神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

日本語コースの留学生らがネット交流番組をライブ配信~学生チャレンジプロジェクト企画「GCTV まるごと!神戸学院大学 for 留学生」~

2021/09/15

キャスターのダンホアイトゥさん(左)とチョウエンジョさん
キャスターのダンホアイトゥさん(左)とチョウエンジョさん
先輩のマイヴァンタイさん(右)をインタビューするサイカジュウさん
先輩のマイヴァンタイさん(右)をインタビューするサイカジュウさん
番組配信の模様
番組配信の模様

グローバル・コミュニケーション学部日本語コースの留学生らがインターネットを通じ、各地の日本語学習者や日本語学校の先生、本学在学生らとオンラインで交流する番組を9月14日にポートアイランドキャンパスの講義室からライブ配信しました。番組名は「GCTV まるごと!神戸学院大学 for 留学生」。今回の配信は「学生チャレンジプロジェクト」に採択されて実施したもので、動画の撮影・編集・取材はすべて学生たちが担当しました。対面での交流が難しい時期にオンラインでつながる「GCTV」は今年3月に次いで2回目。午後1時半から約40分間配信され、最大125人が視聴しました。

■2年次生2人がキャスターに挑戦
ベトナム出身のダンホアイトゥさんと中国出身のチョウエンジョさんの女性2人(いずれも2年次生)がキャスターを務めました。「日本語コースの教育について」では、同コース主任の栗原由加教授がキャスターとやりとりしながらクイズを交えて説明しました。日本語の上達に必要なのは、「こ〇〇〇すること」と4文字の穴開きクイズにしました。答えは「こうどう(行動)すること」。「日本語コースの学生は3年次生前期に全員が企業などでのインターンシップに取り組みます。(積極性を発揮して)この期間で急に日本語が上手になった学生がたくさんいます」と、「行動」の具体的な内容にも触れました。

■授業で読んだ本が採用試験で取り上げられ
続いて香港出身のサイカジュウさん(2年次生)がベトナム出身のマイヴァンタイさん(4年次生)に就職活動の成功談をインタビューしたビデオを見てもらいました。残念ながら音声がうまく出ず、後で再度動画を流しました。「経営の神様」として知られ、パナソニック創業者の松下幸之助が著した「道をひらく」の感想を書くという課題が意中の企業の採用試験で出されたそうです。運よく授業でこの本を読んでいたため、苦労せず書くことができたとマイヴァンタイさんは笑顔で語りました。

■入学してからの努力のほうが大切
「視聴者からの質問コーナー」では、栗原教授が再び登壇。「私は日本語があまり上手ではありません。日本語コースに入学するのは難しいですか」との質問が届きました。栗原教授は「入学時の日本語能力はそれほど重要ではなく、入学してからの努力が大事です。卒業して日本人と一緒に仕事ができるような実践的な日本語を学びます」と答えました。

大学紹介ムービーでは、留学生がキャンパス内のおすすめスポットを紹介しました。静かな自習室や図書館のほか、キャンパス周囲の海辺も案内しました。

「GCTV」の配信は11月と12月にも実施する予定です。初めてキャスターを務めた留学生2人は「音声が途切れて焦りましたが、カメラや機器の操作の方、先生方、それにクラスメートたちが一生懸命助けてくれたので何とか無事終えることができました。とてもいい経験になりました」と話していました。