シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
コミュニケーション力講座(文章を書く技術)/Basic Businss Communication
授業コード
/Class Code
B204941001
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
法学部/Law
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火2(前期)/TUE2(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
新田町 義尚/NITTAMACHI YOSHINAO
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
新田町 義尚/NITTAMACHI YOSHINAO 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
講義


授業の目的
/Class Purpose
この授業は、全学のDPに掲げる、「獲得した知識や技能を社会に役立てられるようになること」「自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができる」(思考力・判断力・表現力等の能力)および法学部DPに掲げられた汎用的機能「社会における各種の問題について、その要点を把握し、必要な情報を収集・分析」することによって「説得力ある解決指針を示すことができる」ための能力育成を目的とするものです。 
 本授業は、将来に希望する進路への着実なステップを遂げるための基礎的な文章力を養うことを目的とします。前半の授業では実社会で通用する文章のコツを学びます。相手にわかりやすく的確に「伝える力」の育成を主とします。後半は実践的な就職対策として、自己分析による自己理解を基盤に置いての自己PR文の書き方、卒業後もキャリアを充実させ、業務などを速やかに遂行できる文章力を身につけるため、通信文や敬語法などビジネス国語の知識を学びます。
なお、この授業の担当者は高校国語科教員および技術者養成の専門学校講師としての実務経験のある教員であるので、この科目は将来のキャリア形成に直結するより実践的な国語基礎力育成を目指す授業内容とします。文章を書く技術に加えて敬語を適切に用いて「話す」能力、協働作業の中で意見交換を通しての対人関係から幅広くコミュニケーション力を高めることをを目指します。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.自己の資質を分析し、それを表現する方法を獲得する。(技能)
2.書いた文章を自信で推敲する能力と習慣を身につける。(態度・習慣)
3.形式の整った実用的・実践的な文章を書くことができるようになる。(技能)
授業のキーワード
/Keywords
文章表現、自己分析、実用・通信文
授業の進め方
/Method of Instruction
少人数クラスで実施します。教科書に従い、指定された課題に取り組み、各自が修正・改善し、必要に応じて提出するという形をとります。解答例作成のための協働作業を重視、グループワークを取り入れます。就職対策としての新聞記事の活用、要約練習も行います。
履修するにあたって
/Instruction to Students
就職活動、将来のキャリア形成に関わる社会常識やマナーを重視して学んでいきます。アクティブラーニングが成立するように履修者のみなさんの熱意ある参加協力を求めます。第1回目授業での事前準備「いま関心のあること」(新聞・テレビのニュースなどから紹介)「いままで自分がもっとも印象に残ったこと」(思い出・体験など紹介、かんたんな就職用の自己紹介でよい)を各100字程度書いてもらいます。下書きを予習しておく。(プレゼンテーションしてもらいます)教科書を1時間目から使用しますので必ず購入の上、持参してください。最初はトレーニング15「自己アピールをする」より実施します。ノートパソコンも持参して授業中の解答作業作成に使用ください。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
この授業では、人に「分かりやすく伝える」ための文章を書くコツを学ぶことを目指します。各課題をしっかり完成させることでその力が習得できます。予習として、教科書の課題を毎週1つ指定します。この予習は必須です。授業中に行う課題で、授業内に仕上がらなかった場合は、復習と合わせて各自の自己学習で完成させること。また、就職対策用の新聞記事切り抜きノートを各自で作成することを課します。(目安として1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回、教科書の各単元・トレーニングから課題を出します。(1)授業で実施する回の教科書の課題を予習すること。毎時間、次の授業で行う箇所を指定する。(2)授業時間中、グループで協働学習を実施。指定した課題を完成させて提出する。(提出は毎週1回dotCampusにword添付ファイルでアップする。この提出が成績評価の基礎になります)(3)新聞記事切り抜き要約ノートを作る。記事の要約文・意見文を書く。最終授業にノートを提出。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
定期試験と毎週の課題提出、授業中の作業への取り組みで評価します。定期試験60%、毎週の課題提出(予習・復習)20%、授業時間中の作業+学習姿勢20%。定期試験の評価の基礎として、毎週の課題の達成度も加味します。毎回の課題を提出しない場合は、定期試験だけを受けたとしてもその評価点から減点されます。あくまで授業出席と協働学習での課題作業が単位取得の前提条件になります。なお今後の状況の変化によっては定期試験をレポートに切り替える場合もあります。
テキスト
/Required Texts
ひつじ書房『日本語を書くトレーニング』野田尚史・森口稔 著。これを教科書として使用。毎週、1章ずつ自宅での予習作業→協働での解答例作成という流れで進めます。必ず購入して毎回の授業に持参してください。
参考図書
/Reference Books
ひつじ書房『グループワークで日本語表現力アップ』野田春美・岡村裕美ほか著。1年次「文章表現Ⅰ・Ⅱ」で用いた教科書です。昨年度履修していた人は参考図書として利用して下さい。授業計画で記した単元Bに該当する項目が含まれていますので、授業時にも紹介します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 講義の概要と進め方を説明します。教科書の使い方と学習の進め方についてのガイダンス A.教科書 トレーニング1(Aは主題と対応した教科書の章)
B.「自己表現」を高める「自己分析」について(Bは就職対策用テーマ)
2 第2回 メール・通信文の書き方 A.教科書 トレーニング2
B.履歴書の書き方の注意点を確認、作成準備。「面接での注意点」
3 第3回 商業用・実用文の特徴 A.教科書 トレーニング3
B.就職活動でのポイント。メールでの問い合わせの注意点
4 第4回 問い合わせ・メールの形式 A.教科書 トレーニング4
B.長所と短所を書き出し、それらを用いて文章を書く方法を学びます。
5 第5回 実用文・掲示・注意書きやサービス案内の文 A.教科書トレーニング5
B.テーマに即した自己PR文を書く方法を学びます。
6 第6回 お願い・依頼の文章形式 A.教科書トレーニング6
B.エントリーシートを作成します。自己分析について深めます。
7 第7回 わかりやすいマニュアルの書き方 A.教科書 トレーニング7
B.自己PRを目的とする作文の書き方を学びます。
8 第8回 場所や交通の案内・図式化 A.教科書トレーニング8
B.「生きがい」自己のやり甲斐を考えそれを表現する方法を学びます。
9 第9回 企画・提案書の書き方 A.教科書トレーニング9
B.自分自身の体験やエピソードを自己PRに結びつける方法を学びます。
10 第10回 新聞・広報の文章 A.教科書トレーニング10
B.自己PRを目的とする作文を書きます。敬語とアサーションを学びます。
11 第11回 アンケート・調査の書式 A.教科書トレーニング11
B.アンケートの形式やさまざまな調査の際の注意点
12 第12回 通信文(1)手紙の基礎 A.教科書トレーニング12
B.手紙の書き方の基本的形式とマナーを学びます。
13 第13回 通信文(2)手紙の実践 A.教科書トレーニング13 B.就職活動で使用する手紙について学びます。特に挨拶の仕方、敬語を学びます。
14 第14回 レポート・論文の書き方 A.教科書トレーニング14 
B.論理的な段落構成の方法 わかりやすく伝える文章術
15 第15回 自己PR・履歴書の書き方 A.教科書トレーニング15 
B.履歴書や応募書類の書き方。自己PR文とエントリーシート。

科目一覧へ戻る