常識を知り、常識を疑い、自ら考えて時代を拓く人材の育成を目指して神戸学院大学 学長備 酒 伸 彦1983年3月 高知医療学院 理学療法学科 卒業1983年4月 特定医療法人博愛会 広野高原病院理学療法士1991年4月 兵庫県立加古川病院 理学療法士 主任1994年4月 兵庫県福祉部長寿社会政策局福祉企画室但馬長寿の郷 理学療法士 主査2004年3月 神戸大学医学部保健学科理学療法学専攻博士後期課程 修了2004年4月 博士(保健学) 神戸大学2005年4月 神戸学院大学総合リハビリテーション学部助教授2007年4月 神戸学院大学総合リハビリテーション学部准教授2011年4月 神戸学院大学総合リハビリテーション学部教授(現在に至る)2021年4月 神戸学院大学総合リハビリテーション学部学部長(〜2023年3月)2023年4月 神戸学院大学 副学長(〜2025年3月)2025年4月 神戸学院大学 学長星型は、太陽光線とそのエネルギーを、また、まわりの波型は四海とその波を表しています。太陽は、そのエネルギーによって万物を生み育みます。海は波濤を越えて世界に開け、海の幸を生みます。すなわち、本学が創造性に富み、世界に羽ばたく人材を育成し、「後世に残る大学」として栄えるようにとの念願を表したものです。基調のブルーは、海・大空のイメージであるとともに、「創造力」の象徴です。また、学生自らの希望・夢の象徴として、力強くはばたく鳥(カモメ)を用いています。2007年のポートアイランドキャンパス開設にあわせ、リニューアルしました。神戸学院大学は公益財団法人大学基準協会(文部科学省から認証を受けた認証評価機関)による大学評価(認証評価)を受け「大学基準に適合している」と認定されています。学長からのメッセージコミュニケーションマーク学章の由来認証評価ProfileMessage※認証評価制度とは、学校教育法に基づき、国公私立すべての大学が教育研究等の総合的な状況について、政令で定められた期間ごとに、文部科学大臣の認証を受けた者(認証評価機関)による評価を受けるものです。2025.4〜 本学は、1966年に初代学長森茂樹の下、建学の精神「真理愛好・個性尊重」を掲げて、栄養学部のみの単科大学として創立され、半世紀余を経た現在では、神戸市内にタイプの異なる2つのキャンパス、10学部・8大学院研究科、11,000人余りの学生数を擁する神戸市内で最大規模の文理融合型私立総合大学へと発展してきました。卒業生・修了生は10万人を超え、産業界、国や自治体などの公共サービス分野、NPO・NGO、教育界などに加え、スポーツや芸能など多様な分野で活躍しています。 2022年度に、本学は将来を見据えた長期ビジョン「未来と繫がる改革ビジョン2040 −人と、地域と、世界と繋がるために」を制定し、それを具現化するための「神戸学院大学グランドミッション」を公表しております。この長期ビジョンおよびグランドミッションを支えるのは、本学の「地域と繫がる」という志です。地域の産業界、行政、地域住民の方たちとの連携事業に積極的に関わり、そこで得られたものを正課、正課外での教育プログラムに取り入れることによって、学生たちの学修成果の向上と共に、大学自体も社会的成長を遂げるべく日々努力を重ねております。 2013年度から開始した「中期行動計画」の策定・実行も、2023年度からは「第3次中期行動計画」へと進んでいます。この「第3次中期行動計画」期間中である2026年に本学は創立60周年を迎えます。その記念すべき年にはマザーキャンパスである有瀬キャンパスに「1号館」が竣工予定です。交流と賑わいのある新たな棟の完成にどうぞご期待ください。 未曽有の少子・縮小社会を前にして、我が国は今までの常識にとらわれない新たなチャレンジが求められています。その原動力になるのがまさに今学んでいる学生たちです。私たち教職員は、正課、正課外活動を通して学生と交わる度に、彼らのもつエネルギーを感じます。「私たち大人はできない理由を考えるのに対して、学生たちはできる方法を考えている」という場面に出合い、心を新たにすることも多々あります。そのような彼らが、常識を知り、常識を疑い、自ら考えて時代を拓く力をもった人材に育つために、さまざまな支援を行っていくことが本学の使命であると考えています。そのために、私たち教職員も「できる方法を考え、それを実行する」ことに邁進する所存です。今後ともご理解とご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
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