2026大学院案内
22/61

Kobe Gakuin University Graduate School18人間行動論専攻井上 豊久大西 慎也川上  靖水谷  勇鹿島 基彦金  益見平光 哲朗福島 あずさ地域文化論専攻教育学、生涯教育、社会教育、特にドイツの成人教育、生活体験学習、メディア・リテラシー、学校・家庭・地域の協働等。生涯教育の概念、歴史、背景、そして、現状と課題、具体的な事例について、理解し、検討していきます。最新の教育状況を踏まえながら、今後の展開を共に考えます。教師教育学、教育方法学、教科教育学。教師の資質・能力の育成、授業論やカリキュラム論、社会科を中心に据えた地域素材を活用した実践開発の研究に取り組んでいます。近年は、セルフスタディ研究に取り組み、学校教育や教員養成の現場における教師教育に取り組んでいます。博物館学、自然史。主に西日本を中心に、昆虫類の分布と進化を研究してきました。また、昆虫をはじめとする動物と人間が共生していくための新しいあり方について考え、展覧会やシンポジウムなどを通じて問題提起しています。ジョン・デューイを中心にアメリカ教育史・思想史を研究しています。学生時代から生活指導(医療や矯正教育を含む)、大学院時代から教育目標・評価論にも興味を持って研究し、関連学会で活動しています。また、大学のあり方とその評価に関心を持って、大学評価学会立ち上げに参画してずっと理事(運営委員)をしています。海洋物理学。黒潮などの北太平洋の海洋循環について、ENSOなどの大気海洋相互作用を踏まえながら、人工衛星や現場観測データに基づいて研究を行っている。また、南西諸島域における黒潮によるサンゴ卵輸送についても研究を行っている。文化社会学、教育社会学。日本の貸間産業を中心に近現代日本文化史の変遷を研究してきました。現在は、社会的に生み出される差別の重層構造を明らかにするために、マイノリティ女性への聞き取り調査(夜間中学や識字教室で学ぶ在日女性の生活史)を中心に研究を進めています。西洋近現代哲学。フランスのベルクソンの哲学を中心に研究している。ベルクソンは、空間から離れ、実在である持続を直接把握することを求める。その哲学において、われわれの内面とともにこの宇宙全体が、いかにして持続として現れるか問うてきた。とりわけ、『物質と記憶』における外部知覚論を記憶の観点から読解することで、この現実的世界全体を時間の観点から理解しようとしている。気候学、気象学。南アジアモンスーン地域の気候、中でも降水量の季節変化・長期変動・極端現象などの地域性と、ヒマラヤ山脈周辺(ネパール、インド北東部州)のプレモンスーン季の降雨メカニズムについての研究を進めている。また近年は、神戸周辺の海陸風の挙動の解析や、古民家の室内気候に関する観測的研究、インド・アッサム州の茶農園に残る気象観測記録のデータレスキューなどにも取り組んでいる。文化人類学(人と自然の関係性/植民地経験)。沖縄とミクロネシアをフィールドに、①人と自然の関係性、②植民地経験について研究してきた。①については、沖縄の漁師町糸満で、「海(魚)を読む」知識をもとに、海との関わりとその変容について検討してきた。②については、日本統治下パラオの植民地経験を、パラオ人と沖縄出身者の目線から描き出す、歴史人類学的な研究をしている。19 世紀末~ 20 世紀初頭英語圏文化論。オカルティズム、心霊主義などのサブカルチャー運動の発生と変遷を調査し、これとハイカルチャーとの相互影響関係を分析する。またこうした相互影響関係が、非西洋世界、主に英植民地下のアジア・アフリカやそれに隣接する諸地域における近代化とどのように連動していったかを研究する。音楽の作曲を課題としています。その音楽は、今日一般にはいわゆる「現代音楽」と呼ばれるジャンルに位置づけられるものです。関連して様々な現代音楽作品やクラシック音楽作品の分析研究を行うとともに、演奏も含めた音楽の総体を、研究の対象としています。芸術を探究することは、この世の中の全ての事象を対象とし、延いてはそれらを包含した存在の本質や根源を追究することであります。東アジア文化交流史特に七世紀から八世紀を中心として、唐や古代チベット帝国、南詔国、日本などの国々がどのように影響し合っていたのかを研究しています。