シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
実践演習Ⅱ/Practical Seminar Ⅱ
授業コード
/Class Code
B509211014
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火2(後期)/TUE2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
矢嶋 巌/YAJIMA IWAO
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈FUCULTY COMMON SUBJECTS〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
矢嶋 巌/YAJIMA IWAO 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(演習)
授業の目的
/Class Purpose
 この授業では、都市や都市郊外地域において、人々を取り巻く自然環境と、農業・工業・商業活動、祭礼、地域社会といった人文的要素について、現地に関する地図、文献、統計資料の分析を通じて、歴史的経緯を踏まえて把握することで、地域の環境と社会に対する基礎的な視点と、フィールドワークの基礎を学び、「地域を見る目」を養うことで、世の中で生きていく力をつけていきます。フィールドワークやまとめ作業はグループに分かれて行います。その際、課題解決型学習(PBL)を意識して、グループ内で議論を重ねながら発表用スライドを作成し、発表にこぎ着けることを目指します。

コロナ禍がある程度収束している場合
 研究フィールドは、明石市都心部の旧宿場町と本学有瀬キャンパス周辺地域を予定しています。特に写真撮影記録を重視します。原則として研究はグループで行ないます。フィールドワークを行なったのち、フィールドワークで得られた結果を、文献や統計資料も活用してグループごとにまとめ、ゼミ内発表をするか、報告の作成を行ないます。研究結果は、対象とした地域の方々にできるだけフィードバックしていきます。明石市の稲爪神社秋祭りを見学・参加する授業時間外のフィールドワークを、10月7日(土)および8日(日)の午後から夜にかけて実施する予定ですので、必ずスケジュールを空けておいて下さい。


◎コロナ禍が十分に収束していない場合
 研究フィールドは、神戸市都心部あるいは明石市都心部と本学有瀬キャンパス周辺地域として、本格的な冬が来る前にフィールドワークを実施します。原則として研究はグループで行ないます。フィールドに関する地図や文献、統計資料を活用してグループごとにまとめ、ゼミ内発表をするか、報告の作成を行ないます。研究結果は、対象とした地域の方々にできるだけフィードバックしていきます。なお、感染拡大が深刻化している場合には、フィールドワークの代替措置を検討します。

 以上を通して、人文学部ディプロマポリシーにある、人文学の知見にもとづき、知的好奇心をもって、自立的に深く学修できる力を修得すると共に、獲得した知識と体験と技能を活用して、自らが設定した課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導く力を修得します。また、多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できるようになることが期待されます。教職課程履修者は、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できることが期待されます。
到 達 目 標
/Class Objectives
地域社会や地域環境に対する基礎的な理解力をつける。
フィールドで学ぶことの重要性を理解する。
観察、聞き取り調査、写真撮影といったフィールドワークの手法を理解する。
発表(プレゼンテーション)スライド作成のスキルを向上させる。
グループワークを活用する能力をつける。
授業のキーワード
/Keywords
授業の進め方
/Method of Instruction
研究は原則としてグループにわかれて行ない、割り当てられたテーマについて、現地でのフィールドワーク結果や地図、文献、統計の分析結果にもとづいて研究を進めます。そして、課題解決型学習(PBL)を意識して、グループ内で議論を重ねながら、撮影した写真と報告からなる発表用スライドを作成し、発表にこぎ着けます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
神戸あるいは明石へのフィールドワークは休日に実施する予定です。1ヶ月前までには伝えますので、必ず参加して下さい。コロナ禍がある程度収束している場合には、10月8日(土)、9日(日)に実施します。
フィールドワークの交通費は各自実費負担となります。カメラなどフィールドワークに必要な機材は貸与します。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
シラバスを参考にして、授業前に関係する事項について1時間程度の予習を、また、授業後には授業内容について1時間程度の復習をすることを心がけて下さい。 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
研究の発表、質疑応答とコメントシート、報告書。研究発表結果については、授業内で論評し、適宜修正作業を行ない、自力をつけることにつなげます。コメントシートは、全員分を印刷して翌週に配布し、ゼミ生どうしが意見交換する材料を提供することで、議論を促し、結果的にフィードバックとなることにつなげます。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
ゼミ内発表25%、報告25%。フィールド研究のまとめ作業におけるグループワークへの貢献度50%。毎回真剣勝負のゼミです。1回の欠席は、あなたにとっての損失になることでしょう。体調を万全にし、真にやむを得ない事情以外では欠席しないように。もちろん、無断欠席は厳禁です。
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
市野澤潤平・碇陽⼦・東賢太朗編(2021)『観光人類学のフィールドワーク―ツーリズム現場の質的調査入門―』ミネルヴァ書房
上野和彦・高橋日出男編(2009)『日本の諸地域を調べる増補版』古今書院
小泉武栄・原 芳生編(2009)『身近な環境を調べる増補版』古今書院
野間晴雄ほか編著(2017)『ジオ・パルNEO:地理学・地域調査便利帖第2版』海青社
増田研 ・椎野若菜編(2021)『現場で育むフィールドワーク教育(FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ7) 』古今書院
山納洋(2019)『歩いて読み解く地域デザイン―普通のまちの見方・活かし方―』学芸出版社
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 演習の進め方について説明します。
2 第2回 研究フィールドの把握その1 読図や文献資料などから研究フィールドの概略について把握します。
3 第3回 研究フィールドの把握その2 基本的な文献資料を読み、研究フィールドの概略について把握します。
4 第4回 フィールドワーク フィールドワークを10月7日(土)・8日(日)に稲爪神社秋祭りが行なわれている明石市大蔵地区で実施し、秋祭りを手伝うことで、参与観察を行います。ただし、コロナ禍が収束していない場合、神戸市か明石市中心部におけるフィールドワークに変更します。 
5 第5回 フィールドワーク結果のまとめその1 フィールドワーク結果のまとめ作業を行ないます。
6 第6回 フィールドワーク結果のまとめその2 フィールドワーク結果のまとめ作業を行ないます。 
7 第7回 教員個別訪問1 専攻演習を選択する際の参考にするため、2年生全員が次年度専攻演習を担当する教員から直接話を聞く機会を設ける。関心を持った教員のもとを訪問し、それぞれのゼミの内容について理解を深める。
8 第8回 教員個別訪問1 専攻演習を選択する際の参考にするため、2年生全員が次年度専攻演習を担当する教員から直接話を聞く機会を設ける。関心を持った教員のもとを訪問し、それぞれのゼミの内容について理解を深める。
9 第9回 フィールド研究結果の報告   研究結果のまとめ作業を発表します。
10 第10回 研究フィールドの把握その1   読図や文献資料などから研究フィールドの概略について把握します。
11 第11回 研究フィールドの把握その2 研究結果のまとめ作業を行ないます。  
12 第12回 フィールドワーク 授業時間中に有瀬キャンパス周辺でフィールドワークを行います。
13 第13回 フィールドワーク結果のまとめ フィールドワーク結果のまとめ作業を行ないます。 
14 第14回 フィールド研究結果の報告 フィールド研究の結果について報告を作成するとともに、ゼミを振り返り、学びの成果について意見交換します。 
15 第15回 ポートフォリオの作成 半期の授業を振り返り、ポートフォリオを作成します。

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