2026大学院案内
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Kobe Gakuin University Graduate School54本法人の創立は、1912 年(明治 45 年)に創設者森わさが、精神教育こそ女子教育の急務である、精神の根幹たる腹の教育、底力のある教育、真に社会に役立つ人間の教育を目標として、神戸市兵庫区に私立森裁縫女学校を創立したことにはじまります。創設者森わさは、その後自らも厳しい修行と研鑽を続けながら、確固不抜の信念のもとに日本婦人本来の美徳を身につけた女性の育成を行いました。その結果、校運は隆昌の一途をたどり、1918 年(大正7年)には私立森女学校と改め、第一次世界大戦後の社会情勢に対処し、1923 年(大正 12 年)には私立森高等女学校を併設、一層女子教育に力を入れ、1936 年(昭和 11 年)には神戸市兵庫区会下山町に新校地を求め、校舎の新築移転をなし、戦時下厳しいなかにも信念の女子教育を続けました。戦後、学制の一変により新生・神戸森高等学校・神戸森中学校と改まり学校法人への組織変更も行われ、創設者の精神を受け継いでさらに学園の充実発展に努め、戦後の女子教育に貢献し続けました。その後、大学設置の機運が高まるなかで、1951 年(昭和 26 年)に学園の施設整備の実情と、神戸市内に女子の短期大学以上の夜間教育機関がほとんどないなどの理由により、当初は家政科二部(夜間課程)の短期大学として設置を文部省(現:文部科学省)に申請し、翌 1952 年(昭和 27 年)3月認可を得て神戸森女子短期大学を開設しました。さらに、1966 年(昭和 41 年)には学園のさらなる発展のために、神戸市垂水区伊川谷町(現:神戸市西区伊川谷町)に神戸学院大学を開設しました。当初は栄養学部のみでしたが、これは日本最初の男女共学の栄養学部であり、その先見性と独自性は本学の誇りとするところです。以後、法学部、経済学部、薬学部、人文学部、経営学部、総合リハビリテーション学部、現代社会学部、グローバル・コミュニケーション学部、心理学部を開設しました。また、1974 年(昭和 49 年)には、社会および自然に関する学術の理論と応用を教授研究し、その深奥を究めて、文化の進展に寄与することを目的として、大学院法学研究科および栄養学研究科を開設しました。以後、経済学研究科、薬学研究科、食品薬品総合科学研究科、人間文化学研究科、総合リハビリテーション学研究科および心理学研究科を開設し、現在では人文、社会、自然系のバランスのとれた 10 学部8研究科を擁する総合大学に発展しています。情報化社会・国際化社会に対応することのできる優れた人間育成のために、本学では早くからコンピュータ設備を導入し、海外からの客員教授を招いての講義や語学演習など、ハード・ソフト面での教育・研究環境整備の充実に努めるとともに、公開講座やコンサートなど、地域社会に開かれた大学としてもさまざまな活動を行っています。1912 年[明治 45 年]1918 年[大正 7 年]1923 年[大正 12 年]1924 年[大正 13 年]1948 年[昭和 23 年]1952 年[昭和 27 年]1966 年[昭和 41 年]1967 年[昭和 42 年]1969 年[昭和 44 年]1972 年[昭和 47 年]1973 年[昭和 48 年]1974 年[昭和 49 年]私立森裁縫女学校創立私立森女学校と改称私立森高等女学校の設置認可私立森高等女学校を神戸市森高等女学校に改称(現在の神戸学院大学附属高等学校に発展)神戸森高等学校設置神戸森女子短期大学開設神戸学院大学設置認可栄養学部栄養学科開設(初代学長:森茂樹就任)1号館 校舎(有瀬キャンパス)竣工短期大学を神戸学院女子短期大学に改称高等学校を神戸学院女子高等学校に改称法学部法律学科開設 / 経済学部経済学科開設教養部設置 / 2号館 校舎竣工 / 第1体育館 竣工3号館 校舎竣工薬学部薬学科・生物薬学科開設 / 4号館 校舎竣工第2体育館 竣工大学院法学研究科法学専攻(修士課程)開設大学院栄養学研究科栄養学専攻(修士課程)開設■ 沿 革■ 年 譜

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