シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
公法特別講義B(韓国の司法制度)/Special Lecture on Public Law B
授業コード
/Class Code
B204731001
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
法学部/Law
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金2(前期)/FRI2(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
崔 鍾植/CHOE JONG-SIK
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉
遠隔授業
/Remote lecture
Yes

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
崔 鍾植/CHOE JONG-SIK 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
*遠隔授業(オンデマンド授業)
**LMS dotCampusが利用できる4月21日から接続可能
***従って、1、2回目の授業資料については、受講生がdotCampusが使える日から十分時間を設けて載せますのでご心配無用です。
授業の目的
/Class Purpose
この講座は、法学部の公法特別講義の一つとして、法学部生に国際的眼目を広げるための科目である。今や東アジアが世界の中心になりつつある。この最中で日本と地理的にもっとも近い国である韓国の社会と法律制度について考察することは「他山の石」となる。韓国の社会は間違いなく世界的にもエネルギーが満ち溢れるところですが、激しい競争や変化に覆われているところでもある。その中で政治的には国民からの民主主義に対する期待や要望が噴出したり、国民の声がますます強くなっている国でもある。韓国社会の変化の原動力は果たして何なのか。韓国の社会は日本と比べて一体どのような違いがあり、その社会をコントロールしている法制度(法・裁判制度)はどのような特徴があるのか。本講義の履修性は、韓国社会文化の基礎的な理解とともに、その社会文化との関わりの中での司法制度の特徴と役割や機能をも含めて、広く日本との比較も適宜行いながら考えていくことを目的とする。
 
 
到 達 目 標
/Class Objectives
・韓国社会の伝統的思想と文化・南北問題の複雑性について理解することができる。
・韓国の司法制度(法・裁判制度)の概要について3分以内に説明することができる。
・韓国における憲法上の違憲審判制度について把握することができる。
・韓国における民事司法制度の概要や仕組みについて把握することができる。
・韓国における刑事司法制度の概要や仕組みについて把握することができる。
・韓国における少年審判制度の仕組みについて理解することができる。
・韓国の犯罪動向から見られる司法制度について把握することができる。
 
 
授業のキーワード
/Keywords
韓国の司法制度と裁判制度
授業の進め方
/Method of Instruction
1.dotCampusに講義のビデオファイルを載せる。皆さんはそれを受講しながらきちんと勉強を行ってからdotCampus上のテストに解答し提出する。
2.韓国司法関連の時事・判例を紹介する。

 
履修するにあたって
/Instruction to Students
1.この講義はすべて遠隔授業(オンデマンド)として行われる。従って、皆さんは講義ビデオの公開期間中はご都合の良い時間にいつでも何回でも閲覧ができる。
2.毎回、講義のビデオファイルをきちんと最後まで受講してから出されたテストに解答し提出しなければならない。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
当日のテーマについてあらかじめ調べて参加する。 

提出課題など
/Quiz,Report,etc
追ってお知らせする
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
1.毎回のクイズ80%、最終レポート20%。
2.本講義の受講及びテストの提出を通算3回怠った場合単位算定の対象外とする。
3.最終レポートの提出は必修(もし、提出しなかった場合は、50%として算定する)。 
テキスト
/Required Texts
・特にない。
・必要な資料はその都度ファイルとして掲載する。
参考図書
/Reference Books
「韓国法」高翔龍、信山社、2010年
「韓国社会と法」高翔龍、信山社、2012年 
「日本の文化 韓国の習俗~比較文化論~」金両基、明石書店、2003年
「“超”格差社会・韓国~あの国で今、何が起きているのか~」九鬼太郎、扶桑社新書、2010年 
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ・ウオーミングアップ
・課題提出
###*第1回目(4月14日)の授業は以下のレポートに代わります。

**新聞記事(ネット版を含む)の中で韓国関連のニュースを見つけて読んでください。政治、社会、法律、経済、文化、国際関係の記事に限定します。新聞によって観点の違いが見られるかもしれませんが、記事を鵜呑みにしたりただの紹介ではなく、よく考えたり他の資料も参考しながら、その記事から感じたこと、批判点など主にご自分の私見を中心として書いて下さい。
(1)必ず、dotCampus上にファイルとして提出して下さい。
(2)書き方:
  *その記事のタイトル(見出し)を書きます(「ooooについて」
  (oo新聞o月o日)、(ぺージ、ネット版だったらURL)。
  *次に、学部、お名前、学籍番号を必ず記入すること。
  *末尾に参考にした, 参考文献、ホームページなど出典(著者名、文献
   タイトル、出 版年度、URL)を記入してください。
  *分量は500字~1000字以内で自由
(3)対象記事は、2022年1月以降のものに限定します。
(4)必ず、(1)概要、(2)論点、(3)私見または結論のように見出しで分けながら書いて下さい。
(5)締め切り:5月末
2 第2回 韓国法の歴史的背景 ・朝鮮国時代の伝統的法の歴史的背景について考察する。
・社会変動と価値観の変化と法意識について説明する。
・フィードバック
3 第3回 法に対する認識と情緒 ・一般人の法に対する認識と情緒について考察する。
・フィードバック
4 第4回 一般人の遵法精神 ・韓国人の遵法精神を設問調査結果をもって考察する。
・フィードバック
5 第5回 法定立及び法執行機関に対する態度 ・法定立及び法執行機関に対する態度を比較考察する。
・dotCampus上のテスト問題をもって理解度をチェック
・フィードバック
6 第6回 ・韓国憲法裁判所の違憲審判(1)
・韓国憲法裁判所の概要
・憲法上の違憲審判制度の概要及びその決定について考える。
・審判例1、2の解説
・dotCampus上のテスト問題をもって理解度をチェック
・フィードバック
7 第7回 ・韓国憲法裁判所の違憲審判(2)
・時事問題について考える。
・審判例3〜7について考える。
・dotCampus上のテスト問題をもって理解度をチェック
・フィードバック
8 第8回 ・韓国憲法裁判所の違憲審判(3) ・時事問題(国民参与裁判)について考える。
・審判例8〜12について考える。
・dotCampus上のテスト問題をもって理解度をチェック
・フィードバック
9 第9回 ・韓国憲法裁判所の違憲審判(4) ・時事問題(麻薬犯罪問題)について考える。
・審判例13〜17について考察する。
・dotCampus上のテスト問題をもって理解度をチェック
・フィードバック
10 第10回 ・韓国憲法裁判所の違憲審判(5) ・時事問題(交通事故の判例)について考える。
・審判例18〜23について考察する。
・dotCampus上のテスト問題をもって理解度をチェック
・フィードバック
11 第11回 ・韓国大法院の判例(1) ・時事問題(近親婚禁止問題)について考える。
・判例1〜3のについて考察する。
・dotCampus上のテスト問題をもって理解度をチェック
・フィードバック
12 第12回 ・韓国大法院の判例(2) ・判例4〜6について考える。
・dotCampus上のテスト問題をもって理解度をチェック
・フィードバック
13 第13回 韓国の少年司法制度 ・韓国少年法の概要を考察する。
・日韓少年犯罪の比較考察を行う。
・dotCampus上のテスト問題をもって理解度をチェック
・フィードバック
14 第14回 韓国の犯罪動向(1) ・韓国の全体犯罪動向について考察する。
・フィードバック
15 第15回 韓国の犯罪動向(2) ・韓国の少年犯罪・女性犯罪の動向について考察する。
・フィードバック

科目一覧へ戻る