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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
居住福祉特論 【総リ/修士】/Welfare Housing
授業コード
/Class Code
J010461001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月6(後期)/MON6(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
糟谷 佐紀/KASUYA SAKI
科目区分
/Course Group
〈専門科目〉 (選択科目)/〈専門科目〉 (ELECTIVE)
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
糟谷 佐紀/KASUYA SAKI 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation
授業の方法
/Class Format
講義(対面授業) 
授業の目的
/Class Purpose
総合リハ学部研究科社会リハビリテーション学専攻のDP4にある「社会リハビリテーション学についての基礎的な知識・技能のもと、論理的に考察し表現できる能力」を養うことを目的とした科目である。
住宅は、人間の生活の基盤であり、広い意味で福祉を支える柱である。本講義では、現代社会にある様々な課題を、住まいの視点から議論する。
福祉分野において、あまり着目されてこなかった「住まい」は、些末な問題ではなく、社会に埋め込まれた重要かつ複雑な問題であることを認識する。
ディスカッションを行うなど、実践的教育から構成される授業科目である。
専門基礎科目に属し、専門科目である「総合福祉実践特論演習」「総合福祉実践特別研究」への導入科目として位置づけられる。
到 達 目 標
/Class Objectives
人々の生活実態を、住まいという視点から説明できるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
住宅、住宅政策、ホームレス、グループホーム、親亡き後、ひきこもり
授業の進め方
/Method of Instruction
講義の後、各回のテーマについてディスカッションを行い、理解を深めていく。
履修するにあたって
/Instruction to Students
国内外の居住に関する話題(ニュースなど)を意識してみるようにしておく。
社会的弱者の実態と課題を理解しておく。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
各回の講義で実施される内容について、予習と復習行うこと(各60分程度)。
毎回の講義分野が異なるので、講義後は、授業の内容を整理して理解するとともに、他の回で学んだ内容との関連についても整理し理解を深めること。 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
講義の後のディスカッションの内容によって、講義への理解50%、自身の考え50%で評価する。
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
必要に応じて講義内で紹介する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 居住福祉の概念 住宅が、人々の生活において、いかに重要な役割を果たしているかについて考える。現代社会にある様々な問題を「居住」という視点でみると、どのようなことがみえるか、について考える。
2 第2回 居住の貧困 安定した住宅を確保できない場合に起こる、ホームレス問題、ネットカフェ難民、脱法シェアハウス、貧困ビジネスなど住まいに関する課題を理解する。
3 第3回 高齢者の居住 高齢期に住まいに対する課題、それに対する居住支援について学ぶ。
4 第4回 障害者の居住 障害者を取り巻く居住に関する課題について考える。
5 第5回 若者・ひきこもり・シングルマザーなどの居住 非正規雇用や若年層など、自身で持家を取得できない者たちが増加している。居住の貧困についても考える。
6 第6回 災害と居住 自宅を失った被災者の生活を居住から考える。避難所や仮設住宅での生活から、自力再建、復興住宅などの恒久住宅への住まいの選択と、それに対する課題を考える。また、コロナ禍で住まいを失った人の状況、それを支援する方策についても考える。
7 第7回 居住の国際比較 スウェーデンやデンマークなど公営住宅だけでなく社会住宅を供給する国々と、日本をはじめとする市場による住宅供給を中心とする国々との違いを、福祉国家の違いから捉える。
8 第8回 コミュニティと居住 地域共生社会の実現において、コミュニティの強化は重要である。居住の場におけるコミュニティの創出のために、住宅計画、住環境によってできることについて考える。

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