2026大学院案内
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34社会リハビリテーション学専攻奥西 栄介糟谷 佐紀佐野 光彦研究テーマは、社会福祉学、地域包括支援体制である。平和と人権の観点から、社会福祉の価値を体験的に学ぶフィールド教育プログラムの開発である。フィールドは広島、沖縄である。また、行政、専門職、関係機関施設、地域住民等の協働による総合相談体制の構築、地域づくりについて、実践的に研究を進めている。研究テーマは、障害者の住宅政策や居住福祉、住環境整備である。住宅は、すべての人にとって生活の基盤となる重要因子であるにもかかわらず、個人で確保するものとされ、社会保障という認識は薄い。自身で持家を取得できない障害者の居住実態の把握から、現代の日本の住宅困窮の実態とその要因を明らかにしようと取り組んでいる。研究テーマは、「障害児・生徒と教育」、「印刷物障害学生支援」や「紛争と福祉」などである。福祉政策を障害、格差、貧困、生命倫理、発展途上国、政治、国際関係などのキーワードを通して、研究をすすめている。国外の研究フィールドは、バングラデシュをターゲットとしている。量的調査(アンケート用紙の設計、実施、集めたデータの統計的な分析)を、中心に以下の諸研究を行っています。・男女共同参画の推進に関する研究(配偶者間の家事分担の研究など)・女性の意志決定過程への参入(政治分野におけるジェンダー平等の推進)に関する研究・ボランティア活動参加の規定要因に関する研究・健康長寿と社会関係資本(社会的な結びつき)の関係性についての研究・社会的な孤立や精神的な健康度(メンタルヘルス)と社会関係資本の関係性についての研究・人口減少(若者や女性の地域からの流出)の規定要因に関する研究研究テーマは、「医療ソーシャルワーカーの現任者育成」および「災害派道福祉チームの隊員・リーダー養成」である。両テーマの共通点である、「危機的な状況に置かれている利用者に対して質の高い支援を提供」できるよう、人材育成のあり方や方法、スーパービジョン実践について研究を進めている。研究テーマは、障害者など就労困難者の労働による社会参加である。一般就労か福祉的就労の二分論を超えて、企業と非営利法人のパートナーシップ、及び、社会的企業の組織化を実践レベルで推進しながら、アクションリサーチを主たる手法として研究を進めている。研究テーマは臨床福祉学、ソーシャルワーク実践である。行動変容アプローチ・認知行動療法に基づく対人支援について、セルフ・エフィカシーの視点から研究を行っている。また、解決志向アプローチに基づく対人支援やスーパービジョンについても研究を進めている。研究テーマは、認知症高齢者の権利擁護である。地域における認知症高齢者の支援や、高齢者虐待の防止システムなどの研究を行っている。政策的には地域支援事業に注目しており、地域包括支援センターを中心とした地域包括ケアのあり方に関心を持っている。研究領域社会福祉学研究テーマは社会福祉学、特に成年後見制度である。制度の社会化を視座に、実践に根ざした研究を進めており、市民後見人の育成や後見基金の活用、制度利用促進の仕組みづくりに関心を持っている。官・専・民の協働による地域共生社会の実現に向けて、現場実践を基盤とした研究に取り組んでいる。また、質的調査を活用し、制度の有効性や課題を多角的に分析するとともに、制度改善に向けた提言を行うことを目指している。研究テーマは、地域福祉を視座としたケアマネジメント実践である。地域における多様な生活ニーズや潜在的ニーズの実態、またそれらのニーズに対するケアマネジメント実践の有効性等について関心をもっている。また、地域福祉領域に加え、社会福祉領域全般における様々な課題について量的研究をもとに検証し、根拠に基づいた議論および提言を行っていくことを目指している。塚本 利幸伊藤 隆博川本 健太郎九十九 綾子水上  然香山 芳範橋本  力Kobe Gakuin University Graduate School教 授教 授教 授教 授准教授准教授准教授准教授講 師講 師

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