神戸学院大学 副学長 早木 仁成フロントライン

2010年 新年のメッセージ

教育改革の第2ステージ ―教え方から学び方へ―

神戸学院大学 副学長 早木 仁成

新年おめでとうございます。
旧年中は、さまざまな場でご支援、ご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
さて、大学全入時代を迎え、日本の大学のあり方が大きく変貌しようとしています。昨年の政権交代によって教育行政に関する国の方針には不確実要素が増大しましたが、大学がグローバル化やユニバーサル化に対応するための教育システムの改革を積極的に進めていく必要があるという点については何ら変わりはありません。本学では、昨年4月に教育開発センターが発足し、全学的に教育改革を推進する場が整えられました。これまで各学部や機構がおこなってきたさまざまな取り組みをバージョンアップし、新たな改革に結びつけることを期待しています。

大学は第一義的に学生たちのための教育現場です。そういう意味で、多様な学生の能力を着実に高め、未知の潜在能力に目覚めさせ、その可能性を広げることができる場を提供することが、教育改革(FD)の中心課題でしょう。これまでのFDは授業の改善に主眼点があり、「教え方」の改革を教員に求めてきました。10年前にはフロッピーディスクと混同されていたFDという言葉は、これまでのさまざまな取り組みによって一般化し(今ではフロッピーディスクの方が死語となった)、多くの教員が「教え方」を意識するようになってきたと思います。まだまだ「教え方」の改善は必要ですが、今後はFD活動に学生を巻き込んで、「教え方」の改革から「学び方」の改革へと発想を転換していくことが重要だと考えています。そのためには、学生の意識改革につながるような仕掛けの構築が必要です。本学の教育改革は、第2ステージに入ったのです。

今後とも皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

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