シラバス参照
  
| 科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 | 
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                  開講科目名 /Class  | 
                  公共政策/Public Policy | 
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                  授業コード  /Class Code  | 
                  B203502001 | 
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                  開講キャンパス /Campus  | 
                  ポートアイランド | 
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                  開講所属 /Course  | 
                  法学部/Law | 
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                  年度 /Year  | 
                  2023年度/Academic Year | 
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                  開講区分 /Semester  | 
                  後期/AUTUMN | 
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                  曜日・時限 /Day, Period  | 
                  金3(後期)/FRI3(AUT.) | 
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                  単位数 /Credits  | 
                  2.0 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                  三上 真嗣/MIKAMI MASATSUGU | 
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                  科目区分 /Course Group  | 
                  【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 | 
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                  遠隔授業 /Remote lecture  | 
                  No | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
|---|---|
| 三上 真嗣/MIKAMI MASATSUGU | 法学部/Law | 
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授業の方法                         /Class Format  | 
                      対面授業(講義) | 
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授業の目的                         /Class Purpose  | 
                      「公共政策」では、「政策」とは何か、そして政策の成功や失敗を左右する要因はどのようなものかについて、理論や事例を通じて考察することを目的とします。政策とは、端的に言えば、問題を解決するための「目標」と「手段」の組み合わせです。本講義では、一連の政策過程(政策立案→政策決定→政策実施→政策評価)に関する理論や概念の基本的な理解を進めます。講義の中盤では、政策評価に重点をあてます。政策評価は、政策の効果の有無を検証する段階であり、政策が成功している点や失敗している点を明らかにするために最も重要となります。実務においては、立案や決定、実施といった諸段階のさまざまな場面に評価が姿を現すようになりました。そのため、政策評価を理解することで政策過程全体に対する理解が進みます。さらに、講義の後半では、教員が研究をすすめている最先端事例(開発協力、科学技術、SDGsなど)をとりあげ、実際の政策がどのように進められているか、その評価はどのように行われているかを検討します。この授業を通じて、法学部のディプロマ ・ポリシーが示すように、本講義を通じて公共的事柄に関心を持ち、自ら判断する能力を身につけてほしいと思います。 | 
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到 達 目 標                         /Class Objectives  | 
                      「政策」とは何か、政策学的なものの見方とは何かについて考えることで、公共政策に関する基本的な知識を習得します。新聞記事で取り扱われるような具体的な公共政策の内容や背景を正確に理解できるようになることを目標とします。 | 
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授業のキーワード                         /Keywords  | 
                      公共政策、政策過程論、政策評価 | 
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授業の進め方                         /Method of Instruction  | 
                      講義形式で行います。 | 
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履修するにあたって                         /Instruction to Students  | 
                      事前の予習は不要ですが、高校の「政治・経済」の内容を習熟していることを求めます。また、憲法、政治学、 行政法、地方自治法、地方自治論、行政学をあわせて受講されることをおすすめします。とくに、2022年度の政治学Ⅰ・Ⅱを受講している方は、本授業と合わせて学ぶことでより理解が進むでしょう。 | 
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授業時間外に必要な学修                         /Expected Work outside of Class  | 
                      事前学習として、テキストの予習に努めてください。(2時間程度)事後学習として、授業内容の復習に努めてください。(2時間程度) | 
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提出課題など                         /Quiz,Report,etc  | 
                      授業内で適宜指示します。 | 
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成績評価方法・基準                         /Grading Method・Criteria  | 
                      小テスト・コメントシート75%(授業期間中は学習到達度を確認するための小テストか授業に関するコメント提出の機会を毎回設ける(各5点×15回)) レポート 25%(授業内容を深く理解できているかを評価する)小テストとレポートで成績判定を行います。なお、レポートを提出しなかった者は成績評価の対象としません。 | 
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テキスト                         /Required Texts  | 
                      山谷清志編『政策と行政』ミネルヴァ書房、2021年。 | 
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参考図書                         /Reference Books  | 
                      
秋吉貴雄『入門 公共政策学―社会問題を解決する「新しい知」』中公新書、2017年。 秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉『公共政策学の基礎 新版』有斐閣、2015年。 石橋章市朗・佐野亘・土山希美枝・南島和久『公共政策学』ミネルヴァ書房、2018年。 新藤宗幸『概説 日本の公共政策 第2版』東京大学出版会、2020年。 橋本圭多『公共部門における評価と統制』晃洋書房、2017年。 森田朗『新版 現代の行政 第2版』第一法規、2022年。 山谷清志『政策評価』ミネルヴァ書房、2012年。 その他、より発展的な内容に関心がある学生に向けて、授業内で適宜参考図書を紹介する。  | 
                    
| No. | 回 /Time  | 
          主題と位置付け /Subjects and position in the whole class  | 
          学習方法と内容 /Methods and contents  | 
          備考 /Notes  | 
              
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| 1 | 1 | 講義概要 | 各種資料(新聞記事・著書・論文・政府刊行物など)のアクセス方法の説明など | |
| 2 | 2 | 政策のしくみと政策過程 | 政策、公共政策学、政策過程論の概観 | |
| 3 | 3 | 公共政策の過程(1) | 政策にかかわる組織・人びと | |
| 4 | 4 | 公共政策の過程(2) | 政策形成I(問題発見) | |
| 5 | 5 | 公共政策の過程(3) | 政策形成II(政策目標と政策手段の設定) | |
| 6 | 6 | 公共政策の過程(4) | 政策決定 | |
| 7 | 7 | 公共政策の過程(5) | 政策実施 | |
| 8 | 8 | 公共政策の評価(1) | 政策評価の理論 | |
| 9 | 9 | 公共政策の評価(2) | 政策評価の手法 | |
| 10 | 10 | 公共政策の評価(3) | 国の「政策評価」と地方自治体の「行政評価」 | |
| 11 | 11 | 公共政策の事例研究(1) | 開発協力政策:日本の政策と実施体制 | |
| 12 | 12 | 公共政策の事例研究(2) | 開発協力政策:国際機関と評価 | |
| 13 | 13 | 公共政策の事例研究(3) | 科学技術政策:宇宙機関の比較 | |
| 14 | 14 | 公共政策の事例研究(4) | SDGsと科学技術外交 | |
| 15 | 15 | 講義のまとめ | 各回講義のおさらいをしつつ、望ましい政策を実施するために必要なこ とを考える  |