として今後の地域における専門職として考えなければならない課題や問題点をも発見・気づくことを目的としている。実際の現場では、経験豊富な作業療法士や介護職員、社会福祉士などの専門職から説明を受け、より具体的な現況を知る機会を設けている。
この科目を担当する教員は、介護保険下の通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションでの臨床経験を持つ者が担当し、コーディネートする。実習は、実際の通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションに従事する作業療法士が担当する。 
到 達 目 標
/Class Objectives
医療・福祉における高齢者、障害者に対する社会システム(介護保険、医療保険の制度や仕組み、行政の役割など)における作業療法士や他の専門職の関わる内容を理解し、説明できる。
地域リハビリテーション・地域包括ケアシステムに関わる作業療法士以外の他職種の業務内容を理解し、連携の必要性・重要性を理解し、説明できる。
地域で生活する元気高齢者、障害をもった方(成人・高齢者・小児)、家族・隣家、住民などの存在、役割などを理解し、説明できる。
作業療法士が地域の医療・福祉(地域包括ケアシステム)にどのように関わっていくかのイメージを持つことができる。
地域の障がい者、老人保健施設においてボランティア活動に参加し、医療人・福祉人の役割を体験し、理解できる。
地域リハビリテーション(地域包括ケアシステム)における作業療法士の具体的な役割が理解し、説明できる。
現場を体験することにより、現況での問題点・課題を挙げることができる。またその解決方法の例示があげられるようになる。   
授業のキーワード
/Keywords
地域リハビリテーション(地域包括ケアシステム)
多職種間連携
コミュニケーション技能   
授業の進め方
/Method of Instruction
地域実習前には、学内でオリエンテーションを受けて実習の準備を行う。実習では、臨床実習指導者の指示・指導を受けながら作業療法対象者への作業療法の一連の流れを見学する。グループ・個人に分かれて、実際の通所リハビリテーション事業所、訪問リハビリテーション事業所などをその事業に従事している現場の作業療法士(臨床実習指導者)に随行し、見学・体験し、地域リハビリテーション(地域包括ケアシステム)での対象者の実際を感じ、その実情、将来の課題などを肌身で感じ、作業療法士の役割を理解してくる。   
履修するにあたって
/Instruction to Students
地域実習Ⅰ手引きを参照し以下の点に留意して実習を行なう。
1.地域実習Ⅰを履修するにあたり,履修条件が設定されている.履修の手引きで確認すること.2.学生は医療・施設の現場では無資格者である.したがって,常に臨床実習指導者の指導・監督のもとで行動し,決められた規則を遵守しなければならない.3.実習に出るまえに,下記の態度を涵養しておくことが必要である.①学生自らが疑問に思っていることを表現できる力②クライアントならびに関係者への挨拶ならびにコミュニケーション③指導を受けたことをまずは飲み込める柔軟性④指導を受けたことを受け入れ,自分のなかに統合し,省察していく力⑤学生自身の生活管理。
 施設見学時、グループで活動することがあるので、遅刻・欠席はできる限りしないようにすること、事前に欠席することが分かっている場合は,すぐに連絡する様に心がけ,社会的規範の順守に努める。
また、欠席した場合、実習先作業療法士(臨床実習指導者)、担当教員に報告・連絡し、課題の有無などを確認し、翌日以降の取り組み方について指示を請うこと。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
実習で見学・体験される関連科目・講義について予習を行うこと(60分程度)。
社会情勢は刻一刻と変化している。特に、超高齢社会となっていく日本にとって、地域リハビリテーション(地域包括家システム)での制度のあり方などは変化してきている。それらの情報をインターネットや新聞などのマスメディアを通じて、情報収集を行うこと。
課せられた課題に関しては、必ず自分の考えを加味して、作業療法士としての立場を理解した上で考察するようにすること。
施設見学の振り返りレポートを作成する(目安として1時間程度)。情報収集を行う(目安として30分程度)。   
提出課題など
/Quiz,Report,etc
地域実習Ⅰの手引きを参照.
施設見学の場合,学んだことや感じたことなどを記録し,毎回臨床実習指導者に提出し,理解を促進する。実習終了後に振り返りレポートを提出する。 提出課題は内容をチェックし必要に応じフィードバックを行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
実習地において4/5以上出席することが評価対象条件となる。
評定表に基づき、実習への取り組み(70%)、課題提出(30%)について総合的に判断する。詳細は地域実習Ⅰ手引きを参照。 
実習への取り組みは、積極性(積極的な発言、役割の理解と遂行力)40%、、協調的に取り組む姿勢(他者の話を聞く姿勢、合理的な反論である等)20%、実習中の態度10%を臨床実習指導者と担当教員で評定表をつけ、学科会議の中で教員の合議の上、合否を判定する。    
テキスト
/Required Texts
特に指定なし
参考図書
/Reference Books
特になし
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 学内オリエンテーション 臨床実習に向けてのオリエンテーションとして、実習の心得、準備、各施設の紹介、訪問担当教員との面談を行う。
担当教員との面談では、社会人として、医療人・福祉人、作業療法士としての実習における学生の課題を確認する。 
2 第2〜14回 通所リハビリテーション事業所、訪問リハビリテーション事業所での臨床実習 通所リハビリテーション事業所、訪問リハビリテーション事業所に出向き、各施設の臨床実習指導者の指導・監督のもと、作業療法の見学を行う。
3 第15回 セミナー 実習施設の概要やそこでの体験をまとめて発表を行う。

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