人文学部は、2020年度研究推進費研究発表会を4月24日に開催しました。Zoomによるリモートでの開催となりましたが、2020年度に実施された7つの研究課題の成果発表が行われ、22人が参加しました。

昨年度、新型コロナウィルス感染拡大によって急遽遠隔となった授業や演習に関し、教育効果を高めるための方策を検討した研究が3件あり、具体的な事例等を通じ、参加者と活発な意見交換が行われました。

また、教員間の連携を通してゼミの教育効果を高める取り組みの実践報告もあり、多様な専門分野の教員が連携し、より人文学部らしい教育研究を推進するための土台となるような議論が交わされました。

さらに、個人研究を中心に、それぞれの専門に基づく研究発表も行われ、幅広い専門分野の教員が集まる人文学部において、互いの研究内容について理解を深める貴重な機会となりました。

発表者氏名とタイトル
赤井 敏夫 　本学ネット環境下での効果的なオンライン教育の構築と教育効果に関する研究
立田 慶裕　 学びのユニバーサル・デザインに基づく大学の遠隔学習システムの開発研究
矢嶋 巌　地域の記憶の継承に向けた実践的研究―神戸学院大学地域研究センター明石ハウスを拠点として―
森栗 茂一 　歴史フィールドワーク教育における、オンライングループワーク教材開発・教授方法に関する研究
上田 学 　映像制作を用いた人文学的教育に関する基盤整備
新居田 久美子 　ライフデザインノートの開発―キャリア形成科目共通テキスト作成の試み―
倉持 充希 　17世紀イタリアで風景画家と人物画家の間で行われた共同制作に関する研究