最近は、漢や唐から匈奴や突厥、チベット帝国に嫁いだ和蕃公主など、皇帝の娘の歴史的役割にも注目しています。語彙意味論、とくに様態・結果の相補性動詞には、どのようにするのかを表す様態動詞と、どうなるのかを表す結果動詞があり、両方を表す動詞はないとされる。さらに、どちらの動詞をどのような構文で使うのかに関して、言語によって異なる傾向が見られる。このようなことに関して、英語を、英語とは異なる表現を好むとされる日本語・フランス語などと比較しながら研究している。現代中国の文学・演劇研究。王安憶、池莉ら現代中国の女性作家が描く小説を通して、現代中国社会における女性問題を研究する。中国戯曲の一つである越劇の歴史をジェンダー史の観点から研究する。喩栄軍を主とする上海話劇の翻訳と作家研究。1972 年日中国交回復後の演劇交流についての日中演劇交流史研究。現代日本語学。特に文法。現代日本語におけるモダリティ形式や否定表現を主な研究対象としてきた。共同執筆の記述文法書『現代日本語文法』(日本語記述文法研究会編,全7巻)の成果をふまえ、現在は話しことばと書きことばにおける各形式の用いられ方の異なりや、標準的な文法からの逸脱に関心をもって研究を進めている。著書:『「の(だ)」の機能』(くろしお出版 1997)ほか。近代英米文学、批評理論、英語教育主に 19 ~ 21 世紀のイギリス文学を研究素材として、言語と自我(精神)の関係を糸口に、近代あるいは西洋文化の特徴について研究を進めている。言語が思考や思想に与える影響を考える一方で、日本における英語および英語文化の受容とその影響についても強い関心を持っている。人文地理学、地誌学。主に大阪府北摂地方、兵庫県の阪神・但馬地方、ハワイ諸島で、近代以降の都市・村落における水環境の変容について研究をしてきた。近年は、兵庫県東播磨地方、とくに明石市、加古川市、神戸市西区における環境・産業・社会のあり方とそれらの関係性、および歴史的変容について注目している。ドイツ近現代史二つの世界大戦の間に成立したヴァイマル共和国の外交政策について研究しています。特にナチズムにも結びつきうる「中欧」思想が、ヨーロッパ統合という現代にもつながる構想の中に組み込まれた側面を重視しています。他に、世界史教育を多角的に捉える作業もしています。西洋美術史。主に 17 世紀にヨーロッパで制作された絵画を研究対象とする。特に、イタリアやフランスで活動した画家たちの作品について、現地調査や一次資料(当時の財産目録など)の精査を重視しながら分析している。近年は、風景や静物などを得意とする専門画家と人物画家がひとつの作品を仕上げるという「共同制作」の研究も進めている。日本中世史中世の天皇家の構成員である、天皇・院・女院や皇子女などについて研究しています。特に鎌倉時代の皇統の変化に注目して、その変化に際し構成員達が担った役割を政治的に明らかにすることを目指しています。最近では、女性の寺社参詣にも注目し、京や鎌倉から熊野三山などへの参詣を事例に女性固有の参詣の在り方について研究を進めています。京極派を中心とする中世和歌の注釈的研究。和歌研究にはいくつかの方法がありますが、私は主に表現や言葉に関することがらを勉強しています。古典の作品は変化に乏しいように思われるかもしれません。しかし、歌人たちは新しい表現を生みだそうと様々な工夫を凝らしています。その工夫をひとつひとつ解きほぐしてゆくことが、研究の目標です。言語学、特に統語論、第一言語獲得論、バイリンガル論。英語や日本語をはじめとした言語間の文法の違いや共通点がどこから来るのか、またそれを子供がどのように効率よく獲得していくのかについて、生成文法理論、パラメター理論を基に、様々な言語の文法の比較分析や子供の発話分析・実験を通して研究している。近年は、比較構文や Tough 構文に関わるパラメターとその獲得過程における設定について考えている。三田  牧赤井 敏夫宇野 文夫大原 良通出水 孝典中山  文野田 春美長谷川 弘基矢嶋  巌北村  厚倉持 充希曽我部 愛中村 健史服部 亮祐教 授教 授教 授教 授准教授准教授准教授准教授准教授教 授教 授教 授教 授教 授教 授教 授教 授准教授准教授准教授准教授准教授人間文化学研究科 研究分野と内容

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る