2026大学院案内
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15人間文化学研究科では、次のような教育方針に沿って教育課程を編成しています。【修士課程】1.専門領域における十分な知識と技術の獲得を実現するために、各講座に専門性を高めることを目的とした講義科目と、入学時から課程修了まで一貫した演習科目を設置して、コースワークとリサーチワークの両立をめざす。2.各講座に開設される演習科目は、学生各自の専門性に直結した指導を積極的に実施し、学生の研究推進と研究成果の積極的発表を促して、独創的な修士論文に結実させる。3.現代の多様化した社会に柔軟に対応できる幅広い知識と研究技能を培う教育を実現するために、所属する講座に設置された科目に限らず、他専攻・他講座の講義科目の履修も可能とし、学際的研究にも広く対応する。4.人間と文化に関する広い学識と高度な専門的知識と技能を獲得し、地域社会と文化の発展に貢献できる人材育成をめざす。教育職に対応したプログラムでは、学校現場で指導的役割を担うことができる教員養成をめざす。人間文化学研究科では、以下の能力を身につけ、所定の課程を修了して、学位論文の審査および試験に合格した者に、修士(人間文化学)または博士(人間文化学)の学位を授与します。【修士課程】(知識・技能)1.専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえることができる。(思考・判断・表現)2.自ら発見した問題に対して、広い視野に立ち、さまざまな角度から検討を加え、その研究成果を学界および社会に還元することができる。(意欲・態度)3.将来にわたって文化と学問への関心をもちつづけ、多様な実践現場の人々と協働して、高い倫理観と専門性にもとづいた貢献を果たすことができる。Kobe Gakuin University Graduate School【博士後期課程】学生の主体性を尊重しつつ、指導教員による研究指導を軸として、各自の研究テーマに沿ったきめ細やかな研究支援を行います。入学後は、博士後期課程3年間を見通した研究計画を立てるとともに、年度ごとに研究計画と研究成果報告を提出できるように導きます。博士後期課程共通科目と研究科共通科目の履修によって、リサーチワークとコースワークを両立させます。学生の研究の進捗状況を研究科全体で確認し、指導教員以外の教員も問題関心を共有します。また、専門分野における学会発表と学術論文の作成・投稿を奨励・指導し、学位取得に向かって着実な研究が展開できるように導きます。【博士後期課程】(知識・技能)1.高度な専門知識と技能を習得し、それを実際に運用することができる。(思考・判断・表現)2.自立した研究者・教育者・専門実務家として独創的な研究を行い、それぞれの領域で先導的役割を果たすことができる。(意欲・態度)3.学界および社会において主体的に行動し、高い研究倫理を備えた研究者として活躍することができる。

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