05法学部では演習(ゼミナール)を中心に、さまざまな実践的な学びを展開しています。刑法の佐藤ゼミでは、毎年12月に、犯罪事件をめぐる法律解釈についてグループごとに競い合う「刑法討論会」を開催しています。予選を勝ち上がった3学年5グループが、1つの事例問題の解決を目指して、法律の条文、判例、学説を駆使して議論を重ね、レジュメやプレゼンテーションを準備します。当日はプレゼンテーションに対して他のグループから鋭い質問が投げかけられ、議論の応酬が続きます。最後に卒業生の弁護士による講評とともに優勝グループが発表され、クライマックスを迎えます。刑事訴訟法・刑事政策の春日ゼミでは、11月はじめにポートアイランドキャンパスで開催される大学祭に合わせて、矯正展を実施しています。矯正展では、学生が矯正施設についてゼミで学んだことをパネル展示し、全国各地の矯正施設において被収容者の刑務作業で作製された製品200点ほどを展示販売します。また、矯正施設の職員の方をお招きして、刑務作業の実態などについてお話を伺いました。この他にも春日ゼミでは、法廷教室を用いた模擬裁判を実施するなど、実践的な学びを展開しています。民法分野のゼミでは、毎年11月に、民法の事例について、各ゼミから結成されたチーム対抗で立論を競い合う「法律討論会」を開催しています。2024年度の法律討論会では、小松ゼミ、笹川ゼミ、廣峰ゼミと摂南大学の城内ゼミの4チームが、中古車売買の契約解除をめぐる問題について議論を戦わせました。一般参加の学生からも積極的に質問が出るなど、討論は白熱し、立論の部では小松ゼミのチームが見事優勝を勝ち取りました。他大学との交流も法律討論会の目玉の1つとなっています。さまざまな展示販売品ゼミ生みんなで記念撮影!学生たちが力強く立論を展開!先生による講評優勝チームを表彰!OB・OGも駆け付ける!法律討論会(民法)刑法討論会矯正展・模擬裁判キミのチカ 確かな学びが 実践的な力を育てる
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