神戸学院大学

経済学部

経済学部の岡部ゼミが富山県の中学校で北方領土への関心とICT能力を高める事業に協力しました

2021/10/12

熱心に講演を聴く明峰中学生ら
熱心に講演を聴く明峰中学生ら
講演する岡部教授
講演する岡部教授
オンラインでアドバイスするゼミ生
オンラインでアドバイスするゼミ生
地元の放送局「チューリップテレビ」の取材を受ける岡部教授
地元の放送局「チューリップテレビ」の取材を受ける岡部教授

 経済学部の岡部芳彦教授とゼミ生8人が、富山県の黒部青年会議所(JC、四十物幸直理事長)が主催する「チャレンジユニバーシティ with STEAM in 黒部:北方領土を通じた人材育成事業」に協力しました。
 明治以降、富山の漁民は昆布漁で歯舞群島や色丹島を目指しました。戦後、北方領土から引き揚げてきた富山県出身者の数は1425人にのぼります。これは北海道に次いで2番目に多い数です。そうした背景もあり富山県では北方領土に関する教育も盛んです。
 2019年に岡部教授を団長とする色丹島へのビザなし訪問団に日本青年会議所次世代教育推進委員会の横山栄一郎委員長が参加したことから、今回の事業へとつながりました。
 同事業の目的は「若い世代に北方領土を身近に感じてもらう」ことと「ICT対応能力などの課題解決を通じた次世代人材育成事業」です。対象者は黒部市立明峰中学校3年生181人です。同中学生は夏休みより、北方領土問題の学習を始め、11月には、北方領土の魅力を発信するプレゼンテーションや動画を作成し、発表会を行う予定です。

■対面で教授が講演、オンラインで大学生と中学生がグループワーク
 岡部教授は同中学のホールで10月11日、「北方領土活性化計画:アニメ・オタク文化青年サミットの5年」の演題で、これまでの岡部ゼミのロシアや北方領土におけるサブカルチャー交流を中心に、北方領土問題について講演しました。その後、生徒は各教室に戻り、6人ずつ30チームに分かれ、それぞれタブレット端末を通じて、神戸からオンラインで参加した岡部ゼミ生をモデレーターとして、各班がグループワークを行いました。
 11月下旬には、岡部ゼミ生数人が同中学校を訪問し、生徒が作成したプレゼンテーションや動画を見て、意見を述べる予定です。本学教員が中学で対面授業を行うと同時に、神戸学院大学生がオンラインで生徒と交流するポスト・コロナ時代を見据えた新しい講義形態の試みです。

■「未来型の新しい教育メソッド実践の現場」に参加
 岡部教授は「オンラインとオフラインを組み合わせ、義務教育と高等教育をリンクする未来型の新しい教育メソッド実践の現場に参加でき、ゼミ生も非常に勉強になったと思います。この事業は北方領土への関心とICT能力を同時に高めるユニークな試みです」と語っています。
 経済学部3年次生の鈴木宏政さんは「今回の取り組みを聞いた時、中学生には難しい課題だと感じましたが、いざディスカッションすれば完成度や課題に取り組む姿勢に驚かざるをえませんでした。11月の発表会で生徒たちに実際に会うのが楽しみです」と感想を述べています。
 黒部市立明峰中学校ホームページの記事はこちら