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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
専攻演習Ⅰ/Advanced Seminar Ⅰ
授業コード
/Class Code
B509221008
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
水3(前期)/WED3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
中山 文/NAKAYAMA FUMI
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈FUCULTY COMMON SUBJECTS〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中山 文/NAKAYAMA FUMI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
演習(対面授業)

特別警報又は暴風警報発令の場合、本科目は通常授業時同様に休講とします。
時間や地域など取扱いの詳細は大学HPを確認してください。

連絡は   fumi@human.kobegakuin.ac.jp
授業の目的
/Class Purpose
<主題> 「ドラマワーク」で学ぶプレゼンテーション技術ーー『リア王』から「アカシ探し」へ

この授業は、文化コース専門教育科目であり、文学・文芸専攻の学生が実践的なトレーニングにより専門的な内容を経験的に理解するための授業である。
人文学科のDPに示す、社会的な場において創造力や表現力を発揮し、自分の意見を的確に文章化し、多様な他者と共存して連携・協同を進める社会的実践能力を身に付けることを目的とする。

文学の喜びを個人的なものにとどめず、他者とつながる手段とするために演劇作品を創作する。
その題材として、シェークスピア『リア王』をリーディング上演して、若者にとっての他者である高齢者の心理を学ぶ。同時に、後期授業のテーマとなる「アタシノアカシ」の
題材探しを行う。最初の台本は、夏休みの課題とする。
表現することを通して、集団で一つのことを仕上げる達成感を味わうことを大きな目的とする。
より完成した作品にしあげるために、演劇ワークショップの指導者として外部から専門家をお招きする。

ワークショップでは身体を動かすことで集中力を高め、場の雰囲気を感じ取り、相手とのコミュニケーションのなかで、今自分はどのように行動するべきかを瞬時に見極める訓練をする。
前期は『リア王』のセリフのリーディング上演をオーバルホールで行う予定。
後期は各自の台本を作成し、マナビ‐ホールで発表会を行うので、前期はそのために
台本の理解力、表現力をつけることを目的としている。

演劇作品の制作と上演を通して、「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」の実現を目標とする。


到 達 目 標
/Class Objectives
①集団の前で、大きな声が出せるようになる。
②恥ずかしがることなく自分の意見が言え、グループワークを楽しむことができる。
③自分の分担すべき仕事に責任もって当たることができる。
④古典文学作品を深く理解することができる
⑤高齢者の心理を理解し、よい関係を築くことができる。
授業のキーワード
/Keywords
演劇ワークショップ,ドラマワーク、即興、ゲーム、上演、若者と高齢者、『リア王』
授業の進め方
/Method of Instruction

外部講師の指導方法を参考にして調整を加えつつ、以下のように行う。

①演劇ゲームを通して、思いを声に出す勇気と動き出せるからだを形成する。
②チームを作りをする。
③『リア王』を通して、高齢者と若者の付き合い方を考える
③台本の読み合わせ、合評会と修正を行う。
④各自で明石をテーマとした台本を作成する。
コロナの影響で、予定通りにいかないときは、ラインを通して随時連絡する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
なんでもよいので、生の舞台作品をみること。
大学内で行われるグリーンフェスティバルや演劇部の公演などを、ぜひ利用すること。

明石をテーマにした作品作りのために、6月の授業を1回土曜日に振り替えて、
明石文学散歩を行います。いつになるかは、新学期にお知らせします。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
舞台、映画、テレビドラマをたくさん見る。
毎週、前週に見たドラマや小説について、1分間スピーチを行う。
予習復習に2時間以上必要。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
自作の台本。
または、自分が上演で分担した具体的役割について、自分が工夫した点、努力した点、苦労した点などをA4用紙1枚以内にまとめて提出する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
成績は、毎回の受講における態度や積極性を重視。授業への参加度40%・発表30%・レポート提出30%の総合判断。
レポートは返却する。
テキスト
/Required Texts
特になし
参考図書
/Reference Books
平田 オリザ   (著) 「演劇入門」
(講談社現代新書) (日本語) 新書  – 1998/10/20

No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 自己紹介 ゲームを通してゼミの友人の名前を覚え、お互いに自己紹介をする。
2 第2回 演劇ワークショップ1 演劇ゲームを通して仲間づくりを行う①
3 第3回 演劇ワークショップ2 演劇ゲームを通して仲間づくりを行う②
4 第4回 シェークスピアに挑戦 現代もリメイクされ、上演され続ける古典作品、シェークスピア作『リア王』をDVDで観劇する。
5 第5回 『リア王』を読む
『リア王』を通して、高齢者の心理を学ぶ
6 第6回 グリーンフェスティバル参加 「初めての浪曲、おなじみの落語」で、日本の話芸を観賞し、自分の舞台に活かす。
7 第7回 「リア王」台本読み合わせ 上演台本となった『リア王』を全員で読む
8 第8 回 配役決定 各人の配役を決定する。
9 第9回 班ごと稽古 3教室で、各班ごとに稽古を行う。
10 第10回 班ごと稽古 3教室で、各班ごとに稽古を行う。台本、衣装、舞台美術、音響、照明、演出などをそれぞれ新たに決定し、稽古にはげむ。その間、講師が巡回して適宜指導を行う。

また本番上演のために、広報(ポスター、パンフレット、アンケート、SNS,ツイッターなど)業務担当者の仕事も確認する。
11 第11回 班ごと稽古 幕ごとの班に分かれて稽古
12 第12回 通し稽古 全幕通してみる
13 第13回 ゲネリハ 音楽をつけて、全幕通してリハーサルを行う
14 第14回 本番上演 司会を立て、上演、アフタートーク、講評の形式で「リア王」リーディング上演を行う。
15 第15回 振り返り 前週のビデオを見ながら、各自反省点を各自で振り返る。
アンケートを記入する。

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