― 「高度専門能力育成の場」としての神戸学院大学大学院 ―神戸学院大学は、1966 年に、体質医学の権威であった初代学長・森茂樹博士の下、建学の精神「真理愛好・個性尊重」を掲げて、栄養学部だけの単科大学として創立されました。それから半世紀あまりが経った現在では、神戸市内の複数のキャンパスに 10 学部と8つの大学院研究科を配置し、学生数1万 1000 人あまりを擁する文理融合型の私立総合大学に発展しました。卒業生・修了生は、約9万人にのぼり、多種多様な分野で活躍されています。本学の大学院の歴史は、1974 年に法学研究科と栄養学研究科が設置されたことに始まります。その後、経済学研究科、薬学研究科、食品薬品総合科学研究科、人間文化学研究科、総合リハビリテーション学研究科が順次設置されてきました。2019 年度からは、国家資格・公認心理師の養成カリキュラムに対応する心理学研究科(修士課程・博士後期課程)が本学8番目の大学院研究科としてスタートしています。修士課程においては新たな心理専門職である公認心理師を着実に生み出すとともに、博士後期課程ではこの分野の指導的役割を果たす研究者・実務家を育成することになります。神戸学院大学の大学院は、社会科学系、人文科学系、そして医療・健康・福祉系といった多様な分野を対象とする研究科で構成されています。各研究科の修士課程は、高度専門職の育成、高度な専門的知識と思考力を有する職業人の養成をも目的としており、資格専門職、国家公務員・地方公務員、中学・高校教員、様々な業種・職種の企業人など、多様な将来の進路に対応しています。他方、博士課程・博士後期課程では、教育・研究職に必要とされる高度な専門的能力の育成、その成果としての博士論文の作成を目的としています。2022 年度からは研究科・専攻を横断する「共通科目」の開設や他研究科、他専攻の科目履修の可能性が広がるなど、学びをより充実させています。本学大学院の恵まれた修学・研究環境、さらには本学独自の給付奨学金制度なども活用して、充実した大学院生活を送っていただきたいと思います。神戸学院大学大学院は、人生のグレードアップを目指す人のための「高度専門能力育成の場」として、入学した皆さんの「志」の実現を全面的にサポートしていく所存です。1Kobe Gakuin University Graduate School学 長 備 酒 伸 彦学長からのあいさつ
元のページ ../index.html#5